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最近読んでいる本(22) #241

読んだ本のストックがたまってきたので感想を書き残したいと思います。


新版 THE COFFEE BOOK:基礎知識から生産国情報、焙煎、レシピ、バリスタテクニックまで
アネット・モルドヴァ (著)、丸山 健太郎 (監修)

↑コーヒーの基本的な情報から、産地の細かな説明、充実したコーヒーのレシピがとても魅力的な本。産地のことを詳しく知りたい人には満足できる内容とボリュームになっています。そしてレシピが豊富で、いろんなコーヒーの飲み方を試したくなるようなものがたくさん載っていました。全体的に写真やイラストがたくさんあり、読みやすい上に索引などもあるので、読み返しやすいです。コーヒー好きの人にとっては手元に置いておきたい本かなと思います。


外来種は悪じゃない: ミドリガメのための弁明
伊地知 英信 (著)

↑野生動物の生態系を脅かす外来生物は悪というイメージがありますが、人間が持ち込んでの乱れや予想外の展開があったことを本書で再確認できます。カミツキガメやミドリガメたちが見つかってからどうなるかについて初めて知ることも多く、外来生物の扱いがどんなものであるか勉強になりました。法律や外来生物を持ち込んだ理由などを知れたのも面白かったです。外来生物との付き合い方を改めて考えなければならないと考えさせられました。


アダルトチルドレンの教科書 回復のメタメソッド
横道誠 (著)

↑専門的な言葉も多く、サラッとは読みにくいです。会話形式なので、話の流れはつかみやすいし、アダルトチルドレンやトラウマについての基礎や応用の知識を学べるので、より深く知りたい人には良いと思います。自助グループでの活動や話し合いの様子が描かれているので、こういった活動の具体的な内容が知れて勉強になりました。自助グループの活動を知り、自分でもこういった居場所を作ったり探したりする参考になりました。


くまとやまねこ
湯本 香樹実 (著)、酒井 駒子 (イラスト)

↑ともだちのことりを亡くしてしまったくまのお話。ことりとの思い出をよみがえらせてくれたやまねこのバイオリンの演奏が実際に聴こえてくるようでした。絵本の紙質と灰色のページにシックに描かれるイラストがとても雰囲気が出ており、絵本の世界に引き込まれます。心の重荷をスッと下ろせるような、柔らかな絵本でした。


野生生物は「やさしさ」だけで守れるか?──命と向きあう現場から
朝日新聞取材チーム (著)

↑近年野生生物を捕獲することへのクレームなどが相次いでいますが、それらの背景についてや、外来種への子どもや地域住人の考え方などに触れており、私たちが生活しているなかでこんなことになっているのか、こんな考え方に歪んでしまっているのかということを気づかせてくれます。命を大切にすることは大事なことですが、それ以上にその命をどのように繋いでいくか、どういう方法で受け継いでいくかが大事なんだと気づかされました。外来種が悪という考えだけでは生物を守れないということを改めて考えさせらます。


奄美でハブを40年研究してきました。
服部 正策 (著)

↑東大の医学科研究所に所属し、40年もの間奄美のハブについて研究をしてきた服部さんのお話。冒頭はハブの生態や奄美ではどんな存在なのか、出会ったときの対処法、毒についてなどたくさんの知識が詰め込まれており、ハブについての興味がどんどんわいてくるお話でした。その後はマングースの問題、アマミノクロウサギや奄美の生物について書かれており、今ではあの問題はこのように進んだのか!と初めて気づくこともあり、驚きと奄美の自然の現状について気になることばかりでした。その他、奄美の生活、習慣なども知れてとても楽しい本でした。


喫茶アネモネ 単行本
柘植文 (著)

↑ゆるゆるの喫茶店での日常が1ページずつ漫画で綴られています。どのお客もゆるゆるで、何よりマスターとバイトの女の子が一番ゆるゆるで読んでいて思わずにんまりしてしまいます。ちょこちょこ出てくる喫茶店メニューも何気に美味しそう。ほどよいゆるさが読んでいてほっこりして癒されます。続編も2冊出ているようなので読んでみたいです。こんな喫茶店が近くにあったら毎日通いたくなります。(エリンギさんおすすめの本😊


暮らしの図鑑 和菓子の愉しみ
ながめて、愛でて、味わう工夫×新しい和菓子24×基礎知識
堀部 美奈子 (著)

↑和菓子の魅力がこれでもかと詰まった本。可愛らしい写真とパステルなページばかりで癒されます。いろんな名店の和菓子の紹介もあり、行ってみたいお店や食べたい和菓子が増えました。和菓子の歴史や道具、原料のことも詳しく書かれていますが、どのページも軽く読めるのでとても読みやすいです。和菓子のかわいさに魅了されるし、癒されたい人にはぜひ読んでほしい本。


ようこそ、ヒュナム洞書店へ
ファン・ボルム (著)、牧野 美加 (翻訳)

↑韓国の小説だがスッと心に響く場面も多く、訳も読みやすくてあっという間に読みました。書店でのさまざまな人の出会いがあり、それぞれが抱える問題や悩みが明らかにされていくなかで、学校や就活、会社、夫婦、生活についての考え方に改めて触れる場面が多く、考えさせられました。そしてこの書店での活動やコーヒーを提供している様子から、こんな書店があったら入り浸ってしまうなぁいいなぁと思いました。どこかコーヒーの香りがしてきそうなこの書店での人間味のある人々のやりとりに魅せられました。(えりさんおすすめの本😊)


私はヤギになりたい ヤギ飼い十二カ月
内澤 旬子 (著)

↑瀬戸内海の小豆島でヤギと暮らす内澤旬子さんのリアルな生活について綴られており、ヤギとの生活がこれでもかとふんだんに詰め込まれています。以前は千葉で豚を飼い、その後ヤギを飼ったと知ってこの本をすぐ読みました。ヤギのことだけでなく、与えている雑草や草木のことがイラストも一緒に詳細に書かれているので、イメージがわきやすいし、詳しすぎて草木の図鑑を読んでいるようでした。ヤギたちの個性豊かな表情や動きがイラストを含めてリアルに伝わってきて面白かったです。内澤さんが次回何を飼うのか楽しみです。


るきさん
高野 文子 (著)

↑ある女性「るき」さんの日常をマンガで綴っています。るきさんとお友達のえっちゃんのやりとりがほんわかしつつ仲良しだからこそのジョークも交えていて面白いです。えっちゃんのような友達がほしいと思うし、るきさんのような生活にも憧れます。古い本ですが今でも楽しく読むことができる不思議な本。エピソードによってイラストの色合いが変わるのもまた面白いです。


孤独をたのしむ本―100のわたしの方法
田村 セツコ (著)

↑田村セツコさんの本は初めて読んみましたが、ふわふわとした優しくもかわいらしい表現に癒されました。孤独をたのしむための考え方や捉え方から心の広さや穏やかさなどを感じることができ、このようなおばあさんになったら日々の生活も楽しいだろうなぁと思いました。普段目にしていることも、改めて考えてみると、素敵な風景だったり、ハッとすることもあったりするなぁとこの本を読んで気づかされました。ホワホワとした雰囲気が可愛らしく、疲れたときに読み返したくなりました。(エリンギさんおすすめの本😊


絵とマンガでわかる コーヒー1年目の教科書
鈴木 樹 (著)、藤野 リョウ (著)

↑コーヒー初心者にはわかりやすい基礎知識が詰め込まれています。コーヒーの本を読み漁っていると既知のことも多いため、新しい知識はあまり得られませんでしたが、読みやすくてイラストがとても上手なのでコーヒーのいれ方などイラストで描かれているがとてもわかりやすいです。コーヒーのアレンジや合うお菓子の紹介もあったので、家でコーヒーを楽しみたい人にもとても参考になる本だと思います。入門書としてとても良い本。


HAPPYおばさんのしあわせな暮らし方
田村 セツコ (著)

↑田村セツコさんの「HAPPYおばさん」の連載がまとめられている本。生活のなかのちょっとした困り事や嫌なことに対しても何でもHAPPYになるように捉えてそれを教えてくれます。田村セツコさんの穏やかで前向きな考え方を共有できて、なんとなく気持ちが前向きになる気がします。1ページ毎に田村セツコさんのイラストがカラーで掲載されており、それを見るのも楽しかったです。


他に読んだ本、今読んでる本、これから読む本↓


先月にはオンライン読書会、リアル読書会があり、今月もオンライン読書会が2回あったので、読みたい本が一気に増えてしまい読む速度が追い付かないのですが、ゆっくりおすすめいただいた本を読んでいこうと思っています。

ここに記載していないおススメの本たちは図書館で予約し、順番待ち状態です。

順番が来て読むのが楽しみです。

来月からはまた読書の時間が減りそうですが、その中でも読む時間を確保して楽しんでいけたらいいなと思っています。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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