最近読んだ本 #2

なんとなく読書する人になりたいと思って、週に1冊くらい図書館で本を借りて読んでいます。
読書は私の中で、すごく健全な現実逃避。嫌な現実から、抜け出して、物語の世界に入り込む時間が好きです。
それぞれの本を表しているなと、思ったところを引用します。

食材それぞれ

当たり前といえば、そうなんだけど、作り手は料理だけじゃなくて、食材にも作り手はいて、それぞれに色んな物語があるんだなと思いました。

日本各地からこの皿の上へはるばる集まってきた食材それぞれに、丹精をこめて育てた作り手があるのだ。手をかけ、慈しみ、送り出した誰かがいる。

「女神のサラダ」より

女神のサラダ (光文社文庫 た 51-2)

お弁当から分かることとは？

手作り弁当派、購入弁当派、外食派、それだけでも、その人の暮らしが見えそうと思いました。

梅星さんが何度も口にしていた台詞を、私はまた思い出す。
『毎日のお弁当には、その人の暮らしぶりが如実に表れる』

「弁当探偵 愛とマウンティングの玉子焼き」より

弁当探偵 愛とマウンティングの玉子焼き (集英社オレンジ文庫)

マンションって不思議な縁

同じ時期に、同じマンションに住むということは、それだけで、すごい縁だなと思いました。

事実は小説より奇なり。
私も、三十年近い人生でそれが納得できた。
実感できた。本当にそうだ。

「マンションフォンティーヌ」より

マンション フォンティーヌ

手作りの暖かさを感じる

おばちゃんの手作りという言葉だけで、もう美味しいと思ってしまう。

美味しい料理と心遣いでお客さんを迎えてくれる、素晴らしい店です。出てくるお客さんの顔を見れば分かりますよ。みんないい顔してました。

「食堂のおばちゃん」より

食堂のおばちゃん (ハルキ文庫)

次は何読もうかなー。