春立つ如月の日:いつしか厳冬をこえて〜
寒さ極まる厳冬の日も、まもなく過去のものとなるのだろうか。思えば如月二月。立春も建国記念の日も過ぎて、これよりあとには早春の梅、河津桜の見頃となるところだ。
なんだかんだいわれながらも、四季の循環はわりにはっきりしている。一年に占める春季は意外にも短くない。初夏とよばれる月がいまではおよそ5月から6月頃であることをかんがみても、桜の花こそ一瞬だが冬と夏のあいだは十二分の猶予がある。
雪解けから蝉の声までの期間こそ堪能したい。そんな令和5年の春立つ日をあとにして。
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