【適応障害・うつ】最近読んでいる本(9) #90
2022年9月末に適応障害、うつと診断され、2022年10月から現在に至るまで休職しています。3月末に退職予定です。
読んだ本のストックがたまってきたので感想を書き残したいと思います。
医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣
宮島 賢也(著)
↑精神科医である宮島賢也先生の本。宮島先生も長年うつと戦ってきており、だからこそ言えることもあるんだなぁとしみじみ感じながら読みました。食生活や考え方の傾向を変えることなど、実践するにはちょっとハードルが高かったり容易ではないこともあるように感じましたが、書かれていることを実践できれば仕事や家庭の中でのストレスは軽減できるだろうなぁと感じました。自分を大切にできない考え方は手放した方がいいという言葉が刺さりました。(あややさんおススメの宮島賢也さんの本😊)
イベリコ豚を買いに
野地 秩嘉(著)
↑ノンフィクション作家がスペインに行き、イベリコ豚を買って日本で加工販売するために奮闘するという内容であり、スペインの情勢や文化などにも触れつつ日本での加工肉の開発と販売の難しさなどについて詳しく書かれていました。個人的に、もう少しイベリコ豚の生産や飼育のことが書かれているかと思っていましたが、どちらかというと加工や販売までの経緯や過程がメインで書かれていました。イベリコ豚にも純粋なものとそうではないものなど、いくつも細かい品種があることを初めて知ったし、イベリコ豚の加工の難しさと、その美味しさもよくわかりとても面白かったです。
聞く習慣
いしかわゆき(著)
↑インタビューライターの著者が、会話をすることが苦手でも工夫をしながら聞くことで、うまく会話ができるようになることを示してくれています。自分だけの視点でなく、皆の視点、読者の視点で質問してみるなどの手法はなるほどなぁと思いました。また、聞いたことを書くことでアウトプットができることや、書くことに対するアドバイスもあってとても参考になります。今このように感想を書く時にも、自分の考えも織り交ぜて書くことの大切さを改めて気づかされました。
中二階
ニコルソン・ベーカー(著)
↑ある日一人の男性の靴紐が切れ、その男性が靴紐を買ってきてオフィスに戻るためにエスカレーターに乗って登っていく間に考えた思考だけで書かれた本。靴紐が切れ、顔を洗い、ポップコーンを食べ、靴紐を買い、牛乳を飲むということだけについて永遠とその物事に関連する出来事や考えたこと、感じたことを語っています。注釈の多さには笑ってしまいました。世代や文化の違いで難解な部分もありましたが、1つのことでここまで語れる著者の発想力と文章力に圧倒されました。
チョウはなぜ飛ぶか
日高 敏隆(著)
↑日本動物行動学会創始者の日高敏隆さんが幼少期にチョウに興味を持つところから始まり、大人になり、動物行動学者になってからモンシロチョウやアゲハチョウの飛行経路、交配、産卵の特徴となぜそうなるのかについて考え、研究、実験をしていく話です。まだまだ解明できていない研究途中のことについて書かれ、研究や実験の難しさや楽しさ、なぜ?と思うことの大切さを日高さんらしく優しい口調で書かれています。巻末のエッセイも含め、日高さんの動物への愛や興味を大いに感じることができ、最初から最後までとても楽しく読むことができました。(たけたけさんおススメの本😊)
世界を、こんなふうに見てごらん
日高 敏隆(著)
↑日高敏隆さんが生物を愛し、科学だけでは語り切れない世界を優しく綴るエッセイ集。生物を科学だけではないいろんな方面から観察し、研究者や学者という立場にとらわれない考え方をもって接する姿は尊敬できるし、そんな視点を持っているのかと驚くことも多々あり、日高さんという人がどれだけ生物を愛しているかが読み取れる本でした。日高さんの優しさを感じました。
つながる勇気 アドラー心理学がよくわかる動物たちのフォトブック
岩井 俊憲(著)
↑アドラー心理学を動物の行動などと照らし合わせた部分があったり、やさしい文章のなかでわかりやすく解説していたり問いかけていたりで読みやすかったです。アドラー心理学の入門書とするととてもわかりやすくて良いなと思いました。動物たちの写真をきれいでかわいらしく、とても癒されます。
湘南の風に吹かれて豚を売る スーツを脱いで見つけた自分らしい働き方
宮治 勇輔(著)
↑一度サラリーマンになった著者が実家の養豚業を継ぐ話だが、飼育管理をするのかと思いきや、現場は家族に任せ、販路の確保やPRなどを担う立場になるという内容でした。1次産業をなんとかしようという意識で独自の「みやじ豚」というブランドを確立しつつ、いろんなことを多方面からプロデュースして動いていく姿に感銘を受けました。ただ夢をみて考えている時間があるなら、書き出すだけでなくまずは歩き出せというメッセージが心に刺さりました。
科学の名著50冊が1冊でざっと学べる
西村 能一(著)
↑名前のとおり、科学の名著がこの1冊でざっと学べます。著者も名著を読むことに苦戦していたりするなか、読みやすい部分を紹介してくれていたり、簡単な要約をしていてくれたり、興味をそそられる部分がたくさんありました。それでも難解な名著や古い本の紹介もありましたが、日高敏隆さんやバッタの話など比較的新しい本の紹介もありました。「沈黙の春」や「種の起源」など、読んだことのある本の復習にもなってよかったです。
天然日和
石田 ゆり子(著)
↑石田ゆり子さんのやさしさやかわいらしさ、信念の強さが詰まっているエッセイ集。ときにはスランプに陥って自分を見つめなおしたり、ときには飼っている猫や犬のことを優しく綴っていたり、日記という簡単な文章であるなかでも最後までワクワクしながら楽しく読むことができました。普段エッセイ集をあまり読みませんが、この本を読んでエッセイ集の楽しさを知った気がします。(えむさんおススメの本😊)
以上の本を読みましたが、以前読者のみなさまにおすすめしていただいた本もちょっとずつ読んでいます。
どれも楽しく読めています!
本当にありがとうございます!
まだまだおススメの本を読み切れていないので、今後どんどん読んでいき、また感想を書かせていただきたいと思います。
以下、読んでいる本、読む予定の本。
図書館で借りられる本から手当たり次第借りてきています。
頻繁には図書館に行けないのでちょっとずつですが、どんどん読んでいきたいと思います。
読みたい本がたくさん。
本を読めるようになった自分を褒めつつ読み進めていきたいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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