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最近読んでいる本(13) #122

読んだ本のストックがたまってきたので感想を書き残したいと思います。


ウソをつく生きものたち
森 由民 (著)、村田 浩一 (監修)

↑動物の擬態や托卵などの生態や行動、進化について書かれています。このような本を読んでいると何度も目にする内容も多く、新しい情報はあまり得られませんでしたが、チョウや鳥の体の柄や色がどのような進化のもと得られた特徴なのかということは楽しく読めました。他の種の生き物を真似て生き残る原理については深く考えさせられました。イラストや写真がもっとわかりやすいものであればよかったなぁと思いました。


ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか?
高野光太郎 (著)

↑オーストラリアでウォンバットの疥癬を治すための研究をする日本人の活動について知ることができました。ウォンバットの生態や置かれている状況については知らないことばかりで、そのかわいい姿だけでなく、うんちが四角であることの理由を知ってワクワクしました。このような素晴らしい研究を応援したいと思いました。その他、野生動物と人間との距離感の大切さについても語られており、日本でも見直すべきことはたくさんあるなと改めて実感しました。


はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?
増田 隆一 (著)

↑動物地理学についての児童向けの本ですが、大人も十分に楽しめる知識が沢山詰め込まれていました。エゾモモンガとフクロモモンガが分類的に同じではないことなど、知らない情報もあり、ワクワクしながら楽しく読めました。動物分類学や地理学の知識がない人でも十分楽しめる本だと思います。イラストや写真が多く、とても読みやすいです。


鶏小説集
坂木 司 (著)

↑短編集のなかにさまざまな鶏料理が出てきてその描写から思わず鶏料理が食べたくなる一冊。短編小説がいくつか綴られていて、少しずつ繋がる要素も含まれていて面白いです。読み進めるたびにどんどん世界観に引き込まれます。とても面白かったです。


肉小説集
坂木 司 (著)

↑鶏小説のあとに読了。鶏小説集のような伏線や繋がりがない短編集だったので、今回はひとつひとつ楽しむ感じでした。鶏小説集に比べて胸焼けするような表現で豚肉料理が表現されていて、内容もウッとなるようなものが多かったです。さらっと読みたい人は鶏小説集、こってり読みたい人は肉小説集がおすすめ。全体的には文章が読みやすいし、面白かったです。


1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている猫みたいに楽に生きる5つのステップ
鹿目 将至 (著)、鳥居 りんこ (著, その他)、umao (イラスト)

↑ふわふわと心が穏やかになるような文章と内容に落ち着きを感じる本でした。小さなことに目を向けて、できたことにははなまるをつけてあげるなど、自分を労わることの大切さを教えてくれます。精神科医の著者も悩みや完ぺきではないことをたくさん抱えており、親近感がわきました。癒しを探したいときやほっとしたいときに読みたい本です。


白線以外、踏んだらアウト
田丸雅智 (著)

↑「おとぎカンパニー」などで有名な田丸さんの本。他の作品はまだ読んだことはありませんが、タイトルに惹かれ読んでみました。「白線以外を踏んだら死ぬ」「三秒ルール」「食べてすぐ横になると牛になる」「写真を撮ると魂を抜かれる」など、誰もが聞いたことや試したことがある言葉や物事をテーマに綴られた短編集。ファンタジーな世界が展開されており、読んでいて、このようなかたちでこれらのテーマを表現できるのかと驚きました。田丸さんは他にも童話や妖怪などをテーマにアレンジした短編集を書かれているとのことで興味がわきました。ぜひ読んでみたいです。


ポケモンのしま
ザ・キャビンカンパニー (著)

↑著者と同世代であるので、ポケモンの世界と子どものころのワクワク感とあの頃みていた景色が思い起こされました。私たちの近くにはいつだってポケモンが存在し、観ている世界に彩りを与えてくれる存在だったことを思い出させてくれるような、素敵な絵本でした。


動物たちが教えてくれた「良い生き物」になる方法
サイ・モンゴメリー (著)、古草秀子 (翻訳)

↑ネイチャーライターの著者サイ・モンゴメリーの出会う珍しい生き物や飼っている豚、鶏、犬たちについて愛情深く語っています。何よりも動物を愛し、人間の感情に振り回されず真正面から向き合う姿から、大切なものをたくさん学びました。動物たちから「良い生き物になる方法」を学ぶ姿勢は尊敬できるものであり、こういった人の本をどんどん読みたいなぁと思いました。



今読んでる本、これから読む本↓


最近は不調だったり、編み物を始めたりで本を読む時間が減っていたりしますが、これからも読める時間があればどんどん読んでいきたいと思います。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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