探究学習【探究テーマ例46個】
おそらく一番ニーズがあるであろう分野ですね。(わかんないけど)
加えて、最も自分が書ける分野な気がします。乃木坂と同等かも(苦笑
前提
各校での探究の進められ方が皆目見当が付きません。
そのため、自分が確保できる時間や、興味などとしっかり照らし合わせてから決めることを強く推奨します。
前提1 興味ないことはできません。
多かれ少なかれ探究で、特に初めて行う際には、興味のある分野から選ぶのが賢明です。多くの学校で週に最低1回程度は探究の時間が確保されているかと思いますが、興味が微塵もないことに取り組むには長すぎる時間です。
前提2 なんのためにやるかを考えて。
短期的に見れば、探究に取り組む理由など学校のカリキュラムだから以外には存在しないと思います。しかし、どうせ時間は割くのです。自分のためになる研究をした方が利口ですし、なにより時間を無駄にしないで済みます。
自分が将来就きたい仕事や、興味のある分野から選んでいる人も多いです。
前提3 実はめっちゃ大事。
昨今では探究というのが非常に多方面から見られる科目になったようです。総合型選抜や指定校など大学進学の際、これに救われたという人を一定数知っています。前項の続きにはなりますが、どうせやるのです。どうせなら自分の進路の一助になってほしくないですか?と思います。
テーマの決め方
前項でも少し触れましたが、以下の3要素のいずれかを軸にすると決めやすいかと思います。
ちなみに、雑談コーナーに自分がいつか取り組んでみたいなと思っていた探究テーマ例を一部記載していますが、ここでは自分で考えたい!と思っている人のことを考えてヒントしか記載していません。
自分の興味から決める
最もオーソドックスというか、手堅い方法であると思います。日頃ふと思う「何故」から唐突に振ってきた「なんで!?」まで入口が広いです。そしてその疑問の解を見つけるまでのプロセスを探究として扱います。余力があれば、その解がどのように社会貢献できるかを考えられると◎です。関心のある社会問題から決める
僕が最も好きな方法です。個人的には一番簡単ですし、進路のことを真剣に考えている今、やっていてよかったと本当に思えています。経済格差、人口減少、超高齢化、2024年問題、2025年問題、教員不足、紛争問題、物価高騰、政治の問題、世の中は問題で溢れかえっています。これらを自分なりに研究して、その解決策を提案するという種類の探究です。これぞ探究感があってやっていて僕は楽しいですね。昔から気になっていた!から決める
1. に少し似ていますが、もっとカジュアルです。ちょっと気になるなぁ、あまり深く考えたことはないけど。のような感覚です。これも探究テーマにもってこいなことが多いです。そして、ほぼ間違えなくヌマります。もっともヌマるまでが若干大変かもしれませんが。進路から決める
これに関しては、一種の妥協策ともなり得ます。困ったらここから始めると良いと思います。例えば経済・経営系に行きたい人は、その分野で話題になっている問題を扱ったり、文学系に行きたい人は、文学と文学の比較検討をしてみたりなどです。新しい視点というわけではありませんが、これまで紹介した3つのことの切り口を変えたような感覚です。大学や進路を本気で考えている人にもおすすめです。おふざけから決める
これが意外と馬鹿にできないんです。個人が特定されかねないご時世なので具体的な内容の名言は避けますが、探究のお堅いイメージを払拭するような探究テーマも結構出るんです。そしてウケるものはほんとうにウケています。言い換えれば、ネタに走るということですね。ただし、ウケるものに一貫しているのは、なんだかんだ自分のやりたいことや、ビジョンがあって、プロセスの一環でネタに走っているということです。あくまでもツールに過ぎないのです。はなからネタに走っているものに関しては早々にどん詰まりしています。
上記の5つ(実質4つ)が今現在思いつく限りの探究テーマの決め方です。
決め方といいつつただの視点紹介になっている気もしますが…。
進め方
ここに関しては正解や正攻法が無いのであくまでも自分自身がこれまでどうやってきたかという話になります。全てに当てはまるものでもありませんし、テーマによっては過度な遠回りになることもあるので参考程度にしてください。
テーマ設定
1.1 気になる社会問題や、こーすれば良いのにと思う問題をピックアップ
1.2 その問題に対して「問題である理由」「何故解決されていないのか」「誰がその問題で損得をしているのか」を考えるリサーチ
2.1 何を知る必要があるのか、何を知りたいのかをリスト化
2.2 リサーチを開始(ここで chatGPT などの AI 原則使わない(「訳して」はアリ))
2.3 論文を軽く読んで見る(https://www.chatpdf.com/)はおすすめインタビュー
これを実施したかしていないかは根拠として非常に重いです(詳しくは後述)
3.1 どんな人のなにが必要なのかを言語化(雑にやったら相手に失礼)
3.2 必要に応じて教員に相談
3.3 インタビュー準備
3.4 インタビュー結論を検討
1から4までの整合性を確認
だれかの目を通した方が確実性は増します
ただし、変な人の目に触れるとごちゃごちゃするので要注意必要に応じて 2 からやり直す
インタビューに関して
前項にも軽く記載しましたが、インタビューを行うことのメリットは、そこに行き着くまでの手間を惜しんででもやる価値のあることです。
特に社会問題を扱う場合、数多の論文を読み込み机に向かって頭を捻り思考を凝らしても、実際に現地でその問題に取り組んでいる方々の生の声がなくてはリアリティに欠けます。
解決策を提示する場合は、リアリティが欠ける以上に、根拠薄弱と判断される可能性もあります。
インタビューをする場合、必ずしも学問の中で優れた実績がある人に聞くに行く必要があるわけではありません。その問題に対して真摯に取り組んでいる人の話ならば計り知れない価値があります。
実際私も多くの人にこれまで直接お話を伺わせていただきましたが、そこで得たイノベーションは何にも代えがたいものがありますし、自分の主張の強大な根拠となりました。
以下のアドバイスはインタビューにある程度こなれている人向けです。初手からやると事故るかもなのでそこは念頭に置いたうえでお読みください。
インタビューのアドバイス① 【発展編】
インタビューをする際、質問させていただく人に何を聞くのかは必ず決めておかなければなりません。そのうえで、僕は基本的に「この系統のことを質問しよう」程度にしか考えていません。
考えていませんというと語弊がありますが、
せっかくメールで質問状を送るのでも、イベントの質問コーナーでささっと聞かせていただくわけでもないのだから、相手の話を伺いながら自分の興味のあることを聞き出すようにしたいと思っています。
質問をすると、それが当たり前と思ってはいけませんが、質問に対する解答(結論)と共に自身のエピソードであったり理由を話してくださる方がほとんどです。そのエピソードは自分が事前に知っていることもあれば、初耳のこともあります。
もしそこで話してもらえたエピソードや理由が興味深いもので、自分の探究に被りがあるならば、そこをどんどん質問したほうが良いと僕は思います。
経験則ですが、その方がたくさんの有益な情報をいただくことが圧倒的に多いです。
せっかくお時間をいただくのであれば尚更、質問させていただいている人しか喋れないことを聞いたほうがお得です。
インタビューのアドバイス② 【やや発展編】
インタビューさせていただく人のことはよく調べましょう。
これは相手が自分の探究に明確な解答を出せるかという判断材料になるのもそうですが、それまでのキャリアや実績を見ておくことは、その人がどんな思いを持ってこれまで仕事に打ち込まれてきたかが垣間見れます。
そこでしったことは相手に「自分ここまであなたのことを調べました」と見せつけるツールにもなり得ますがそれは断じておすすめしません。
使い道は、お話を実際に伺う際、相手にどんな思いが根底にあるのかを念頭に置くことで、120% 話が頭に入ってきやすいです。
インタビューの効果を上げてくれることでしょう。
雑談コーナー
探究とは
高校に入りいきなり探究という科目が加わり、さぞ驚くことでしょう。
しかしその本質的な意味を説明してくれる人は多くないのではないかと思います。
まぁ難しいことを言っていますよね。
要は、自分の興味のあることを突き詰めるということらしいです。(絶対違う)
46個のテーマ例(自分がやってみたかったもの含む)
もし Note にどこの部分が一番読まれたかをカウントする機能があったら、ここが最も多く高校生には読まれるのではないかとすら思います。
逆に、それだけ皆探究のテーマ設定には困るんですよね。
自分とて例外ではありません。
ちなみに私は理系の探究は皆目苦手分野です。社会科学が専ら興味の範疇です。
抽象的(=重め)
⇒ 初めこそ難しいが2個目、3個目の探究を始めやすい↑から少し具体化した(=普通)
⇒ 程よく具体的なので方針は見えやすいと思う↑からもっと絞った(=簡単め)
⇒ 個人的には飽きそうだけど、やることはほぼ決まったようなも
超少子高齢化(≒ 2025年問題)の原因と解決策
社会保障制度を維持する方法
私たちは年金をもらえるのか!?
医療費の今後
労働力不足とその解決策
介護士不足とその解決策
2024年問題とその解決策(もう若干遅いかも)
限界集落について考える
経済成長の鈍化とその解決策
公共交通機関を維持するには
教育の質を維持するためには
少子高齢化を「問題」から「魅力」に変えるためには ←←←おすすめ
教育の未来を考える
現在の学校に足りていること / 不足していること
教員不足の解決策
私が思う楽しい学校とは
教育格差の是正策
待機児童問題の解決策
奨学金問題について考える
本当に良い教材とは
暗記特化型教材を考える
不登校生徒について考える
いじめ問題、何が問題? ←←←進める上では細心の注意を
環境問題の解決策 ←←←このままじゃだめ(さすがに広すぎる)
海洋プラスチックごみ問題の解決策
大気汚染問題の解決策
気候変動が及ぼす影響とその解決策
地球温暖化に歯止めをかけるには
南極の氷溶けてる問題の解決策
今の社会は生きやすい?
ジェンダー問題についての考察
障がい者にとって生きやすい社会を考える
日本の自殺率から考える若者の問題について
無縁社会の是正策
孤独死をなくすためには
現在の法制度についての探究 ←←←初めたの探究では難しいです
ネットなどでの誹謗中傷を減らすには
少年法の改正(逆送)に
増え続ける「〇〇ハラスメント」について思うこと
機会の格差
子どもの貧困問題の是正策
民族弾圧問題の解決策
紛争の解決策
国際連盟は機能しているのか
SDGsは本当に必要?
ペット問題 ←←← 幅広いから絞ってね
解決策を扱うのが絶対というわけではありませんが、個人的にはそこを提案できないと「これ調べました!」で終わりそうだなと思います。
アドバイスコーナー
地味に字数が半端な数だったのでちょっと予定外のことを書こうと思います。
探究の研究をかっこよくする方法というか、やることを強く推奨することに関して最後のちょこっと書かせてもらいます。
言葉を定義づける
例えば「46個の例」の中に書いた『少子高齢化を「問題」から「魅力」に変えるためには』という探究であれば、まず「問題」という言葉と「魅力」という言葉の両方を絶対に定義づけます。
これは「少子高齢化」のような広く知られた問題に関しても同じです。
少子高齢化という言葉を知っていても、少子高齢化にあたる条件を知っているとは限りません。研究背景を話す
記載したからといってなのではありますが、聞いている人が意外と注視してくれている分野な気がします。ポイントは、自分が扱う問題に対して「どう思っているか」ということです。自分のスタンスを表す(問題によってはそんな概念がない場合アリ)
中立を悪とは言いませんが示せる問題ならば示したほうがいいと思います。ただ「良くないと思う」や「問題だと思う」のようなことしか言えないならば言わないほうが良いです。
探究、大変だとは思いますが、結構楽しいので頑張ってみてください。
また役立ちそうなコンテンツが思い浮かべば更新します。
画像:Pixabay