「試験勉強」なしでいい点を獲る人
22日から再開しますね。もう少しの辛抱。昔の動画を見ながら静かに待ちます。
最近のお気に入りはゼロ年代の新日ジュニア。金本浩二選手や田中稔選手の蹴りと関節技にシビレています。
↑は19年前。稔選手はいまもこれぐらい動けるし、カッコよさも不変。節制の賜物でしょう。
対戦相手のエル・サムライ選手も懐かしい。ライガー選手のパートナーということでもうひとつ目立たなかった印象がありますが、シングルマッチでは本来の力を自由に発揮しています。
このサムライ選手、稔選手とは逆に練習嫌い&ヘビースモーカーとして有名でした。おかげで現場監督の長州さんに嫌われていたとか。
ただ一方で、彼と闘った他団体の選手が「終盤になっても動きが落ちない」「スタミナがすごい」と口を揃えていたのも事実です。そもそも練習しないレスラーが長年活躍できるほど新日本は甘くない。人の見ている場所ではやらないひねくれ者だったのでしょうか?
試験前に「どう?」と訊くと「何もやってない」と返し、実際漫画を読んだりゲームで遊んだりしている。なのにサラッといい点を獲る人ってクラスにいませんでした? あれ、絶対陰でやってるでしょう。油断させて出し抜くなよって思いますよね。
でも最近考えを改めました。「アイツ、本当に勉強してなかったのかもしれない」と。それでも一定以上の点数を獲れたのは「授業を聴いてその場で理解していた」から、つまり地頭が良かったからではないかと。
よく本を読んでいた上に、バンド活動や喫茶店のバイトなどいろいろなことに果敢に挑む人でした。そういった一連の頑張りが地頭を鍛えたのでしょう。
たぶんサムライ選手も同じタイプ。学生のころはレスリングの猛者でしたし(新日本に入門後わずか3か月でデビュー)、新人時代とメキシコ遠征中にも相当鍛えたはず。その貯金が地力となり、以後のキャリアを支えました。
そう、正しい努力は無駄にならない。ちゃんと財産を残すのです。
ちなみに私は授業を聴かず、頭の出来も良くないので毎度地獄でした。学年でひとりだけある科目で赤点を獲り、呼び出されたこともあります。Y先生、心配かけてスイマセンでした。