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よっしーの本棚

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素敵な本を読んで、シェアしたいと思ったことを書いていきます。読書ペースや内容により更新頻度は変わりますが、しばらくは読み貯めてきたもので更新します。
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#本当の豊かさ

自分と自分以外の適度な関係を学ぶ

自分と自分以外の適度な関係を学ぶ

僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回 森田真生はじめに

 著者の森田真生さんは最年少で小林秀雄賞を受賞した『数学する身体』の著者であり、”独立研究者”という肩書の方である。(同い年なのに。。。人類の多様性を感じます)
 本書はそんな著者がコロナ禍の四季折々で感じたことをまとめたエッセイであるが生活を見直すヒントが詰まっているだけでなく、感性を研ぎ澄まさせ、様々なことを考えさせられ

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サーキュラーエコノミー実践 安居昭博

サーキュラーエコノミー実践 安居昭博

循環型社会って具体的にはどういう社会なのか、言葉の定義や具体的な実践例が満載の一冊。起業家ならずとも丁寧な暮らしを心がけたい誰しもにおすすめの一冊。

はじめに

 もはや自分だけよければよい、自分の住んでいる地域だけよければよいという状況ではなくなっている。地球規模での気候変動、環境問題は世界の関心事である。それに加えて日本は課題先進国と言われるほど、少子高齢化による地方の過疎化、都市集中の問題

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人新世の「資本論」 斎藤幸平

人新世の「資本論」 斎藤幸平

記念すべき第1回は「新書大賞2021」第一位、大賞受賞作であるこちらの作品を読んで。

はじめに

発売以来話題の書であったため、ずっと読むのをためらっていた。予定調和的な読書に陥りたくなかったからだ。しかしそれ以上に環境問題や解決手段としてのコモンズへの関心が勝り、遅ればせながら手に取った。迫りくる地球規模の問題に対して、どのようなソリューションを提案しているのか読む前から楽しみだった。

読書

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note再開記念~おすすめ本の紹介~

note再開記念~おすすめ本の紹介~

今年も気づけばあと2週間あまり。
振り返ればたくさんの良書が日々を支えてくれた。

「ゆっくり、いそげ」 著:影山知明

「人新世の『資本論』」 著:齋藤幸平

「地球の未来のために僕が決断したこと」 著:ビル・ゲイツ

「ロジカルな田んぼ」 著:松下明弘

「土中環境 忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技」 著:高田宏臣

読書感想文アウトプット始めます。

読書感想文アウトプット始めます。

 これまで自由気ままな散文を連ねてきましたが、それらは「農ライフ」としてこれからも少しずつ続けていきつつ、こちらのマガジンでは良書を読んで感じたこと、考えたことを読書感想文的にアウトプットしていきたいと思います。

 暮らしのダウンシフトに示唆のある書や環境問題、循環型社会、一次産業など幅広いテーマを扱っていきたいと思います。

 できるだけ本を読んだ時のセレンディピティな感覚を大切にしたいため、

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