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相対評価ではなく絶対評価!

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

今、いろんな本を並行で読んでいて、その一冊が「幸せな人は『お金』と『働く』を知っている(新井和宏)』です。その中の一節。

 野球のメジャーリーグで活躍するイチロー選手は、打率ではなく、安打数を重視しているそうです。打率は相対評価になりますが、安打数は絶対評価です。

新井和宏. 幸せな人は「お金」と「働く」を知っている (p.123). イースト・プレス. Kindle 版.

この考え方、なるほどなぁと思ったんです。
【打率】打席数と安打数の2つの関係で、上がったり、下がったりする。

【安打数】絶対的で、減ることはない。一本ずつ、積み重ねることができる。

イチロー選手の考えでは、相対的なものさしで一喜一憂するのではなく、絶対的なものさしで、1本ずつ積み重ね、達成感をもったほうが精神的にも安定してプレーできるということのようです。

子どもたちの指導も絶対評価で!

最近の自分の反省です。

最近、特定の子の手遊びやおしゃべりがすごく目につくんです。だから、ちょっときつめに注意してしまったり…。

これ、最近まであまり気にならなかったんです。なぜか?クラス全体が話を聞けない状況だったから、目立たなかったんです。それが、だんだん話を聞けるように育ってきて、聞ける人がほとんどになってきたから、一部の聞けない人が目立つようになってしまったんです。これは相対評価ですよね。

ただ、目立っている子たちも、4月の頃に比べると、依然として話が聞けなかったり、手遊びしてはいるものの、気付いて直すまでの時間は短くなっているんです。そういう部分では、本人的には成長しているんですよね。これは、絶対評価ですよね。

相対的に見れば、周りよりできていないこともあるけれど、本人の中では成長が見られる…。

どちらに目を向けるか…?

絶対評価に目を向けられるようになると、成長を評価できる。

相対評価に目を向けると、足りない部分が目立って、注意の対象になる…。

やっぱり、その子なりのできるようになったことに目を向けて、前向きな評価をできるようになりたいですね。反省です。


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