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⚾選手物語

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選手の数だけ物語がある。 誰もが誰かに支えられている。 これまで出会ってきた選手たちへ、 私の思いを書き記します。
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記事一覧

ここからが本当のスタート

先日、とても嬉しいことがあった。 球場のスタンドを歩いていると、下から私を呼ぶ声が聞こえ…

⚾️上に立つ者の心得ー首都OB元主将たちの言葉ー

つい先日、とあるチームのキャプテンから悩み相談の連絡がありました。 どうやってチームを作…

⚾️やっぱり最後は人間性。

皆さんに問います。 人の成功を心から願い、応援することはできますか。 ――― 今年の首都…

⚾首都リーグOBから現役選手へ-常に誰かにみられているという意識をもつ-

アマチュア野球の最高峰である社会人野球で、活躍する選手はどんな人なのだろう。私はふと、疑…

⚾️太陽のように熱く輝け-小さな積み重ねが実を結ぶ-

ある日、日本体育大学のグラウンドに訪れたときの話。いつものように、席に座って試合を観戦し…

⚾️おばあちゃんの手紙|諦めない限り、道は拓かれる。

野球場に行くと、様々な人と出会います。ありがたいことに時々、お手紙なんかもいただきます。…

⚾たたき上げの底力-泥臭く、諦めない気持ち-

大学野球は、野球エリートの集まりだ。 私にはそんな先入観がありました。甲子園出場はおろか、優勝校から進学した選手も珍しくなく、強豪校で主将をつとめるような選手も当たり前のようにいます(もちろん、住んでいる地域や所属する連盟で事情は異なると思います)。 私は首都大学リーグを十年ほど観戦しています。様々な選手を見てきましたが『野球エリート』ばかりではないという現実を知りました。確かに凄いやつだらけではありますが、その中でも泥臭く奮闘する一般生(※ここでは推薦入学ではなく、通常

📸撮る者だからこそ、周囲への配慮を忘れない-矢澤宏太選手から学んだこと-

写真撮影は、多くの人の思いやりによって成り立っています。そんな基本的なことを、私たちカメ…

⚾新米エース。いざ、本領発揮。

エースという立ち位置は、いわばチームの支柱。そんな大役を、一年目にして任された選手がいる…

⚾支柱ー斉藤北斗がいる限り、武蔵大学は強いー

武蔵大学のベンチでひときわ大きな声が聞こえる。気が付いたのは、昨年(2021年)の横浜市長杯で…

⚾️ともに涙し、見上げた一枚の写真。

先日の写真展での出来事だった。 開催二日目の昼下がり、来場者が増えてきた。知人が見えたこ…

⚾フルスイングの裏に、努力の跡がある。

なんでそんなに打てるんだよ。と、思わず叫びたくなった。打席に入った瞬間の恐ろしさは、ただ…

⚾️役割は一つだけではない。中継ぎのヒーローが教えてくれたこと。

先発だけがヒーローではないことを、恥ずかしながら私は大学野球で知った。 投手には先発、中…

⚾️自分にしか、自分の道はひらけない。

思い通りの大学野球生活を過ごせた。一体どれほどの選手がそうやって言い切れるのだろう。程度の差はあれど、壁にぶちあたった経験は誰しもあるはずだ。 大学まで野球を続ける選手たちのほとんどが、素晴らしい功績を高校時代に残している。最もわかりやすいのは、推薦組と呼ばれる選手たち。彼らは当たり前のように甲子園出場を果たしている。仮にそうでなかったとしても、高校である一定の水準以上の成績を残しているのは間違いない。 学生野球の最高峰である大学野球はそんなスーパースターたちが集う。いわ