2022年に読んだ本BEST10
こんばんは~
深夜投稿お久しぶりです!!
あと、タイトルがシンプルすぎて不安!!www
2022年は時間がたくさんあったし気持ち的にも穏やかで、ここ数年でいちばんの読書量だったなあ。
BEST10とはいったものの、優劣というより好みもかなり大きいし、順位別というわけでもない。「2022年の私」にとって、最高のタイミングで出会って刺さった本を選んだ。
漫画は読まないけど、小説もエッセイも自己啓発も読むので、全ジャンルの中で選んでみました。それぞれはサクサク書いてるつもりなので(笑)、目次から気になる本に飛んで読んでもらえたらと思います~!
小説
正欲/朝井リョウ
大好きな朝井リョウさんが作家生活10周年記念で書いた本で、来春には映画化も決定。おめでとうございます!絶対に映画館で観る!
読後感がえぐすぎる、衝撃。後半の伏線回収していくスピード感がたまらなかった。昨今流行りの「多様性」とか「マイノリティ」とかはほんの一部に過ぎないんだって、普通や当たり前を疑うことを考えさせられる。
たしかにそうだなあって、改めて言葉で突き付けられるとものすごく刺さった。朝井リョウさんの作品の中でもトップレベルで好きになった一冊。
教育/遠野遥
「改良」と「破局」で遠野遥さんの描く独特の世界観にハマって、楽しみにしていた「教育」。意味わかんないくらいディストピア(笑)。過去2作も後味の悪さが癖になるような内容だったけど、「教育」がダントツで超えてきた。胸糞悪いな~って思いながら読むのが好き(笑)。
余談だけど、インスタのストーリーに食べ物ばかり載せてる遠野遥さんが可愛いくておすすめ(笑)。そしてコメント返してくれるのも嬉しい、推しの存在が近くに感じられる瞬間。
「教育」、1冊目の「正欲」、そして迷った末にBEST10には入れられなかった「コンビニ人間」と「流浪の月」も同時期に読んでいて、今までのほほんと生きてきて疑うのことなかった「当たり前とは?」、「普通とは?」ってめちゃくちゃ考えさせられた。
匿名/柿原朋哉
YouTuberぶんけいさんとしてのイメージがある方が強いんですかね?私は動画を観たことがないので本作で初めて触れました。「匿名」のPV素敵なのでぜひぜひ~~!!
何より豪華な帯コメントが発売前から話題になってた気がするし、ミーハー心と大好きなカツセさんが推してたのがきっかけで読んだ。
「匿名」というタイトル回収に至るまでが衝撃展開すぎて、読んでて変な声出たよね(笑)。揺れ動く感情描写がとってもリアルで惹き込まれた。
私自身、SNSはリア垢以外にも複数垢持っていてこのnoteも含めて、別の「誰か」になれるのは匿名のおかげ。SNS上での「こつぽん」歴は実は7.8年くらいになるので、愛着もあるしちゃんと別人格として機能してる。
傲慢と善良/辻村深月
2019年出版当時に出会って読んでおきたかった!!初めての辻村深月さん作品。めちゃくちゃ面白くて文章も好みで、間違いなくもっと早く読むべきだったあああ!!来年は開拓する!!
語彙力がないことが悔やまれるけど、ものすごく没頭できたし余韻で反芻しまくってた。普段ミステリーを読まない分、想像がつかない展開にドキドキ。
朝井リョウさんの解説にあったように、「解像度」が高いゆえの生々しさをひしひしと感じて、「傲慢と善良」のタイトル回収が凄まじい。
自分の置かれてる立場や人間関係、心理状況でもだいぶ刺さるポイント変わりそうだし、感情移入する相手も違ってきそうだなって。また読み返したい。
赤と青とエスキース/青山美智子
「お探し物は図書室まで」で初めて青山美智子さんの本に出会った。優しい言葉と登場人物たちのやりとりに終始ほっこり。その人物たちの世界線が実は繋がってて…という私の大好きなストーリー展開。何冊か読み漁ってるときに見つけた「赤と青とエスキース」。
相変わらず、人物とストーリー全体の伏線回収が圧巻。エピローグでとあるふたりの名前の秘密が明かされた瞬間が鳥肌すぎて忘れられない。あらゆるところに散りばめられた「赤」と「青」の対比がとっても鮮やかで、タイトル回収までもが素敵。
エッセイ・自己啓発
退屈の愛し方/ぺえ
ぺえちゃんのYouTubeが大好きでそこからハマった。ありのままの飾らない様子を見せてくれてて、寄り添ってくれる感じ。しんどいときに何度も何度も救われてきた。
もうほんとに、ぺえちゃんの言葉には救われっぱなしだけど、特に刺さった好きな言葉を。
わたしたちが27歳だったころ/25人の女性たち
当時27歳無職(現在28歳無職)、ふらっと寄った本屋さんで見つけて衝動買いしたよね。もうドンピシャで求めてた!って感じ。
全部良くて全部刺さる(語彙力)。読むときのメンタルによっても寄り添ってくれる言葉は変わるかもだけど、ほんとに人生はそれぞれだなあって。「何者」かになる必要はないのかも。
素敵な目次一覧を紹介。
20代で得た知見/F
本屋さんに行く度に目について、ずっとずっと気になっててようやく買った本。もっとビジネスマインド系の本かと思ってたんだけど、全然そんなことなかった。当時27歳の私にぶっ刺さることばかりで、ずっと頷きながら読んでた(笑)。
「人生の伏線を回収」しながらこの先も生きていくことになるし、自分の選択を受け入れてちゃんと肯定していけたらいいなあ。たらればで過去のことふと後悔することもあるけど、当時の出会いや経験が今の私をつくっていて、今の私が未来に繋がってるんだから。
特に好きな部分を抜粋。
「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本/南 直哉
この本については、がっつり読書感想文noteを書いてるので、そちらからぜひ読んでもらえたら!!!ただ、もっと早く出会って読みたかったなあ。
絵本
ぼく モグラ キツネ 馬/チャーリー・マッケジー
大人になって初めて読んだ絵本かもしれない。なんなら子供の頃も絵本より活字が好きだった気がするので、物心ついた後の絵本の記憶がほぼない。
退職後に参加した読書会で知り合った人が、別の読書会に誘ってくれてそのときに紹介された本。紹介本のテーマが「子供たちに伝えたいことが詰まった一冊」。
子供たち向けにって紹介されたけど、大人にこそ読んでほしいと思う。ものすごくほっこりと優しい気持ちになれて、終始うるうるだった。自分と向き合いたいすべての人におすすめしたい。これからも大事にしたい絵本。
個人的に大好きなページを。ぼくとモグラの関係性が変わった瞬間。
最後に
うおおお~~4,000文字!!最後までお読みいただきありがとうございます!!まだまだ語り足りないことたくさんありますので、この中で読んだことある本がある方、ぜひお話しましょう~~!!
読み返してて思ったけど、小説の好みは完全に人物描写と伏線回収に委ねられてる(笑)。
更新頻度落ち気味ですが、読書垢もやってるので何卒!!!