「東京五輪フェア」を選書してみた
もちろん6月ではなく7月、とのこと。
芥川賞と直木賞が発表されるのは1月と7月。その理由は「本が売れない時期だから」と聞いたことがあります。
7月は私の職場もあまり数字が良くなかったです。特に週末。やはり皆さん自宅で東京オリンピックに夢中になっているのでしょうか。グッズの売り上げもすごいみたいですし。経済効果があったのなら何よりです。
オリンピック関連で売り上げを伸ばすとしたら、いまのところ卓球のインパクトが大きいかなと思っています。水谷選手の著書は私も読んでみたいです。以前にも書きましたが、一応部活でやっていたので。
あとは柔道。金メダルを獲得した阿部詩選手の愛読書として↓がメディアで紹介されていました。
そして野球。侍JAPAN・稲葉監督の著書も関心を惹くかもしれません。彼は故・野村克也さんの愛弟子です。これを機に、稀代の智将が遺した素晴らしい著作もご一緒に楽しんでいただければ。
開会式で話題になったピクトグラムの本もいまが売り時でしょう。
東京五輪という括りで見ると、1964年大会がどうだったのかというテーマもありますね。マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉選手のノンフィクションなら沢木耕太郎「敗れざる者たち」に収められた「長距離ランナーの遺書」が印象深いです。
正直書かれている内容は重いのですが、五輪だメダルだと浮かれるマスコミや我々が忘れてはいけない何かを教えてくれる、そんな名作です。
という感じで選書してみました。「この本もオススメだよ」という情報がありましたら、ぜひ教えてください。
職場でもこういう趣きのフェアをやってみたいです。「日本すごい!」「メダル獲得バンザイ!」だけじゃなくて、ふと冷静に立ち返って己を見つめ直すキッカケになるようなフェアを。一応店長と話はしているのですが、はたして。