禁酒22日目 残念なお知らせがあります、気がつかないんだよな〜。そろそろ肝臓の話をしようか
残念なお知らせがあります。
「肝障害の初期症状にはほとんど自覚症状がありません。」
私は一ヶ月禁酒しました。結果劇的に血液検査の結果が改善されました。逆に言えば肝障害の原因が「アルコール」であるとハッキリ証明されたわけです。
だがしかし、断酒一ヶ月後の血液検査の結果は健康基準値に収まりませんでした。つまり、また肝臓に脂肪が多く幹細胞が悲鳴を上げているということです
で、体調はどうかというとすこぶる良いです!二日酔いで朝歯磨きする度に吐き気を催していた頃とは雲泥の差です。でも肝臓は悪いのです。肝臓は悪いのは血液検査の結果でハッキリしています。
しかし、このように自覚症状は全くありません、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていますアルコール肝障害はなんの前触れもなしにあなたの体を蝕んでいきます。
ネットで調べると肝臓が悪くなった時の自覚症状を見つける事ができます。黄疸・腹水・発熱・クモ状血管腫・だるい・・・など多数の症状が見つかると思います。
肝臓はかなり悪くなっても自覚症状が出ません、自覚症状が出た時には命に関わるレベルで肝臓が悪化している可能性が高いです。
アル中といえば肝臓大丈夫なの?です。アルコールが影響する病気は多いのですが肝臓に関する病気が最多です。飲みすぎかなと思った方はぜひ血液検査してみて下さい。明確に飲み過ぎかどうかが判断出来ます。
肝臓に関する重要な血液検査の数値は以下の3つです。
γ-GTP
基準値 女性 5~24単位
男性 8~61単位
γ-GTP(ガンマ-グルタミルトランスペプチターゼ)は、肝臓の解毒作用に関係する酵素です。「肝臓病」や胆管から十二指腸に至る道筋(胆道系)の病気があると、血液中に大量に放出される性質があります。基準値を超える場合は、「急性肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、薬物性肝障害、肝硬変、肝臓がん、胆道疾患(結石、がん、胆のうや胆管の炎症)、膵臓がん」などが疑われます。 なお、他の肝機能の検査では異常がなく、γ-GTPだけが基準値を上回っている場合は「アルコールの飲み過ぎ」が考えられます。また、薬を長期間服用している場合にも、検査値が高くなることがあります。
AST(GOT)
基準値 10~34単位
AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は肝臓に多い酵素です。肝臓が障害されて肝細胞が壊れると、血液中に大量に漏れ出すことから、基準値を超す場合は「肝臓病」が疑われます。 ただし、AST は、心臓の筋肉や骨格筋などにも多く含まれており、「心筋梗塞、筋ジストロフィー、多発性筋炎」などでも数値が高くなります。そのため、次にあげる ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)と比較して、病気を推測していきます。
ALT(GPT)
基準値 5~46単位
ALTのほとんどは肝臓にあるため、ALTが高い場合は、だいたいは「肝臓に異常がある」と見当がつきます。
ALT と AST の検査データから病気を推測することができます。ALT, AST ともに 100 ~500 単位(あるいは500単位以上)では、肝臓の細胞が急激に傷害されていることを示し、「急性肝炎、非アルコール性脂肪肝や慢性肝炎、アルコール性肝障害」が疑われます。ALT, AST ともに 150 単位以下の軽い上昇が長期間にわたって見られる場合は、「慢性肝炎や肝硬変、肝臓がん」などの疑いがあります。また、片方が正常で、一方だけがわずかに基準値を上回る場合も、「アルコール性脂肪肝」や「心筋梗塞や筋ジストロフィー、多発性筋炎」などの病気の可能性もあります。
肝臓に間違った知識持っている人多すぎだと思います!明日からアルコール性の肝障害の進み方を説明します。
永作