相対評価ではなく絶対評価!
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
今、いろんな本を並行で読んでいて、その一冊が「幸せな人は『お金』と『働く』を知っている(新井和宏)』です。その中の一節。
この考え方、なるほどなぁと思ったんです。
【打率】打席数と安打数の2つの関係で、上がったり、下がったりする。
【安打数】絶対的で、減ることはない。一本ずつ、積み重ねることができる。
イチロー選手の考えでは、相対的なものさしで一喜一憂するのではなく、絶対的なものさしで、1本ずつ積み重ね、達成感をもったほうが精神的にも安定してプレーできるということのようです。
子どもたちの指導も絶対評価で!
最近の自分の反省です。
最近、特定の子の手遊びやおしゃべりがすごく目につくんです。だから、ちょっときつめに注意してしまったり…。
これ、最近まであまり気にならなかったんです。なぜか?クラス全体が話を聞けない状況だったから、目立たなかったんです。それが、だんだん話を聞けるように育ってきて、聞ける人がほとんどになってきたから、一部の聞けない人が目立つようになってしまったんです。これは相対評価ですよね。
ただ、目立っている子たちも、4月の頃に比べると、依然として話が聞けなかったり、手遊びしてはいるものの、気付いて直すまでの時間は短くなっているんです。そういう部分では、本人的には成長しているんですよね。これは、絶対評価ですよね。
相対的に見れば、周りよりできていないこともあるけれど、本人の中では成長が見られる…。
どちらに目を向けるか…?
絶対評価に目を向けられるようになると、成長を評価できる。
相対評価に目を向けると、足りない部分が目立って、注意の対象になる…。
やっぱり、その子なりのできるようになったことに目を向けて、前向きな評価をできるようになりたいですね。反省です。