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本の扉1︰ 『習慣が10割』 / 吉井雅之さん

習慣とは、過去の自分の行動の積み重なりである

本日の一冊は、ナニワのメンター 吉井雅之(以下:ナニメン)さんの『習慣が10割』です。

ナニメンさんと言えば、僕の大尊敬する5万人を変えた習慣形成のプロフェッショナルです。

『習慣が10割』は、2018年にすばる舎さんから出版されましたが、未だに本屋の平台や面でも並べられるくらい長らく読み継がれているベストセラー本です。

これほどまでに多くの読者から支持されているのは、この本が単なる理論ではなく、実際に行動に移しやすい具体的な方法が盛り込まれているからではないでしょうか。

「習慣」と聞くと、“決めたことをしっかりとやらないといけない”とか続けることに意味があるから“途絶えないように毎日しっかりしないといけない”と思うのではないでしょうか。 

本書でナニメンさんはこう言っています。

習慣とは、自分との約束を守ること

目標を達成するために何をやるか、を自分で決める実行することが大切だということです。

人に能力の差はなし。あるのは習慣の差だけである。

「人は得意不得意や生まれ持った性格で能力が決まるのではなく、生まれてからの習慣の差によってできるできないが決まるのだ」ということです。

自分との約束を守るということは、決めたことが途中で途絶えたからダメではなく、途絶えたとしても続きからまた始めたら守り続けていることになっているよということだと感じました。


では、実際に行動に移すための5つのポイントを紹介します。

1.「小さな習慣」から始める
本書で最も強調されているのは、大きな目標に向けていきなり完璧な計画を立てるのではなく、まずは「小さな習慣」から始めることです。
たとえば、1日5分間だけ読書する、といったハードル下げて簡単な行動を継続することで、徐々に大きな成果に繋がります。

2. 「環境」を整える
習慣を続けるためには、周囲の環境を整えることが重要だとナニメンさんは説いています。
例えば、読書習慣をつけたいなら、手の届く見える範囲に本を置いておくといったように、意志力に頼らない環境作りこそが、習慣を長続きさせるカギとなります。

3. 「習慣のリズム」を作る
習慣のリズムを持って生活することの重要性を本書で強調しています。
毎日同じ時間に起床し、同じ流れで行動することで、無理なく新しい習慣を取り入れることができるようになります。
習慣は「自動化」されることで、ストレスなく持続できるようになるのです。

4. 「成功体験」を意識的に増やす
本書では、小さな成功体験を積み重ねることが、モチベーションを保つために重要だとされています。
最初から完璧を求めず、まずは「できた」ことを喜ぶ。
これが次の挑戦への意欲を高め、さらに大きな成果を生むサイクルを作ります。

5. 「習慣を共有する」
周囲の人と習慣を共有することが重要であると説いています。
家族や友人と一緒に目標を設定し、進捗を報告し合うことで、励ましやフィードバックを受けながら、より強固な習慣が築かれていきます。

成功者とそうでない人との違いは、才能や知識ではなく、毎日の習慣にあるというメッセージが、大きな気づきを与えてくれます。
まずは小さな行動から始め、少しずつ日常を変えていくプロセスを楽しことを心掛けましょう。
習慣を通して自分を変える力を身につけることで、理想の自分に一歩一歩近づくことができます。

この本を手に取り、あなたも今日から新しい習慣を始めてみませんか?



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