教員の心持ち②「パニック障害」「不安症」などを併発している、全ての人へ
私は、社会人になってから「パニック障害」「不安症」を自覚しました。それはそれは、辛いものです。授業もできず、給食を食べていても動機がバクバクしてめまいがする…。周りにはなかなか理解してもらえない。できるはずの努力ができない。子どもに申し訳ない気持ちになる。様々なことが起こり、本当にしんどかったです。会議中にも発作が起きてしまうので、管理職にも事情を話していました。ある日は運転中に発作が起こり、運転ができなくなりました。同じ場面になるとフラッシュバックするのか、発作が起こるようになります。美容室で座っているときが一番酷かったときで、動機が異常になり、意識を失いかけました。
そんな私が今はとても元気に、発作とは無縁の生活を送っています。ぜひ、同じ苦しみを感じている人に届けたいという気持ちで、克服した方法を発信します。
1、この広い世の中、あなたと同じ症状の人は必ずいるという事実。
まずは、あなたの幻想を打ち壊します。あなたと同じ症状の人は過去、現在、未来に必ず存在します。そして、その人の中には症状を克服できている人がいるのです。どうしようもなくなり、たくさんの情報収集をして諦めた人もいるかもしれません。私も同じでした。ですが、諦めなかったら人生が変わりました。暗い底なしの湖から脱出できました。みなさんも同じような気持ちになれば嬉しいです。
気にする=「間違った努力」(負のスパイラルの強化)
やわらぐ=「もがくこと(間違った努力=気にする)を辞める」
2、私が救われた、皆さんに見つけてほしい唯一の書籍。
私は、この本に救われました。そして、この書籍にたどり着く過程で糸口となった本は、「無意識」「意識」について教えてくれたこの本↓
呼吸や動機などのメカニズム、そしてなぜ人は緊張するのか?などについて解説しています。とにかくありとあらゆる本を読み漁っていたときに、この本を見つけました。「催眠」と聞いて、最初は「自己催眠療法」とかで治せないか…?と読んでいました。その中で、革新的な気づきが「意識」「無意識」の話でした。そこで自分の病気を克服するために、必要なものは「意識」「無意識」についての知識なのではないか?と考えるようになりました。その後、「森田療法」という存在を知り、どんどん解決の糸口を見つけられている気持ちになってきました。
そしてある日見つけた本がkindleで購入したこちらの本↓
(unlimitedの会員なら、無料で読めます!!)
目から鱗の情報が満載です。とにかく読んでほしい、その一言に尽きます。著者が薦める書籍についても、この本の中で紹介しています。巻末には、不安症の種別に読むといい本が「メイン」と「サブ」に分かれてわかりやすく示されています。著者の愛(心)を感じます。この著者も同じような病状で苦しみ、とある書籍との出会いをきっかけに克服されています。
3、具体的な克服方法についての紹介。
ここからは、私が克服したときに残していたメモをそのまま載せたいと思います、それがこちら↓
1、負のスパイラルから抜け出す。
2.普段感じる鼓動、アドレナリンの分泌量は、進化心理学的には当たり前。
むしろ、優秀なチカラ。思考の加速や、いざというときに動ける。だから、不安や恐怖は味方。味方の存在に反発したら、そりゃ喧嘩になる。罪悪感もでる。当たり前と思えば、罪悪感はない。
3.不安神経症のささやきは、回避行動。ありがとう。でも、俺は進むよ。行動するよ。もう大丈夫だから。不安があっても、行動するよ。それで俺は幸せなんだ。
4.不安や恐怖に折り合いをつけた。
何のことかわかりませんよね笑(当時のメモなんで…)
一つずつ説明していきます!
負のスパイラルとは?
1、無意識に不安を感じたりしていることに対して、動機がする。
2、その動機をどうにかしなけてはいけないと意識する。
3、その結果、さらに強い不安・動機が生まれる。
上記の1〜3を永遠と繰り返すことで、不安や動機が強化されてしまい、それが習慣化されて、無意識にこのような思考を繰り返してしまうようになるのです。これが、負のスパイラルです…。そう、だから「なんとかしよう!」という努力がかえって、マイナスな効果を及ぼしてしまうという衝撃の事実…。正しい努力ではなかったことに愕然としつつも、ここで暗い湖に一筋の光が差し込む感覚を得ました。
動機がするのは、当たり前。だってアドレナリンのせいだから。
異常なぐらいの動機に悩まされているのは、負のスパイラルから。そして、なぜ負のスパイラルから動機が激しくなるのか?それは強い不安を無意識(または意識的)に感じているから。そして動機は何のためになっているのか?私は心臓の仕組みの本などもたくさん読みました。しかし、これは医学的な分野のことではなく、心理学的な分野の話だったのです。昔の人はいつ死ぬかわからない環境で生活していました。生死の境のとき、猛獣に襲われたとき、いち早く回避行動をとることが必要です。そのため、緊迫した状態になると人は動機が激しくなります。これは、自然の摂理です。人間の本来備わっている防衛本能なのです。この本能に逆らおうとすると、かえって、動機が激しくなり拒否反応が起こります。これは、ありとあらゆることにいえます。自然なものに対して、不自然の行動をすると体は拒否反応を起こすのです。それを知ると、克服の糸口がさらに見えてきます。まるで暗い湖が明るい光で照らされたような感覚になり、湖の上でもがくのを勇気をもってやめることができるようになります。
つまり、不安への対抗手段は、「受容」「感謝」
自分の体を守ろうとした自己防衛本能の動機にやられてしまっていたあなたへ。もがくのをやめる(動機も不安も受け入れる)と、どんな気持ちでしょうか?それが簡単なことではないのはわかります。一歩ずつです。長い間苦しめられた人ほど、無意識に不安を感じてしまうことが習慣化しており、抜け出しづらい状況にあります。それでも、受け入れてください。不安は自分を守ってくれていた。一生懸命危険から回避しようとしてくれていた。そんな風に思えるようにむしろ感謝をしてみましょう。そうすると、不安への拒否反応がなくなり、負のスパイラルから抜け出せます。言霊の本も、最初のステップには効果がありました。↓
不安を受け入れること。無駄でマイナスな努力をして負のスパイラルに入らない。これが大事です。それは、自分自身を認めることになります。不安を乗り越えたあなたは、周りの何倍も強くなっているはずです。たんさん苦しんできたからこそ、あなたは宝物のような力と幸福を手にします。
「12年苦しんだ不安症を完全完治させた方法」にも、著者からあたたかい言葉、愛のある言葉がぎっしりと詰まっています。思わず涙を流してしまうほどです。ぜひ、読んでみてください!!騙されたと思っていただいても大丈夫です!
4、終わりに(メッセージ)
先述しましたが、あなたのこれまでの努力・苦しみは、今後の一生の宝物を得るために必要なものです。大丈夫です。克服した後は、これまで差が開いたと思っていた周りの人より何倍も力・幸福を得られます。これまでのあなたの人生に無駄なことはありませんでした。「無駄な努力」と先述しましたが、それをしたことで本当に必要なことに気づけたのですから、それは無駄ではなかったのです。
私は、教員をしながらこの病気を発症しました。それはそれは辛かったです。卒業生の担任をしていたこともあり、卒業式では申し訳ない気持ちでいっぱいでした。もっとできたことはあるのに、できなかったと。ただ、それも今では「自分の精一杯を尽くした」という思考に変わっています。教員になってから心理学などを勉強しなければ気づかなかった大切な思考がたくさんあります。これから教員になる人も、すでになっている人も、そして教員ではない人も、心の持ち方次第で人生は本当に変わります。数年前の私は、そんなことを言われても信じられませんでした。そんな私の情報も、誰かの一助になれば幸いです。
現在は5年生担任、校内研修の主担当、各種研修会の講師などを兼任しています。一生分の宝物を手にするというのは、夢物語ではありません。
「心配するな、全部うまくいく」某youtuberの言葉を借りて、締めさせていただきます!
5、自分のこれまでの考え方の変化(まとめ)
あてもなくもがき続けた日々。
自分のことがわからなくなる。
何に不安をかかえてるのかもわからなくて、悔しくて、辛くて。
恐怖や不安に支配され、深い闇の湖に沈んでいく。
溺れまいと、日々努力する。間違った努力に気づかなかった。
必死で生きようとしていただけ。
大切な人たちのため、諦めず、日々努力して情報収集。
それでも不安はなくならない。無駄な努力と感じたことばかり。
どうして俺だけ?ありきたりの言葉が頭に浮かぶ。
強まる動悸、ドクドク鼓動は高なる。おさまらない動機。
おかしくなってしまいそうな日々。
真に俺の苦しみは、俺しかわからない。
こんな思いは、世界でただ俺1人だけ。そう思う。
永遠に感じる動悸の辛さ。息ができなくなる。
何か行動しようとすることも邪魔してくる、この動機。不安。
人の何倍も疲れて苦しい中、仕事を何とかこなす。
周りから見れば、普通に見えるだろう。
理解されにくい病気と戦う。そんな俺を支えてくれる人たち。
元気な頃はたくさん笑って、たくさん思い出を作ったね。
でも今は病気の辛い話ばかりでごめんね。
繰り返す話、いつも親身に話を聞いてくれたね。
〜変化〜
俺と同じ苦しみをかかえていた人が存在した。
どうにかして不安をなくそうとして、もっと何十年もがいた人が、他にもいる。そうして気づいた。
不安は当たり前の命の防衛本能で、俺の味方なんだと。
ずっと敵視していた不安、おそれ、恐怖。
それらを味方だと思って、受け入れた。
もがくのをやめた俺は、あたたかい感覚に満ちた。
本当は、この不安は、ずっと自分を守ろうと。あたためようとしてくれていたんだ。何も抵抗しなければ、あたためられてた。
もがいていたから、反発したから、どんどん不安は強くなって、溺れかけていた。(溺れそうな俺を助けようとして、不安や恐怖は、たくさんあたたかい水を湧かせていた。)
そのことに気づいた俺は、何十年の苦しみから解き放たれた。
無駄な努力だったなんて、今は思わない。
何十年苦しんで考えたことで、今の俺がある。一生の宝物を手にした気分。しかし、心の試練は、今日で終わりではない。
不安や恐怖とは、一生付き合っていく。
俺はそれらを受け入れて、前に進んでいく。
これからもよろしくという気持ちで。
「不安」という感情へ一言。
「でも、あんまり心配しすぎないでね。俺は大丈夫だから。」
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