よしえ。

小説、日記、色々書きます。 推しアプリaudiobookで耳読書とポッドキャストにハマっています。

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マガジン

  • ちょっと先のSF小説

    誰かにやってほしいビジネスアイデアを短編集です。 切実なのはガムです。ガリガリ、カリカリ、ノンカロリー。

最近の記事

ちょっと先の未来小説「ヨガスタジオ」

仕事帰りによる場所が増えた。 最近駅前にできたヨガスタジオだ。 キレイでいいよ~という同僚の誘いに乗ってお試しを受けたら 思った以上にハマってしまった。 雑居ビル3階のフロアにつくと、カードを出して部屋に入る。 オートロックで会員だけがカギを持っている、という仕組みだ。 靴を脱いで、荷物を置いた。更衣室には、新品のヨガウエアが畳んでおいてある。会員用に、選んだヨガウエアを更衣室にあらかじめ用意しておいてくれるのだ。 通常は、クリーニング済みのウエアが無料でレンタ

    • 日本にイケメンが増えた?「イケメン飼育員」のニュースから考察

      ちょっと前、朝の番組で「会って触れ合えるイケメン」みたいなタイトルで動物園の飼育員さんたちが特集されていた。そこでふと思ったのが、「なんかイケメンって増えてない?」ってことだ。 町を歩けばイケメンにぶつかる…わけはない。そもそも人の顔なんかいちいち見てない。 しかしなんとなく「イケメン」の定義が広くなったように思う。しかし実はイケメンの方が増えているのかもしれないと逆説の仮定をしてみた。 そもそも、イケメンとは何かってことを美人に置き換えて考えてみる。 美人というのは

      • 現実との照合

        ※近未来IT小説です。アプリ加工はほどほどに。 現実との照合 「この写真本物?」 「い、いやまさか!アプリだよアプリ。妄想だけならいいだろ別に。誰にも迷惑かけてないんだから」 夫から取り上げたスマホには大量の写真が保存してあった。 見たことのない女性と2人、楽しそうに旅行している写真だ。 昔の女かと思ったが、どうみても映っているのは最近の夫だ。 どう見ても観光地のツーショット写真。 そもそも、生活費が苦しいからトモ子もパートに出ているというのに。まさか浮気?しかも旅行

        • 大ヒットで困惑「〇〇メーカー」

          これは誰かにやってほしいビジネスアイデア小説です。今回は家電。ほんとに切実に、作ってほしいしゼッタイ売れると思うんです。 ↓ ↓ その町工場は大忙しだった。 発売したばかりの商品がとんでもない売れ行きをし始め、製造も電話対応もまったくなにもかも追いつかないのだ。 「やりましたねっ社長!!」 そんな言葉を何度聞いたことだろう。社長と呼ばれた男は嬉しさよりも焦りの方が強かった。注文は入っているのに、商品が足りない。多忙を極める中、社員たちが楽しそうなのが救いだ。しかし

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        • ちょっと先のSF小説
          7本

        記事

          あったらいいなこんなアプリ②    「安心タイムライン」

          後編です。 \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ エミはスマホを胸に抱えて公園に立っていた。 待ち合わせ時間を5分過ぎ、エミは歩き出した。 公園入口にある大きなモニュメントの前で立ち止まる。 そこにいる猫背でスマホを見ている一人の男性の姿を見つけ、近づいた。 「ジュン先輩?」 驚いたようにエミを見る男性。ジュン先輩だ。 エミはスマホをぐっと握りしめた。 「あのっ今日は先にっ約束があるんです。な

          あったらいいなこんなアプリ②    「安心タイムライン」

          あったらいいなこんなアプリ②「安心タイムライン」前編

          親友か初デートか。エミは迷っていた。 じつはこういうことだ。 サキとは中学からの親友で、別の高校になった今でも定期的に合って大好きなアニメショップを周り、お喋りする仲だ。そんなサキと日曜日に久しぶりに出かける約束をした。大好きなアニメのイベントもあるしゼッタイに行きたい。 約束をした翌日、エミはひとつ上のジュン先輩に「よかったら今度話したいんだけど」と突然声をかけられた。特に接点も無かったのでなぜ私ですか?と聞いても「いや学校じゃちょっと話しにくいんで」と日曜の待ち合わせ

          あったらいいなこんなアプリ②「安心タイムライン」前編

          小説の練習①葛藤

          ~こちらは息抜き、小説の練習です。小説の書き方、という本を読みながら書いています~ 本当なら、今すぐ飛びつきたい。 目の前にいる、大好きなあの人に。 だけどそれは出来ない。だって私見たの。別の人と出かけてるあの人を。誰よあの女!私というものありながら! いっそこのまま、出ていってやろうかしら。あんなに愛してくれたのはなんだったの。二人の思い出がよみがえる。 周囲が騒ぎだした。 彼が呼んでる。私を探してるんだわ。 彼の前に出て行くかどうか、迷っていると彼の方が先に私を見

          小説の練習①葛藤

          ロダン貴様っ…しかし許す。他人だから

          押しaudiobookアプリにて、 押し番組「そんない美術の時間」で聴いたロダンの回。 らちさんの歴史的背景をふまえつつの美術解説は斬新で 社会と美術を一気に学べる素晴らしい番組です。 これが月額750円の聞き放題なんてお得すぎます。 教科書でウンザリした同士よ、救いはここにあるぞと言いたい。 歴史と美術って繋がってるんですね~面白いです! https://audiobook.jp/ さて彫刻家オーギュスト・ロダンの話を聞いて、気になってwiki読んでたら番組

          ロダン貴様っ…しかし許す。他人だから

          あったらいいなこんなアプリ。「あなたのコーデでバトルします」

          「うーん」 そろそろ決めなきゃ。でもどっちがいいんだろう? ミカは鏡の前に立っていた。着ているのは一昨年買ったよれよれTシャツと、膝が伸びきったスウェットパンツ。 手元のスマホを覗き込む。 スマホの画面には、紺のワンピースを来た自分がスマホをかざしたポーズで自撮りしている。画面下には「こっちにする!」というボタンが点滅している。 ワンピースをよく見ると、袖だけがシフォン素材、しかも水玉模様になっている。 「パッと見は地味だけど、よく見ると可愛いのよね、、、でもワンピースか

          あったらいいなこんなアプリ。「あなたのコーデでバトルします」

          転職きっかけで離婚という話の理由が分かった気がするのでメモ

          結婚15年、子どもは三人。 それなりに上手くやってきたつもりだけど 夫の転職について言い争いになり 「転職したら奥さんに愛想つかされた」 という噂話の当事者になりかけ もしかして転職が理由ではないのでは?と気づいたので書き記す。 私は夫が嫌々仕事をしているのを知っているので むしろ転職は賛成だ。 というより以前から 「どんな生活がしたい?それを目指して共働きなり、引っ越しなりしようよ」という提案をしてきた。しかし彼には 「家族は俺の稼ぎで喰わせていくんだ」

          転職きっかけで離婚という話の理由が分かった気がするのでメモ

          誰かにやって欲しいビジネスアイデア④新触感!ガリガリガム

          勝手にひらめく主婦よしえの「こんなのあったら面白そう」というビジネスアイデアを掲載します。面白そうだから誰かにやってほしい。いやもうあるかもしれない。責任は取れません。では第4話です。 第4話 新触感ガリガリガム!売れすぎてメーカーは嬉しい悲鳴 2021年、これまでにないガムが発売された。 その名も「ガリガリガム」 今までの柔らかいガムと違い、噛むたびにカリッカリッという薄いせんべいを食べているような噛み心地が特徴だ。メーカーの製品開発室で偶然生まれたこのガムは、期間

          誰かにやって欲しいビジネスアイデア④新触感!ガリガリガム

          数少ない恐怖実話②・カランコロンお化け

          小学生だったと思う。2階ベッドの下で寝ていた私は下駄の音で目が覚めた。ぼんやりした頭で「そっかぁ田舎だからねえ」なんて思い、そう思った自分に違和感を感じてしっかり目が覚めてしまった。 いくら田舎だからといって下駄を履いている人なんか、みたことがない。地方出身の方ならわかると思う。車社会の地域は、あまり歩かない。移動はほぼ車。元気なおじいちゃん、おばあちゃんだってさっそうとスクーターでスーパーへ行く姿をよく見ていた。足元が下駄の老人なんて見たことがない。 「ゲゲゲの鬼太郎っ

          数少ない恐怖実話②・カランコロンお化け

          誰かにやってほしいビジネスアイデア③マイシアタースタンド

          勝手にひらめく主婦よしえの「こんなのあったら面白そう」というビジネスアイデアを掲載します。面白そうだから誰かにやってほしい。いやもうあるかもしれない。責任は取れません。では第3話です。 第3話”マイシアタースタンド” 今夜は何を観よう。ワクワクしながら会社を出る。そうだ、ポップコーン食べたいな。塩味のやつ。でも家で上手く作れるかな。検索しとこう。 つり革につかまり、片手でスマホ検索する。ハナは社会人2年目、いわゆるOLだ。今日も足はパンパンにむくんでるし、朝ばっちりセッ

          誰かにやってほしいビジネスアイデア③マイシアタースタンド

          数少ない実話体験①ドッペルゲンガーと眠る私

          学校名も変わり、もう時効だと思うので書き残す。 学校七不思議でよくあるドッペルゲンガーの噂。まさか自分が体験するとは夢にも思っていなかった。 高校生の頃、運動不足解消の為にバドミントン部に入部した。無知だった私はまさかバドミントンがあれほどハードなスポーツとは知らず、ただ「楽しそう」というイメージ一本で入った。 幸い素人部員が多く、そこそこ楽しくやっていたある日、合宿があった。 さほど実力もない部活だったからか、合宿先はなんと学校。ごはんやお風呂をどうしたかまったく覚

          数少ない実話体験①ドッペルゲンガーと眠る私

          誰かにやってほしいビジネスアイデア②”おためしキッチン”

          勝手にひらめく主婦よしえの「こんなのあったら面白そう」というビジネスアイデアを掲載します。面白そうだから誰かにやってほしい。いやもうあるかもしれない。責任は取れません。では第2話です。 第2話 おためしキッチン息子、リクが塾の日は”おためしキッチン”に9時集合が恒例になっている。エミはぎりぎりまで職場にいて、8時までにスーパーに駆け込む。今日の特売は豚肉だから、生姜焼きにしよう。二人分の生姜焼き用の豚肉、ペリエ、仕事中につまむチョコレートをかごに投げ入れ、隣接された”よりみ

          誰かにやってほしいビジネスアイデア②”おためしキッチン”

          誰かにやってほしいビジネスアイデア①ゴッドファーザー喫煙所

          勝手にひらめく主婦よしえの「こんなのあったら面白そう」というビジネスアイデアを掲載します。面白そうだから誰かにやってほしい。いやもうあるかもしれない。責任は取れません。では第一話です。 第一話 リッチな気分になれる喫煙所イタリア製の高級ソファに沈み込みながら煙を吐く。至福の瞬間だ。ソファの手元に置いた指先からすーっとタバコの煙が上がる。その一筋の煙は次第にゆったりと広がる様子を眺める。こんな風に煙草を味わえる空間が今の時代にあるなんて。 頭の重さを背もたれに任せて、上を向

          誰かにやってほしいビジネスアイデア①ゴッドファーザー喫煙所