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映画レビュー『映画のあーだこーだ』

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完全素人の映画に関する独り言レビューなど。
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記事一覧

映画『哀れなるものたち』(2023)を観た。

映画『哀れなるものたち』(2023)を観た。

「公費で受けられるHPVワクチンについてのお知らせ」

これは、郵便物を適当に管理しがちな私が、おもむろに書類を整理していたときに見つけた通知だ。
ここから連想するかのように思い出したのが映画『哀れなるものたち』だった。

「女の子なんだからタバコやめなよ。子どもとか産めなくなるかもしれないし…」と言ってきた、サークルの女の先輩。

バックパッカーをして、1人で世界を巡ってみたいと言ったら「男の子

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映画『朝がくるとむなしくなる』(2022)を観た。

映画『朝がくるとむなしくなる』(2022)を観た。

体を少し壊してしまい、1週間くらい体が縦になってる時間のほうが短い日々を過ごしていました。
少しずつ、動く元気を取り戻してきた頃、外に映画を観に行くことできました。

それが、映画『朝がくるとむなしくなる』。
カルチャー系のインフルエンサーがSNSに投稿していたのをたまたま目にして知った作品。
動かない体を重力のままに、ベッドに沈めながら目にしたそのスマホの先には「監督:石橋 夕帆」の文字。

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映画『天使のたまご』(1985)を観た。

映画『天使のたまご』(1985)を観た。

卵という殻の内側に、自己を見る、外の世界を見る、というシーンが面白かったかもしれない。
空っぽの丸いガラス瓶と、彼女が温めてきた卵。
一体何が違うのか。本当はどちらも同じかもしれないのに。
その中身を見ようとしないからそれは卵であり、
その中身を直視するときそれはガラス瓶であるのかもしれない。

夢を夢と気づくのは夢から覚めた時だけで、
つまり自らが目覚めようとしてみなければその夢が現実か反証する

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【映画『街の上で』感想】私たちは<共感>をどこまで求めるか

【映画『街の上で』感想】私たちは<共感>をどこまで求めるか

今回は4月の末ごろに映画館で観たけど
感想を書けていなかった
ある映画の話をしたいと思います。
本記事では、その作品との
【出会い】~【感想】~【まとめ】という風に
書かせていただきました。

■映画好きへの酷な質問あるある 初対面の自己紹介の時に映画鑑賞が趣味と言うと、決まって「どんな作品が好きですか?」「好きな映画を教えてください。」と話を広げてくださる方がいる。その方には申し訳ないのだが、そ

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映画『花恋』は花束のような恋ではないと思った話。

映画『花恋』は花束のような恋ではないと思った話。

■【はじめに】私が映画『花束みたいな恋をした』を観た理由 今話題の坂本裕二脚本のこの恋愛映画、昨今の日本映画の中でもかなり評価が二分されているものではないだろうか。鑑賞前にあまり他人のレビューは見ないように避けていたが、宣伝は頻繁に目にしていたし、何しろ「リトルモア」が配給で入っているので気になっていた。(私は最果タヒ氏が好きなのでリトルモアは結構チェックしてる。)

 そして劇中にはAwesom

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打ち上げ花火を見られなかった夏に。

打ち上げ花火を見られなかった夏に。

映画『リリィ・シュシュのすべて』『PicNic』しか、まだ岩井俊二の作品は見たことがないのに生意気にも「岩井作品は私にはハマらない」と思ってしまっていたことをここに謝罪したい。
今回45分ほどの短い映像作品の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(1993)を鑑賞した。

恥ずかしながら、99年生まれのなんちゃってサブカル大学生を気取っている私は、2017年のアニメーション化のときに、原作

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Netflix映画『私というパズル』(2020)を観て。

Netflix映画『私というパズル』(2020)を観て。

まずこの作品を観終えたときの第一印象は、「とことん人と人とが向き合う作品だなぁ」というものだった。登場人物らはもちろん、受け手の私たちもエネルギーが必要な作品だった。
それもそのはずで、これは一人の女性の出産からその生まれて間もない子の死、その悲しみと自己・他者の受け入れまで描かれているものだからだ。比較的そういった「家族」をテーマにした日本の有名映画は何作か鑑賞したこともあったが、洋画でこのよう

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I Love "You" に含まれるもの

I Love "You" に含まれるもの

最近、映画館で奇妙な映画を観ました。
ブランドン・クローネンバーグ監督の『アンチヴァイラル』(2012)という作品です。

この作品では、芸能人や世間を騒がせるセレブの熱狂的なファンが
「推し」の体内で増幅されたウイルスを自分の体内に注入する描写が多数あります。
ストーリーとしては、そのクリニックのビジネスの是非を受け手に問うわけでもありません。
愛してやまないタレントのウイルスから、疑似的に症状

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トゥルーマン・ショー(1998)を観た。

トゥルーマン・ショー(1998)を観た。

名作なので、中高生のあいだに話のネタバレを喰らってしまっていた。
就職活動の中で、テレビ局や広告代理店を見ていた私としては色々な視点から楽しめる作品だった。

この作品をきちんと鑑賞する前に、SNSで某有名アイドルが好きな映画でこれをあげていたという旨の投稿を見た。
作品を観終えると、アイドルという職業の人間が好きな映画という風に思うのもなるほどなぁとも思ったし、
本作品のラストの「会えない時のた

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映画『まともじゃないのは君も一緒』(2020)を観た。

映画『まともじゃないのは君も一緒』(2020)を観た。

こういう映画見ると、おそらく同世代の女子高生たちが主人公なはずなのに、日本で生まれ育った私がカルチャーショック受けるのがおもしろい。
そういう意味で、秋本や大野の二人のひねくれ?こじらせ?の方向性がすぐに分かるので、その2人がエンタメとして面白いキャラクターだなあと思いながら見れた。
個人的には、秋本の同級生たちを見下すスタンスはちょっと理解できないというか、嫌悪感を覚えたけど、
実際に陽キャカッ

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映画『プラットフォーム』(2019)を観た。

映画『プラットフォーム』(2019)を観た。

某アプリで鑑賞録を書いてたら、そこそこの長さになって、知り合いとも繋がっているアカウントなのもあり、恥ずかしくなってきたので…という、はみ出し記録をnoteに残したいと思います。

どんなテーマか、内容かというのは知った上で鑑賞。確かに演出や設定等がわざとらしすぎるというのはあるかもしれないけど、こういう世界にまさに生きてるんだから作品のルールや展開を馬鹿にできないと思った。
冒頭から「満たされて

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