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100億規模のソーシャルビジネスを次々と生み出す_ボーダレスで越境して働く醍醐味

30代をどう生きるか。

そんな問いを立てて、スタートアップでがむしゃらに働いていた28歳の頃。
いつかこんな会社で働きたいと思っていたボーダレス・ジャパンに入社して気づけば間も無く1年を迎えます。ボーダレスのPodcastを聴いてくださっている皆様、いつもありがとうございます。ブランドスタジオのミネです。

上野(VEMOさん)の記事の反響が大きく、中途メンバーの誰しもが入社エントリを書くことからしばらく逃げ続けていましたが、今日はカフェに篭って筆をとっています。

今も、さまざまなボールを拾う性分は変わらず、PR(企業も事業もHRも)、事業開発のような仕事をしています。この1年で、ボーダレスにはちょっとした変化がありました。

朝令暮改といったカルチャーがあるように常に変化し続ける集合体ではあるものの、中にいる人からしても「おやおや、今回はいつもと違うぞ」と思うような感じです。

今回のnoteでは、30代で働く場所としてボーダレスを選んだ理由や入社前と今の心境の変化、ボーダレスの組織カルチャーについて綴っていきます。


目次でわかる通り、5,000字Overの超大作になってしまったので、文字で読むのが苦手だわ。という方はぜひ音声で聞いてみてください🎧

20代をどう生きてきたか


「世の中に知られてない事業やサービスをコミュニケーションの力で伝える仕事がしたい」

木質資源の持つ可能性に価値を感じ、新卒で入社した日本製紙では工場勤務を経て広報室へ異動しました。グループ全体で1万人以上の社員が働く職場のリアルを伝える社内報づくりや展示会の企画、メディアリレーションをする中でPRという仕事が自分の肌にあっているなと思ったのを覚えています。1回目の転職でボーダレスへのエントリーを検討したものの、当時は起業家集団というイメージが強かったこと、まだまだ半人前な自分はPRとして経験を積みたいという二つの理由から、コミュニケーションテックで日本から世界を目指すスタートアップへの入社を決めました。

スタートアップ時代、全社会の様子

企業風土も社員の人数も意思決定のスピードも180度違う環境での挑戦はまさにハードシングス。機会が人を成長させるという言葉がある通り、二度の資金調達やIPOに向けた準備、新規事業の立ち上げ、採用活動、カンファレンスの開催など全てが初めてのことながらどれも良い経験をさせてもらいました。前例に倣うのではなく、ソリューションを生み出し新しいマーケットをつくることの面白さを教えてくれた前職に感謝してもしきれません。

そんな私が30歳を目前に、これからの人生を考えキャリア探しをしていた時にたまたま目にしたのがたぐっさんのつぶやきでした。

今だったら、私が持っているスキルで社会に貢献できるかもしれない。ビジネスを通して社会の課題を解決していくソーシャルビジネスに私も関わってみたいと素直に思いました。

ボーダレス・ジャパンとは?
一言でいうと、ソーシャルビジネスしかやらない会社。
貧困・環境・教育・人権・動物福祉などさまざまな社会的な問題をビジネスというソリューションを使って解決しています。現在展開している国は13に及び、事業数は50以上です。
2023年の夏、ちょうど選考を受けていた頃その売上高が80億円以上あると聞いた時、衝撃を受けました。18年間変わらず、社会に希望を生み出すことだけに注力し、社会性と経済性の両立を実現できることを体現しています。
なぜ、ソーシャルビジネスしかやらないのか、ボーダレス独自のエコシステムについてはぜひ田口の本を読んでみてください。

ボーダレスに入社を決めた3つの理由


「いつかこんな会社で働きたい」と思っていた会社に私がどうして本当に入社をしたのか、その理由を3つの切り口で紹介していきます。

全ては”希望”という言葉に詰まっている

ボーダレス・ジャパンを検索すると「怪しい」「宗教」という関連ワードがでてきます。意識高い系や聖人君子の集まりなんて言われることも。CSR活動と事業活動は棲み分けされていたり、企業が社会貢献をやるのは儲かってからという話もあったりするので、ソーシャルビジネスしかやらない会社といわれても、本当に成長曲線を描けているのかイメージがつかないかもしれません。

しかし、売上高は選考を受けていた当時で80億円以上。今年度は102億円で着地する見込みです。ボーダレスが、なぜ社会性と経済性を両立できているのか。その答えは、パーパスづくりの背景を語り合ったインタビュー企画に参加したことでわかりました。

田口:ボーダレスが世の中を見るその視点として、”この世の中は課題に溢れた” つまりネガティブな社会という出発点が果たしていいのかと。もちろん取り組む課題の1つ1つはクリティカルで大切な問題だけど、そういう姿勢に捉えられるともったいないというか、見え方のズレが起きるなと感じたんですよね。ボーダレスのみんなが自分の人生の時間を使いながら事業をやっているのは「希望」をつくるためなのに、課題というフレームワークでメンバーに対してコミュニケーションをとっていたのは違ったなと思ったんですよね。

田口:数人の超大物が世界を変えていくことも一つの変え方だけど、大切なのはたくさんの人が参加する変え方だと思っているんですよね。
一つのソリューションで世の中の人全員を幸せにするって難しい。だから、課題や困ってる人を助ける考えやアイデアを持った人が事業を起こして、世界中で立ち上がっていくことがSDGsでいう「誰1人取り残さない社会を作る」ことにつながると思うんです。
たくさんの人が向かっていく言葉が社会課題ではなく、「希望をつくる」ってとこにすごく腹落ちしてます。

「SWITCH to HOPE 社会の課題をみんなの希望へ変えていく」

希望という言葉に込めた思いを聞いた時、私も希望をつくる一員になりたいし、まだまだボーダレスの正しい認知が広がっていない中で一緒にこのパーパスを育てていきたいと強く思いました。世の中から取り残された課題を、ビジネスというソリューションを使って、たくさんの人を巻き込みながら解決に導いていく、それは本当の意味で希望であり、自分がこれからBedすべきチャレンジだと感じたんです。

ひとり広報、チームではないプロフェッショナルとしての働き方

前職に残るか新しいキャリアに進むか悩んでいた頃、私が考えていた軸はビジョンや事業への共感はもちろん「志を共にして走れる仲間がいるか」でした。スタートアップで広報部門の立ち上げをやりませんか?とお話をいただくことはあったのですが、当時の私はすでにPRチームがあるところで働くのがいいかもと思っていました。

事業代表とミーティングの様子

しかし、ボーダレスと出会ってその考え方を良い意味で壊されました。ボーダレスの場合、スタジオ体制をとっているため各領域のプロフェッショナルたちがプロジェクトベースで働いていたのです。この話を聞いた時、一人なのかチームなのかが大事ではなく、持っているスキルをどう掛け算して事業を伸ばしていけるかを考えた方が面白いと感じました。

実際に、今一緒に働いている仲間たちはブランディングディレクターやクリエイティブディレクター、プロコーチなど専門性を持ったプロフェッショナルです。個の力だけでは足りないピースを事業の局面に合わせて結成されるチームで進めていく働き方こそが私が求めている環境だと気付いたのです。

ワークサンプルでやったPodcast企画

最後に、選考で必ず行われるワークサンプルに取り組んだことも入社の決め手となりました。ボーダレスでは、面接とは別に業務にまつわるお題をセットされ、約1週間で作りこみ、プレゼンテーションをするワークサンプルというフローが設けられています。

私の場合は「採用ブランディングの一環であるPodcast番組の企画」でした。

採用ターゲットのペルソナやプロットを描き、実際に代表たぐっさんにインタビューをする!というなかなかヘビーなお題でしたが、自分自身が本当にその仕事にコミットしたいと思えるるか確認できたり、仕事の進め方やスタンスを確認できたりと、お互いにとって大切な過程となりました。

「水曜日のカンパニオ」として提案した企画は、正式リリースし毎週さまざまな起業家が登場する番組になっています。ぜひ、聞いてみてもらえると嬉しいです。

2030年までに500億!ソーシャルビジネスの総合商社へ


入社して1年。まさに今ボーダレスは、変革期を迎えています。

たぐっさんは、社内会議で「今のままのスピードでは全然ダメ。2030年までに500億。ボーダレスは、ソーシャルビジネスのグローバル総合商社を目指す」といいました。

これは、これまで社会起業家を増やすことにコミットしてきた会社が、同時にソーシャルインパクトの拡大を目指すことを意味しています。売り上げと解決される社会課題の数が比例するソーシャルビジネスだからこそ、この挑戦には価値があると感じています。

複数事業×グローバル

多くの企業には、基幹事業が存在します。その会社ならではの技術やビジネスモデルでマーケットを席巻し、業界No.1を目指していきます。しかし、ボーダレスはグローバルで複数(実に数多の)事業を展開してきた会社です。カテゴリもさまざまで、気候変動の解決に取り組むエネルギー事業があれば、途上国の貧困問題を解決するアパレル事業、社会起業家を一人でも多く生み出すためのビジネススクール事業など到底1社がやるとは思えない数々の事業が立ち上がっています。

社内のミーティングの様子

これはあくまで私の言葉に過ぎませんが、既存事業そしてこれから立ち上がる事業のどれもがボーダレスの基幹事業(柱)となるポテンシャルを秘めていると思っています。ボーダレスといえば、これをやっている会社!といえるようなシンボリックな事業づくりにPRとして関わっていきたいと考えています。そのために、チームも拡大し盤石な体制を整えていくことが今描いているスタジオとしての役割です。(100億規模のソーシャルビジネスが様々なカテゴリで生まれる世界観ってとてもワクワクしませんか?)

社会起業家との脳内同期

PRとして働くことの醍醐味の一つに経営との距離の近さがあるのかなと思います。企業の現在地を正しく理解し、目指す未来を共につくっていくために経営者とどれだけ脳内同期できるか。だからこそ、密にやり取りするし、少し言いづらいようなことでも提案とセットで話すことを心がけてきました。

ボーダレスの場合は、各事業にそれぞれの代表が存在しています。だからこそ、いろんな事業の生まれた背景やそこで生まれているディープインパクトな話(どこどこの⚪︎⚪️さんがこう変化したといったリアルな人間模様や変化)が聞けるのです。どんなビジョンを描いているのか、事業課題をどう捉えているか、脳内メモの段階から話をすることで先回りして、解決の糸口を見出したり、戦略の過程からPRに限らず様々なプロフェッショナルたちが議論に加わることができます。(お互いの問いが議論を深められるポイントになっている気もします)

まだまだ駆け出しではあるのですが、将来的には事業フェーズに合わせて参画するプロフェッショナルのユニットを結成し、事業を伸ばしていく横串組織としてのあり方が確立させられるのではないかと思っていたりもします。

越境するからこその面白さ

ボーダレスのプロフェッショナルとして働く上で何が大事か考えた時に浮かんだキーワードは「越境」です。

私自身もPRという枠にこだわらず、事業を推進させるためのPR企画を考え実行に移すことはもちろん、採用ブランディングの一環としてのPodcastMCやENJINという完全招待制の合宿イベントのPMなど様々なチャレンジを重ねてきました。

250名以上が集ったENJINの様子

その挑戦には必ず新たな出会いがつきもので、いかにボーダレスが様々な方に応援していただいているのかを知るきっかけにもなりました。それを知った以上は、ボーダレスだからこそできることを考えていくのみ。こんなコレクティブインパクトが生まれたら面白いかも、この人とこの人が出会ったら新たな何かが生まれるかもといったやりたいアイデアが次々と浮かびます。そのアイデアを形にするか次第も、個人に委ねられているので刺激的な毎日を過ごせているのだなと思います。

「第二の青春」と呼べる場所がここにある


書きたいことを言葉にしていくと5,000文字を超えていました。(VEMOさんもこんな気持ちだったのか・・・)

最後に、このnoteを読んでくださっている方にメッセージです。

私の場合は、30代をどう生きるか?が一つのテーマでした。

学生時代、会議室やファミレスにこもって国際協力やゼミ活動に全力で励んでいたことを思い出します。社会人になってそんな日々が取り戻せていることは、まさに「第二の青春」だなと思います。

青春という言葉が持つ意味は、きっと人それぞれです。

  • 新卒でベンチャーに入社し、ゴリゴリ働いてスキルがついた30代にもう一度チャレンジしたいと思っている人

  • 学生時代に熱狂していたものがあり、その感覚を再度取り戻したい人

  • 大手で既存の資源を活用してダイナミックに事業を描いてきて、今後は志を同じくする仲間と歩みを進めたい人 などなど

これからボーダレスは、日本そして世界中のヒト・モノ・カネが集まる集団にしていきたいと思っています。そうしなければ、社会は変わらないし、ソーシャルビジネスという言葉が世の中の当たり前になることもないと感じているからです。

ソーシャルビジネスが、ビジネスのネクストスタンダードになる

日本だけでなく世界にある社会課題を解決するため事業のタネを見つけ出し、世界へ展開していきます。1社では成し遂げられないことにみんなで挑戦するのがボーダレスの挑み方です。まさに変化の渦中に入り、一緒にコトを起こしていきたい人との出会いを楽しみにしています。

クリエイティブスタジオとブランドスタジオのみんな

採用情報


現在、ボーダレスでは世界13カ国で50以上のソーシャルビジネスを展開しており、新規事業開発やマーケティング・クリエイティブなど複数ポジションで採用強化中です。

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