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「どうせ変えられない」は連中の思うツボ

おやおや。

石破首相は総裁選前に「期限が来ても困っている人が大勢いるという状況が仮にあったとすれば、併用ということも考えるというのは選択肢として当然だ」と話していたのに。

27日におこなわれる衆議院選挙(解散は9日)の前に、ある程度はっきりしてほしかったのは事実です。12月2日まで時間がないし、どの党へ票を入れるかの基準のひとつになるはずだから。しかしこうもあっさり「堅持する」と言い切ってしまうのは意外でした。

これでは「最初から見直す選択肢などなかったのでは?」「結局は党内政略がいちばん大事なのかな」と疑われても仕方ない気がします。

と思っていたら↓です。

さっそくの文春砲。準備していたのでしょう。平将明さんがデジタル相に任命され、なおかつマイナ保険証への一本化方針を貫くことまで見通していたのかもしれない。タイミングが絶妙過ぎるので、この報道は自民党を牛耳る人々にとって想定内なのかなと妄想したくなりました。

もしかしたら連中は総選挙に敗れて政権を手放すケースが十分あり得る、いやむしろそうするべきと考え、反主流派である石破さんに責任を負わせることを画策していたのでは? そんな陰謀論めいた発想すら頭に浮かびました。

そして保守寄りな政治思想を持つ野田さんにショートリリーフを委ね、ほとぼりが冷めて「やっぱり自民党じゃなきゃダメだ」みたいな世論が沸き上がってきた頃に逆襲へ転ずる。かつて安倍さんがそうしたように。

こうやって勝手な想像を働かせていると「政権交代もシナリオの内かな」という結論に至り、いささか気持ちが萎えてしまう。しかしすべてが計算通りに進むとは限らないはず。「どうせ変えられない」と考えることを放棄したら、それこそ連中の思うツボでしょう。

引き続き事態の推移を注視します。

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