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「適性」と「小説」を探す旅

noteを始めて一年が経ちました。

ひとつ気づいたのは、私は先発投手やボクサーではないなと。リリーフ投手でありプロレスラーだなと。

先発投手はじっくりと調整し、一週間に一度登板して長いイニングを投げます。ボクサーは日々過酷な練習を積み、三~四か月に一度リングに上がります。

一方リリーフ投手は連日起用されて短いイニングを投げます。プロレスラーは全国を巡り、年間で100試合以上闘います。

どちらが上とか下という話ではありません。ここでテーマにしているのは適性。あの球界を代表するクローザー・藤川球児投手ですら、先発ではまるで結果を出せませんでした。

noteを始める前は、一年以上かけて長編小説を書き、新人賞に送ることを続けていました。でも限界を感じ、昨年からこういう形で「短い文章を連日書く」スタイルに切り替えました。フィクションにこだわらず、好きなことを好きなように。

そして実感しました。小説を書くのはたしかに楽しい。でもエッセイ、コラム、書評、詩などと併せ、ジャンルを気にせずふんわり網羅していく方が人として成長できると。

週刊プロレスの編集長を務めたころのターザン山本氏は「プロレスについて書くこともまた『プロレス』である」と豪語しました。LA道場でヘッドコーチを務める新日本プロレスの柴田勝頼選手は「若手にプロレスの魂を伝えることも『プロレス』だ」という旨の発言をしました。この感覚です。ある意味「私がnoteに書いた全ての文章もまた『小説』だ」と。

毎日発表する方が性に合っているのもたしかです。リリーフ投手としてMLBで活躍した上原浩治投手は「連日投げる方が調子いい」「間隔が空き過ぎると嫌だ」と話していました。私もこれに近い書き手のようです。

日課にすることが向いている人、たまに更新する方が納得できるものを書ける人。様々なタイプがいるはず。自分の適性に合ったやり方を見つけて、noteという素晴らしい旅を共に楽しみましょう。

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