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考察「マイナンバーカードと携帯電話」

こちらを読む前の私の認識は↓でした。

・対面、非対面いずれのケースにおいても、携帯電話を販売する際は、目視ではなくICチップの読み取りで本人確認をすることを義務付ける。
・非対面の場合は、健康保険証や運転免許証の画像を送信する方法を廃止し、原則マイナンバーカードの読み取りに一本化する。
・対面で販売する際は、ICチップの読み取りさえできればいいのだから、運転免許証でもOK。

でも上の記事によると、デジタル庁の担当者は「非対面での携帯電話の契約などで、本人確認をマイナンバーのICチップに一本化することは考えていません」と回答したようです。ICチップでの本人確認は推進するが、マイナンバーカードだけに限定する予定はないと。

ならば対面非対面を問わず、運転免許証を持っていれば携帯電話の契約はできると考えていいのでしょうか。

ただそれはそれで「持っていない人は?」という疑問が残ります。

私はいわゆるペーパードライバーです。学生時代、身分証明書代わりにと免許を取りました。今後はそれに加え、携帯を持ちたいけどマイナンバーカードは取得したくないという人にとっても運転免許証が欠かせなくなるかもしれない。通学であれ合宿であれ、けっこうお金かかりますけどね。

本人確認を厳密に、という趣旨はわかる。でも何かモヤモヤします。建前がどうであっても、要はマイナンバーカードを全国民に持たせ、紐付けした銀行口座や健康状態を含む個人情報を国が管理したいのが本音だと思ってしまうから。

結局は、システム自体もそうですが、まず運用する政府に対する信頼度を高めること。それがいちばんの近道になる気がします。あとひとつ気になったのは与党議員のなかでマイナンバーカードを取得し、口座への紐付けをおこなっている人はどれぐらいいるのでしょうか? 

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!