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演劇

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#雑記

自分にインタビューしてみた。前編

自分にインタビューしてみた。前編

5月12日に早稲田大学学生会館で開催される『第14回めくる会』は、演劇における集団と個性の両立についてメニューを行うWSだ。劇団くるめるシアターで活躍する俳優に加え、他劇団員も参加予定のこのWSは、「オープンな協働」をテーマとしている。

今回、そのWSを主催する緒方美月にインタビューする機会を得た。これまで、『盲』『捨てる、その過程』などで高い評価を受けてきたとはあまり大声で言えないレベルの一大

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『捨てる、その過程』改訂版

『捨てる、その過程』改訂版

私がサークル発表会のために書いた戯曲の台本(改訂版)を全文掲載します。5分尺のごく短い台本(というか、詩?)なので、ぜひご覧ください。

『捨てる、その過程』
作・緒方美月

私が娼婦になったらあなたが最初に来てくれる?
花占いも
白い吐息も
月を眺めるのも
あなたとの日々にくらべれば
どうでもいいよなことなのです
……どうでもいいよなことでした 

私が娼婦になったら
悲しみいっぱい背負って来た

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脚本によせて

脚本によせて

こんにちは。緒方美月です。

そろそろ、『盲』についての総括というか、終わりだよ!的な文章を書かなければ、と思っていたのですが、あまりにも難しく、半年くらいかかってしまいそうです。なので、わたしが7月ごろに書いた「脚本によせて」という文章を、終演挨拶に代えさせていただければと思います。正直、今読み返してみて、わたしこんなこと考えてたんだ……と思う部分もあったのですが、根底の部分は変わっていないので

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美/自意識

美/自意識

稽古場の汚い床に寝っ転がりながら書きました

まあみんなそうだと思うけど、美しくなりたいでしょう。美しくなりたい。とりあえずわたしは美しくなりたい。なりたいというより、美しくありたい。

美しく生きるのに、持って生まれた自分の顔や身体が邪魔。という話をします。

たとえば、今わたしは稽古場に自主練をしに来ていて、爆音で音楽をかけて、美しいテキスタイルのワンピースを着て、きちんとメイクをしていて、長

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夏の続きは終わらない

夏の続きは終わらない

9/13-17
東京学生演劇祭2018
ミチタカコ vol.4
「夏の続きは終わらない休み、雨の音は聞こえている」
遅ればせながら、無事、終演しました。

なんと、12団体が凌ぎを削る中、大賞、そして観客賞をW受賞し、全国大会へ出場する権利を獲得するという、これ以上考えられない最高の結果を出すことができました。本当にありがとうございました。

審査員の綾門さんに講評で頂いた、「誰ひとりとして欠けて

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稽古、稽古、稽古

稽古、稽古、稽古

珍しくnoteで演劇の話。

わたしは、大学1年生から演劇サークルに所属しています。そして今年、所属サークルを退団します。

9月に、東京学生演劇祭に出演させていただくことになりました。演劇をする東京の大学生たち全12団体が4ブロックに分かれて競います。私は早稲田の団体に出演するわけではないのですが、早稲田からも2つのユニットが参加します。ぜひ観にいらしてください。

わたしが参加するのは、Aブロ

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