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#18 Atsushi Tsukada : プロダクトを通して新しい価値を世の中に提供する - Interview with Beatrusters

こんにちは、Beatrust で Intern をしている Shuhei Ikeda, Reina Tsunokamiです。アーリーステージのスタートアップ Beatrust の社員、通称 "Beatrusters(ビートラスターズ)" へのインタビュー記事の連載企画 Interview with Beatrusters。第 18 回は、7月から PMM としてプロダクトのマーケティングを担当している Atsushi Tsukada / 塚田 篤 さんにお話をうかがいました。

Atsushi Tsukada 

電通にて日系大手広告主のマーケティング戦略およびコミュニケーションデザインに従事。 2017 年にグーグル日本法人に入社、広告主企業のデジタルマーケティングの実行支援に携わる。2022 年、Beatrust に入社。

関連トピック

#社員インタビュー #スタートアップ #SaaS #オープン社内報 
#入社エントリ #マーケティング #PMM #プロダクトマーケティング 

Atsushi さんの趣味はありますか?

社会人になってからは、長期休暇を利用して頻繁に海外旅行に出かけています。40カ国くらいに行ったと思います。未だ見ぬ地を訪れ、現地の空気に自分が溶け込んでいくのを感じるのがたまらなく好きです。世の中はまだまだ自分が知らないことに溢れていることを感じ、自分という存在にも多くの変化の可能性があることを知ることで、新しい気持ちで仕事に取り組むことが出来ます。

また最近の趣味は e-sports 観戦ですね。子供の頃からゲームが好きだったのですが、最近になって e-sports が1つの産業として認知されるようになり、また昔の熱量が戻ってきたという感じです。 “のめり込んだらトコトン” な性格ですね。他に YouTube・映画・漫画等も大好きです。飽き性なので興味の対象はコロコロと変わるのですが、コンテンツが好きという点においては一貫しているかもしれません。特殊技能を持ったプロフェッショナルが寄り集まって1つのモノ・コトを創り上げることが(プロセスも含めて)好きなのだと思います。

ギリシャのサントリーニ島にて、イアの世界一の夕日を見ながらビールを飲む Atsushi さん。
何ともいえない表情に Atsushi さんの感情が詰まっていますね。

Atsushiさんが Beatrust に入社したきっかけをおしえてください。

Beatrust のミッション、事業フェーズ、そして自分が今チャレンジしたいことの3つの間で運命的な巡り合わせを感じたからです。創業者の原と久米は Google の元同僚でしたので、二人が Beatrust を創業したことは2020年当初から知っていました。コロナパンデミックの過酷な中で起業というタフなチャレンジを選べる二人に羨望を感じる一方で、自分にはその覚悟も準備も無いことを感じていました。まだGoogle でやりたいこともありましたし、当時は第三者の立場で応援していました。

それから2年が経ち、自分も次のチャレンジを志向するようになった頃、4人目の社員として創業初期から Beatrust を手伝っていた真浦と話す機会があり。会話の中でBeatrust のビジョンやスタートアップで働くことのやりがいを聞いて、すぐにその熱量に惹かれました。ぜひ会社を見たい、他の社員を紹介して欲しいと頼みこみ、翌週すぐに機会を設けて貰いました。皆が非常に高いモチベーションと豊かな経験を持って Beatrust に集結していることや、いま Beatrust がどういう事業フェーズにあり、どういった課題に直面しているのか理解することを通じて、ここが自分のスキルや経験をピボットしながら新しい成長のためチャレンジするのにベストな環境であると確信しました

自分はこれまで、電通から Google へと大企業を渡ってきました。新入社員の頃から大手広告主様の担当をさせて頂き、誰もが知るようなメガブランドのキャンペーンを担当したこともありますが、徐々にそれが自分の中で自信からコンプレックスの類へと裏返っていくような違和感を感じ始めていたのです。いつも「他人の創ったものを応援する側」であり、しかも私の関与以前に盤石な優位性をお持ちのブランドばかりだったのです。「これでマーケティングのプロを自負出来るのだろうか?」、そんな課題意識が沸々と自分の中に芽生え始めたそんな時に、CEO の原から言われた「0→1の楽しさも苦しさも、やったことがある人間にしか味わえない」という言葉が最後の後押しになり、Beatrust への参画を決めました。

Atsushi さんがクロアチア / ドブロブニクに旅行した時の1枚。
息をのむほど美しい景色です…。

現在は Beatrust でどのような仕事をされているのでしょうか。

PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)という職務に就いています。教科書的に言えば、①市場や顧客の声を聞き、②プロダクトとユーザーの理想的な関係性を設計し、③その提供価値を適切に世の中に届けるための WHO・WHAT・HOW を明確化し、④実際にそのコミュニケーションプランの立案と実行をする役割です。

もっと具体的に言えば、市場調査や既存顧客様へのインタビュー等から始まり、プロダクトのバリュープロポジションの定義、メッセージ開発、マーケティング用のコンテンツ準備、広告関連の PDCA が主な仕事です。

当然一人でこれら全てを出来るわけではありません。社内外の皆さんの協力があって実現するわけですが、あくまでもそのオーナーシップは私が執りながら前に進めるといった具合です。

PMM としての勘所は、(相対的には)外に向いているべきだと思っています。軸足は出来る限り社会や市場に置いて、外部視点から見たあるべきプロダクトの戦略や価値を社内の営業や開発チームへと注入していくのが私の役割です。会社の中の人間にとっては、会社の中で暗黙に合意されていることや使い慣れた言葉がそのままデファクトになりがちで、自分を客観視することがなかなかに難しくなるものです。自分達にとっての当たり前を、世の中の価値基準に照らし合わせながら整理し、磨き直し、より良きプロダクト開発へと繋げていくことが重要であり、その陣頭指揮を執ることが私が Beatrust での役割だと思っています。広告やマーケティングが私のキャリアの基礎ですから、そのコンピタンスを Beatrust の成長のためにどう活かせるか常に考えています。


Beatrust で今後チャレンジしたいことや実現したい夢はありますか。

我々は「プロダクトを通して社会へ価値を届ける」ことを選んだ集団なわけですから、先ずはこの壮大なビジョン・ミッションを実現出来るだけの力強いプロダクトを作り上げることを目指したいと思っています。月並みな物言いですが決して簡単なことではありません。まして我々は “タレントコラボレーション” という新しい市場(概念であり需要)を創造しながら成長しようとしているわけですから、その責任も負荷もとても大きい。それに真正面からチャレンジする。そのプロセス1つ1つを、中に居る当事者として楽しみたいと思っています。

逆に言えば、会社としても個人としても、毎日が新しいチャレンジの連続だということです。チャレンジを続けなければいつでも終わってしまう旅路だとも思っていて、だからこそ「ここがゴール」というものを積極的に今の段階で定めたくないとも感じています。限界を決めてしまえば、その先を想像できなくなってしまう。全ての活動が目視可能な到達点からの逆算で計画されてしまう。個人的にはそれを勿体なく感じてしまいます。

もちろん、会社や事業としての成長のベンチマークを設定することは大事です。それとは別な話として、私個人としては未だ先がどうなるか分からないワクワク感を楽しみたいのです。このチームで何が出来るか?このプロダクトは誰のどういう課題を解決できるのか?顧客企業様や社会全体にどういった価値を提供出来るか? その原点かつ先端に真摯に向き合い続けた先に、結果として思いも寄らぬゴールがあっても良いだろうと思います。むしろ、圧倒的な成果とはそういう風にしか生まれてこないのでは?とさえ考えています。正直申し上げて、究極的には「Beatrust という形で無くてもいい」とさえ考えています。私自身が考える Beatrust という “企て” には、呆気ないほど組織体としてのこだわりは無く、ひとえに我々のプロダクトを使って下さるユーザー皆様の幸福の実現にしかありません。

この “企て” に賛同してくれる仲間はとても貴重な財産です。仲間が増えれば視点が増えるし、視点が増えれば景色が変わる。1人また1人と仲間を募りながら未来を目指す今の状況は、まるで漫画:ワンピースみたいだなと思うんです。もし道半ばにしてワンピースの正体が分かってしまっていたら、只の興醒めじゃないですか。「えーーー!そんなの思いもしなかったよ!」という到達点に至ることを、今はただ楽しみにしながら、毎日仲間と新しいチャレンジと達成を続けたいですね。

キューバ首都ハバナにある革命広場での1枚。

Beatrust の魅力はどんなところにあると思いますか?

大きく2つあると思っています。1つ目は「人」。スタートアップにしてこれだけ経験豊富なタレントが、しかも国籍を超えて集まってきている会社というのは、かなり稀有なのではと思います。右を向けば世界的企業で役職者を務めていたエグゼクティブが、左を向けば何社もスタートアップを渡り歩いてきた歴戦の猛者がいるという状況は、非常に頼もしく有難い環境だと思います。ダイバーシティに溢れていると共に、フラットな関係性の中で誰もが何でも自由に言い合えるというのが Beatrust らしい “トラスト(信頼)” の体現だと思っています。

もう1つは「プロダクト」です。もっと言えば、プロダクトを通じて大きな「変革のきっかけ」を提供しているという確信を持ちながら働けるということです。会社が掲げるビジョンというのは常に壮大であり、ややもすると抽象的過ぎて目の前の自分の仕事との接点が見えなくなりがちなものだと思います。しかし、我々 Beatrust は B2B2C サービスとして常に手の届く範囲に顧客企業様と具体的なユーザーと向き合いながら働いています。自分達が「これがあったら嬉しい」と思って作ったフィーチャーが、実際に顧客企業様の内部コミュニケーションの在り様を変え、巡り巡って企業風土そのものが変わっていく様子を間近でご一緒出来るというのはこの上ない喜びであると共に、社会を巻き込んだ壮大な「実証実験」をしているようなワクワク感を覚えます。プロダクトと顧客の成長を自分事のように喜び、関わった一人一人の貢献を心からリスペクトし、また自分自身を一層強く動機づけることが出来る。そんな「気高くて、気の良い連中」が集まっている、それが Beatrust という “企て” だと思っています。


ズバリ、これから Beatrust に入社していただいて、一緒に働きたいのはどんな人ですか?

少なくとも今の我々の事業フェーズにおいては、「何としてもこの人でなければならない!」と確信をもって言い切れる人と働きたいと思っています。それは事業会社としての基礎を形成する重要な時期にあり、一人一人がこれから組織体としてトランスフォームする上での変革の中心にならなければならないからです。個人技に長けていることはあくまでも前提条件として、さらに先、チーム全体のパフォーマンスを引き上げてくれるような影響力を発揮してくれる人と働きたいです。具体的な素養としては、未知への探究心に溢れていること、自ら課題を見つけて自律的に取り組めること、プロジェクトのオーナーシップが執れること、他人を巧く巻き込みながら掛け算で成果を挙げられること、ユーザーファーストであること、など枚挙に暇がありません。我々はジョブ型雇用をしておりますから、それぞれ個別の要求についてはぜひ採用ページをご覧頂ければと思います。

さらに言えば、「芯のある人(=信念・美学・強み・個性の際立った人)」と働きたいです。弊社の企業風土や行動指針にフィットした人格である上で、「その人ならではユニークネス」を発揮して欲しいし、それを尊重できる組織でありたいと思っています。カルチャーやクレドといった大義の元に個性をすり潰してしまっては本末転倒です。何が入っていたかもはや分からない”ミックスジュース”よりも、1切れずつの味がしっかり際立ちつつ全体として調和した”フルーツポンチ”のようなチームを目指したいと思っています。

いかがでしたでしょうか?Beatrust は、2020 年に創業して以来、様々なグローバル企業やスタートアップなどで経験を積まれたメンバーが、お互いを刺激し合いながら日々仕事をしているアーリーステージのスタートアップです。最近も素敵なバックグラウンドを持った社員が続々と参画してくれています。次回の社員紹介の連載もお楽しみに!

ご興味をもった方は、ぜひほかのメディアや、Beatrust に関するニュースリリースもご覧ください!また、取材依頼やそのほか本記事に関するお問い合わせは marketing@beatrust.com までお願い申し上げます(現在取材などのご依頼が非常に多いため、ご回答までお時間をいただく場合がございます。

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