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緋海書房のヤバ猫厳選推し映画マガジン

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緋海書房のヤバ猫編集長が厳選した皆さんに ぜひぜひ、観て頂きたい映画作品/推し俳優を集めました。 ヤバ猫編集長の詳しい解説入りです。
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2024年3月の記事一覧

『ディアハンター』を観て、今を生きようと思った10代

『ディアハンター』を観て、今を生きようと思った10代

 一体、どれだけの人が今の自分を消し去り、新しい人生を歩みたいと思っているのだろうか。この一文は、数年前に書いた原稿の一行目。その時は長編を執筆中で、朝3時に起床し原稿を書く。母をデイケアに送り出すための支度と、すでに成人はしているが、子どものままの息子の食事の用意。仕事を持っていたので、勤務地へ向かうための身支度をすませ、最寄りの駅に向かう。毎日が戦争のような生活だった。
 本当の戦争を体験した

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本物の役者って、本当にヤバい奴ができる人(アメリカ俳優版)

本物の役者って、本当にヤバい奴ができる人(アメリカ俳優版)

 どういう意味かって申しますと、私が独断と偏見で考える『役を演じる人』本物の役者は、めちゃくちゃヤバい役が演じられる俳優だと思っております。
 
 私は幼い頃から両親(とくに父親)の影響で、外国映画をよく観ておりました。それはテレビで放映していた作品やら、映画館で上映していた作品群。ハリウッド作品がほとんどで、あまり邦画を観た記憶はありませんで、むしろ成人になってから邦画やアジア作品を観るようにな

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本物の役者って、本当にヤバい奴ができる人(韓国人俳優版)

本物の役者って、本当にヤバい奴ができる人(韓国人俳優版)

 数十年前まで私は、エンターテインメントといったら欧米と決め込んでいた節がありました。本当に浅はかな考えで、巨大な資金源を有するとくにアメリカ映画界には日本はもとよりアジアのエンタメ業界は到底太刀打ちできないと思っていました。
 それは、山崎貴監督作品「ゴジラ-1.0」が今年のアカデミー賞視覚効果賞を受賞したことで見事にくつがえされました。山崎監督率いる白組が作り上げるVFXは莫大な経費をつぎ込ん

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本物の役者って、本当にヤバい奴ができる人(日本人俳優版)

本物の役者って、本当にヤバい奴ができる人(日本人俳優版)

 いい役者= 本物の役者かというと、そうでもないような気もします。だって、いいね♡って、思えるのは人それぞれですから。同じ作品を同じようなシチュエーションで鑑賞していても、各々好みが違うわけですしね。(あくまでも、私が考える本物の役者論でありますので)
 いい作品に恵まれて、いい役ばかり熟している役者さんは大勢おられます。でも、万人に好まれる俳優かと申しますと、一概にはそうだとは言えないと思います

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