「図書カード」に関する現場の声
旧型カードの磁気エラー。
けっこうあります。使えなかった場合は、読み取り用の機械から「エラーエラーエラー」と印刷された紙が出ます。それと使えなかったカードを一緒に「読み取りエラー専用封筒」に入れ、日本図書普及へ送る。そうすれば同じ残額のものと交換してもらえる。2週間ほどかかるようです。
書店員にとっては初歩のオペレーション。ただ、たとえばアルバイト初日でサポートできる人が近くにいないと「エラー専用封筒」の存在を知らずに「使えません」と返して終わりなんてケースもあるかもしれません。私の職場も人手不足ゆえ、皆無とは言い切れない。気をつけます。
いま書店で販売しているQRコード式の「図書カードNEXT」だと磁気エラーはありません。ただこちらには使用期限が存在します。裏面をチェックしてみてください。
図書カードに関するトラブルで多いのは、親御さんからカードを渡されたお子さんがひとりでレジに並び、残額が足りないこと。引き落とすと元に戻せないから、落とす前に「○○円足りません」と伝えます。すると大多数は「えっ」とフリーズしてしまう。
繁忙期に同様のケースで大量の枚数を出されると、すべての残額を確認してから落とすのが困難です(時間がかかり過ぎてしまう)。何枚か落としてから足りないと判明し、親御さんが近くにいないと。。。
旧型は穴の有無や位置でおよその残額がわかります。でも「NEXT」の場合、パッと見からは判別できない。実はカード裏面のID、PINコードで調べられるのですが、スマホで確認してレジに並ぶ人はほぼいません。
あとネットギフト。機械に直接置いてもQRコードを読み込まないことが多く、時間がかかります。IDとPINコードを手作業で打つのも同様です。
システムの改善が可能でしたら、ぜひご検討を。現場の声でした。