登校渋りの時、家庭学習どうしてる?
1.登校渋りは月曜日に集中
「そろそろ起きないと学校間に合わないよ!」
「・・・・。」
「登校班に間に合わなくても良いから、学校には行こう?」
「・・・・。」
月曜日の朝は、たいていこんな感じで始まる我が家。
皆様のご家庭はどんな月曜の朝をお迎えですか?
我が家の過保護のかほ男くんも、小学校四年生の二学期を迎えました。
長ーい夏休みを終え、親はほっとしたのも束の間、子どもは新学期の疲れや緊張から登校渋りが始まります。
わかる、わかるよ。
夏休みは少々寝坊しようが、宿題をサボろうが、一日ゲームやYouTubeで終わろうが、なんとかなりました。
時間に追われる生活も記憶から遠ざかり、頭の中はパラダイス!
でも、そんなパラダイスは永遠には続かないのです。
2.スムーズに学校生活に移行するには、夏休みから工夫が必要
夏休みの宿題は大物を残すべからず
読書感想文は読む本を簡単にするべし
最終週は既に新学期と考えるべし
夏休みも終盤に差し掛かると、残りの宿題の仕上げや新学期の準備に追われます。夜遅くまでかかって読書感想文を書いたり、自由研究を仕上げたり。
そもそも、夏休み終盤まで大物(読書感想文や作品、自由研究、絵日記など)を残してはいけません。
絵日記は、7月中にプールに行ったことや虫取りに出かけたことなどで書いてしまうのが得策です。
お盆におじいちゃんやおばあちゃんに会いに行った思い出などは心の中にしまっておきましょう。
読書感想文のために読む本を、格好つけて分厚い偉人伝や小難しい本を選んていませんか?
余程の読書家でもない限り、そんな難しくて読むだけで時間が掛かる本は必要ありません。
読むなら新学期が始まってから、学校の図書の時間にどうぞ。
読書感想文は、「感想を書くこと」が目標です。
自分なりの解釈や感想を自分の言葉で表現するのは、大変な労力です。
読むことにエネルギーを奪われては、肝心の書くことに割く時間もエネルギーも足りなくなってしまいます。
息子の通う小学校では課題図書が指定されていないのを良いことに、図書室で借りてきた本の中で一番薄くて絵が多い本を選びました。
その名も
「てんごくのおとうちゃん」
シュールな絵本を借りてきた息子。
主人は不服そうな顔をしていましたが、ここは簡単に読めることを優先しました。
夏休みの最終週は、既に学校が始まっているという設定で過ごしましょう。
宿題は提出しなくてはならないものは終わらせておきます。
それでも、後からやり残しや漏れが見つかります。
丸つけやまとめのテストなどは忘れがちです。
朝も学校に行くのと同じスケジュールで動きます。
実際に学校に行かなくても、アラームをセットして、朝ごはんや着替え歯磨きも終わらせましょう。
新学期のリハーサルです。
3.それでも登校渋りはやってくる
家庭学習をする必要性
そこまで工夫しても、やはり新学期が始まると登校しぶりが始まります。
始業式や短縮授業の間はなんとかなるのですが、給食が始まり午後の授業が始まると、疲れが溜まってきます。
我が家では息子が登校を渋った時、どうしても疲れている様子が見受けられる場合は、学校を休ませることがあります。
そういう時に、こちらが顔色をうかがってなだめたりすかしたりすると息子も意地になって頑として行かないことが多いからです。
しかし、そういう場合でも家庭ではいつも通り宿題やドリルをやります。
午前中はゲームやYouTubeは禁止です。デバイスにロックをかけて棚の上に隠します。
お昼ご飯もいつも通りのご飯です。特別に外食したりデリバリーしたりしません。
もしかして厳しすぎると感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、子どもは学校に行かない=勉強しなくて良い→ゲームができる→お昼ご飯も好きなものが食べられる!
と誤学習してしまう可能性があると思うのです。
特に、我が家は一人っ子でついつい甘やかしがちですし、おじいちゃんやおばあちゃんも孫には甘い。
私も在宅なので、面倒なことはまぁいいか・・・となりがちです。
家庭は子供だけの場所ではない 家族のルールがある
家庭は心の安全地帯であると同時に、家族のルールを守る場所でもあります。
子供のご機嫌ばかりうかがっていては、子どもは小さい王様になってしまいます。
子供も小学生になれば家族の都合や大人の事情もある程度理解できます。
親が子供の都合ばかり優先させると、子供はそういうものだと勘違いしてしまうと思います。
これは、過保護になりがちな自分にストップをかけるための持論でもあります。
子供が社会に出た時に、社会のルールの中で自分の気持ちにどう折り合いをつけていくか、今のうちに肌感覚として学んで欲しいのです。
子供の個性はいろいろですし、登校を渋る理由も様々です。家庭学習をさせたくても頑としてやらない子もいるかもしれません。
心や体になんらかの問題があって、家庭学習どころではない場合もあるかもしれません。
一概に「こうあるべき」という理想論を述べることは出来ないのですが、我が家の場合の登校渋りの日の過ごし方、親の考え方についてシェアさせていただきました。
「そうじゃない、こうでしょ。」
「うちの場合はこうしてます。」
など、様々なご意見もあるかもしれませんが、一例としてお読みいただけると幸いです。
もし、皆様のご家庭での過ごし方で、参考にさせていただけることがございましたら、コメントお待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。