≪具体的に≫
具体的に、自分の考えを文章にできることが大切です。
具体的に、コミュニケーションができる人は、話がまとまっていて、流れがあり、わかりやすいですよね。
うまく話せる話せないは、持って生まれたものではありません。
うまく話せないときというのは、緊張したり、思いの半分も伝えられなかったり、勘違いされたりということがあります。
抽象的な話が続くと眠たくなります。
具体的にするためには、自分の思ったことを「書く」ことです。
そして、「書く」ことを集めて文章にすることです。
自分の意見がまとまっているかどうか?
それは、書けるかどうかです。
例えば、パソコンの前に座って画面を見ていることが仕事をしているように思われがちです。
パソコンに入力する文章を画面を見ながら考える時間は、あっという間に過ぎていきます。
メールが着たり、ネットサーフィンしたりしながら自分の思いを入力することは非効率であり、ある意味「体裁」と言っていのかもしれません。
パソコンで入力するときには、文章ができてからです。
文章を作るために、ノートを使って「書く」ことです。
具体的になりたい思いがありながら、パソコンの前に座って無駄な時間を過ごすことは、どんどん具体的なものから遠くなっていきます。
仕事の現場でよくある言葉です。
「がんばる」、「もっと」、などなどですね。
では、何を?
どうやって?
いつまでに?
いつも、自分以外の人に伝えるようにと思うことです。
具体的なものがあった上で、「がんばる」、「もっと」と言う言葉は威力が出ます。
抽象的な話をする人に限って、質問をすると答えられません。
中には、「私は、これだけがんばっているのに」と感情的になってしまう人もいます。
理由は簡単です。
自分の意見が具体的に話せないからです。
特に、ビジネスの世界では、書かれないものは何のと一緒だということを強く認識しておく必要があります。
そして、ことばと行動。
この二つをリンクさせるのはなかなかむずかしいものだと、日々思います。
口では立派なことを言うけれど、行動に移せなかったり。
口ではあまり語らないのに、行動だけしてみたり。
どちらも周りは迷惑だったりします(^^;
やっぱり有言実行できる人。
ことばで言って、行動にも移す人は、かっこいいと思います。
何故なら、ことばにした途端に責任が伴いますよね。
ことばにしてみる。
そして、行動してみる。
簡単そうで、むずかしいな、と。
また、自分らしいことばを紡ぐのも、実は、なかなか大変なことのような気もします。
そんな時こそ、出し惜しみせずに出し(書い)てみると、しっくりくることばに出会うのかもしれません。
そして、自分らしいことばを紡いでいく。
「出し惜しみをしない」を標語にしてみるのも良いかもです(^^)
その事(「書く」こと)を、自分のルールとするのではなく、レギュレーションに格上げしておくべきです。
レギュレーション(regulation)は、英語で「規則・規制・制限」などを意味する言葉です。
レギュレーションと近い言葉に「ルール」があります。
同じように使われることが多いふたつの言葉ですが、「ルール」は守るべき規則。
「レギュレーション」は、絶対に守らなければいけない規則という意味があり、それぞれ異なるニュアンスを含んでいる点に注意が必要です。
具体的に話す、具体的に行動するためのステップアップは、自分の話、自分の行動予定を「書き」、文章にしていくことです。
最初は、ノートを見ながら話しても全然問題ありません。
少しずつステップアップすればよいのですから。
抽象的な話をして、感情論になる人より、それこそ、全然比べ物になりません。
具体的であることに、カッコをつける必要はありません。
書いたのか、文章があるのか、が問題です。
まずは、自分の思いや考えを「書く」ことです。
【参考記事】
読んでもらう文章を書くときの、2つの努力
https://blog.tinect.jp/?p=14685
「論理的に考える/書く」は、人間の本能とは異なるので、身につけるには辛抱強い訓練が必要。
https://blog.tinect.jp/?p=36542
頭がいい人は「分かりやすい説明」をする時、何を考えているのか
https://blog.tinect.jp/?p=35489