20年以上の継続で磨いてきた、私のジャーナリング実践法
日々の考えなどをノートに書くということを20年以上続けている。
これが「ジャーナリング」という一般的な手法であると知ったのはここ1,2年のことで、その前は自分の中で「ノート」と呼んで、この活動を行っていた。
誰かに教わったわけでも、なにかの本で学んだわけでもなく、完全に自己流だったが、自分なりに試行錯誤しながら、良い形の取組ができている。
これからジャーナリングを始めるジャーナリング初心者の方や、その他の方にも少しでも参考になれば、と自分のジャーナリング実践法について共有する。
5W1Hのうち、「誰が」は当然私なので、それ以外を書いていく。
いつ書くか
基本は毎朝起きてからの30分位をジャーナリングの時間にあてている。
私は朝型の生活をしており、3時台か4時台に起床する。
そして、起きて最初の活動がジャーナリングだ。「起床したらすぐジャーナリング」をルーティン化することで、日々の習慣にできているし、朝から心が整い、その日をどう過ごすかの整理もできるので、良い1日が過ごせるようになっている。
基本は朝の記入がほとんどだ。
ただ、それ以外に外出先で時間ができたときや、旅行に行った際などには朝以外にも書くことがある。
休日に時々散歩をするが、その時はどこかに立ち寄って、ジャーナリングをするという行動も入れている。
また、日中仕事をしている時なども気づいた時には書くことがある。
書きたい時に書ければ良いと思うが、日々の活動や、趣味などに取り入れると継続性ができ、生活にリズムも作れるのでおすすめだ。
どこで書くか
日々のジャーナリングは家で書いている。
仕事用の机で毎朝ジャーナリングをする、というのが早朝の自分の行動だ。
外にいる時はカフェで書いていることが大半だ。
時間ができたら近辺でカフェを探す、そこで気になるドリンクを飲みながら、ジャーナリングをする。
時々環境を変えてみると思考や感情に変化が作れて良い。
ジャーナリングをしていると、周囲の色々なものに肯定的な感情を抱きやすいので、外の色々な光景を見て楽しくもなるし、喧騒も穏やかに過ごせる。
何を書くか
これはその時その時で変わるが、高頻度で書いているのは
前日の振り返りと感謝
その日をどう過ごすか、大事にしたいテーマ
生活の中で気づいたことや、その感想
最近の調子
学びだなと感じたこと
自分でうまくできたな、成長したなと思うこと
などだ。
毎朝のジャーナリングで生活リズムを作りたいので、前日の振り返りと、その日のテーマ設定はほとんど毎日行っている。
ただ、テーマといっても「今日も穏やかな気持で過ごそう」とか、そのくらいの抽象的なもののことが多い。
このあと、その日の具体的なスケジューリングをすることもある。
早朝に前向きな気持ちで計画を作ると、良い日が過ごせることも多い。
その他に意識的に書くようにしているのはポジティブなことだ。
ちょっとした成長や、良い行動を改めて再確認することで、自分の変化をよく感じられるし、良い行動を継続できるようになる。
「自分で自分を褒める」というのはとても大切にしていることなので、ジャーナリングを通して実施している。
あとは、ここ数日のジャーナリングノートを振り返り、最近の調子はどうかな、と確認していることもある。自分の心身のコンディション変化にも、敏感になれるのはジャーナリングの良いところだ。早めに変化に気づけ、必要な場合は対処できるので、大きく調子を崩すことが少なくなる。
なぜ書くか
色々とあるが、もはや人生に欠かせない活動だから、と言えそう。
書くことで、自分に良い効果があるのがわかりきっているし、ジャーナリングから多くを得てきた。
ジャーナリングなしには今の自分はなかったと思うし、これを続けることで、より充実した日々を過ごせるだろうという確信がある。
この20年の中に、しばらく書かない期間もあったが、「書かない期間」はだいたい調子が良くない。
書かない→調子が良くなくなる→余計書かなくなる・・・という悪循環が続いてしまう、というのが書かなかった場合のバッドシナリオで、過去にはここに何度かハマって反省したことがある。
調子が悪いな、と思った時はノートの日付が空いているときだったことがほとんどだ。
逆に言うと、毎日書いていれば、そんなに調子が悪い時もない。
書いていることが楽しいということもシンプルな理由の一つだが、やはり書くことで、自分の人生が良くなるし、書かなければ最高の日々にならないと思っているから、というのが理由だろう。
どう書くか
過去はお気に入りのノートに、お気に入りのペンで書いていたが、今はタブレットを利用している。
一応、タブレットを使えなくても、ジャーナリングができるように、バッグに持ち運び用のノートとペンは持っているが、今は99%タブレットで書いている。
使っているのは
タブレット:iPad Pro
ペン:Apple pencil 2
アプリ:noteshelf3
だ。
アプリでジャーナリング用のノートを作り、日々新しいページにその日の日付を書き込むことから始めている。
だいたい1年経つとノートを変えるようにしている。
その他、考えたいテーマについては、別のノートを作るなどの使い分けもしているが、だいたい1冊のノートに何でも書いている。
タブレットの良い点は、
紙やペンが切れることを気にしなくてもいいこと(電気代はあるが)
持ち運びがこれだけで済んで便利なこと
バックアップが自動的に取られること
複数のノートを入れても1デバイスで済むこと
ペンの使い分け、色の使い分けなどが楽
などだ。
過去のノートを振り返りたい時などもすぐにできるし、読み返すかどうかはわからないがすべてがバックアップもされるので、無くす心配もない。
書き溜めてきたノートは自分の中では宝物なので、保存されているというのは安心なのだ。
書き味もよい。
実際には黒いペンで同じノートになんでも書いてしまっているが、色を使い分けたい人やトピックごとにノートを使い分けたい人には更に向いているだろう。
少し手をかければ、自分でテンプレートを作って利用することもできる。
紙とペンの魅力もあるが、個人的にはタブレットが一番合っていた。
まとめ
これが20年以上のジャーナリング経験を踏まえて、たどり着いている現在の自分のジャーナリングだ。
日々の学びの中でこれからも変わっていくこともありそうだが、現在地点ということで記載しておく。
少しでも誰かの役に立つようであれば嬉しい。
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