心の中のイタリア人「週末、森林浴してきたよ」
「そういえばエバ、週末森林浴をしてきたよ!」
エスプレッソを飲みながら、リラックスした姿勢で話し始めるレオナルド。
「いいね!どうだったんだい?」
「あぁ、もちろん最高だったよ!
君は交感神経とか、副交感神経とか、自律神経とか、そんなことに詳しいかい?(ウキウキで話すレオナルド)
僕はそういうものはよく知らないんだけど、
とにかく森林浴っていうのは、自分の中のそういう何かが最適な状態になって、とてもリラックスできるんだ。
hahahahaha!
(難しいことはよくわからないんだ、と言うように、両手を広げ、肩をすくめて笑うレオナルド)
それになんと言っても、
あのひんやりとして透き通ったcoolな森の空気を吸い込んで、それが身体中に駆け巡る感覚は、何度経験してもたまらないよ。
わかるかい?
いつも思うよ、あぁこれがイオンか。ってね。
エバも知ってるだろ?イオン。
hahahahaha!
(なっちゃって、と言うように目を大きくして、下唇を突き出し、ふざけた顔をするレオナルド)
まぁ、冗談はさておき、
自然の中にいると、全て忘れるんだ。
そう言う感覚って、日常生活ではなかなかないだろ?
だから、エバにも森林浴はオススメだよ。」
エスプレッソを飲みながら、カップ越しにこちらにウインクをかます、イケてるレオナルド。
「羨ましいなぁ〜。僕も今度森林浴してみるよ。」
「あぁ、絶対するべきだ。
ちなみにエバ、僕は髪を切ったんだけどどうだい?似合ってるかい?」
(髪をかき上げ、イケてるだろ?という表情で突如話を変えるレオナルド)
(そして今まで全く気づかなかった江場。)
「あぁ、似合ってるよ!とってもクールだ。」(ぎこちなく答える江場)
「そうだろ?
自分でもかなり満足しているよ!
(満足げなレオナルド)
正直なところ、週末に森林浴して全て忘れて、散髪して最高の気分で今週を過ごしたから、自分が今週何してたかほとんど覚えてないんだ!
hahahahaha!
(爆笑のレオナルド)
たしかに仕事には行ってたと思うんだけど、自分がなんの仕事をしたのか覚えてなくてさ。
来週仕事に行った時には何から手をつけていいか分からないよ!
だけどまぁ、結局はいつもと同じさ。
つまり、なんとかなるってことだよ。
hahahahaha!!」
ありがとう、レオナルド。
たしかに僕は日々くよくよ悩んだり、先のことを不安に感じたりしているから、
君に勧めてもらった通り森林浴に行ったら、きっとリフレッシュできると思うんだ。
だけどレオナルドは、そもそも日々のストレスも最低限のように見えるし、その上森林浴でリフレッシュしている。
君と僕が過ごしている日常は、同じことが起きていても全く別物だな。
僕も君の境地を目指して、ストレスを最低限にできるよう、小さなことから始めてみるよ。
そう思いながら、とりあえず大きく深呼吸してみると、なんとなくストレスが減ったような気がする真面目な僕、江場。
※ちなみに僕はイタリアに行ったことないし、イタリア人の友人もいないけど、「小さな村の物語 イタリア🇮🇹」というテレビ番組が大好きで、イタリア人をとてもリスペクトしています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
江場