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「AI時代の教育危機!子どもたちの読み書き能力が消える?」

 ベーあー先生です。19年間、小学校で働いていると、時代と共に変わる子供達の姿、それに合わせて変わる教育課題に直面し、いろいろ振り回されています。
 ですが、どの時代もゴールは子どもの姿。よりよく、目の前の子どもたちのために!と、先生たちは奮闘しているわけです。
 読者様の中に、もし保護者の方がいたならば、是非、これから出てくるであろう教育課題を知っておいてくださいね☆


 

はじめに…

「今の子どもたちはテクノロジーに慣れすぎている」という言葉を耳にしたことはありませんか?このフレーズは一見、未来の教育を明るく照らすもののように思えます。

 しかし、便利さの代償として、私たちは見逃せない問題に直面しています。それが「読み書き能力の低下」です。AIや自動化ツールが進化し、スマホやPCで簡単に情報を手に入れられる時代において、子どもたちは自分の力で考え、言葉を紡ぎ出す力を失いつつあるのです。
 これを軽視してしまうと、どのような未来が待っているのでしょうか?

テクノロジーの進化が引き起こす弊害

 私たちの生活に欠かせないツールとなったAI。日々の情報検索や文章作成、翻訳すらもボタン一つでできる便利な時代になりました。
 大人でさえ、これに頼りすぎると自分で考える時間が減ってしまうのです。では、まだ思考や表現の基礎を形成している子どもたちはどうでしょうか?
 簡単に答えが手に入る環境では、考えるプロセスそのものが希薄になります。
 例えば、昔は分からないことがあれば辞書を引き、自分で言葉を探して文章を作り上げることが重要な訓練でした。しかし、今はAIに頼り、文字を打つだけで完璧な文章が生成される。この便利さは、子どもたちが「自分で考える力」を使う機会を奪っています。

教育現場で感じる現状と問題点

 私は小学校で19年間働いていますが、日々感じていることは、子どもたちの文章力や思考力が年々低下してる!ということです。
 特に、情報を要約したり、自分の意見をまとめる力、物事に対して、どう思う?という問いに対しての思考力が弱くなってきていると感じることが多くなりました。
 これも、すぐに答えを得ることができる環境に慣れてしまっているからです。
 AIやデジタルツールは、確かに情報収集や効率化に役立ちますが、その裏で「考える力」「表現する力」が失われていることに私たちはもっと危機感を抱くべきです。

今できること: 読み書きの「アナログ」を取り戻す

 テクノロジーの進化は止められません。しかし、それに頼りすぎない環境を意識的に作ることはできます。
 例えば、子どもたちには「手書きで文章を書く時間」をもっと増やしてみる。紙の本を読む機会を積極的に設ける。
 これにより、情報をただ受け取るだけではなく、自分で考え、自分の言葉で表現する力を育むことができます。
 また、保護者や教師が意識的に「考える時間」を作り、子どもたちにすぐに答えを与えないことも大切です。試行錯誤するプロセスそのものが、将来の思考力を鍛える大きなポイントです。

 学校だけでは難しいです。塾に行けということではないです。
 思考する習慣、言葉を出す習慣、呼んだり書いたりする楽しさを感じる機会を学校でも家庭でも与えてあげないといけないんです。
 もし、力になれれば!というお話でした。

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 できる限り誠実に答えます☆


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