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「億男」の書評 (1/2)
ある日、借金3000万円ある図書館司書の男が、3億円を手に入れる。そして、親友とその友人に会っていく中で、「お金と幸せについて」を考えていく小説。
①動機生きていく中で、「お金に人生を振り回されたくない」と思い、メルカリで300円で購入した。
②刺さった言葉お金で幸せを買うことはできないかもしれない。だが、少なくとも、自由を手に入れることができる。好きなことをする自由。嫌なことをしなくて済む自
「普通の人間っていうのは、普通じゃない人間を裁判することが趣味なんですよ」コンビニ人間の書評
狂っているのは、「主人公」か「世界」か。
10ページ読むと、「主人公・古倉恵子」の狂っているところがわかっていき、読み進めるにつれて「世界」の異常性について、明らかになっていく。
36歳未婚。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べ続けるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ」の掛け声が、毎日の安らかな眠りを
【書評】僕の人生には事件が起きない
僕は,お笑いコンビ・ハライチのラジオを毎週欠かさず聞いている.ドイツに3ヶ月間留学していた時は彼らの話に心を救われたことを覚えている.
今回はハライチのボケ・ネタ作成を担当している岩井の書いた「僕の人生には事件は起きない」を読んだ感想や気づいたことについて書きたいと思う.
岩井氏は物事を抽象化することが上手い例えば,本書の後半で書かれているずっと連絡を取っていなかった女友達から自分の誕生日パーテ
【書評】私は障害者向けのデリヘル嬢
以前,NHKのバリアフリーバラエティ「バリバラ」で,障がい者と性というテーマで話している会があり,そのときなんとなくamazonで調べてみて買ってみた一冊.
20代女性の障がい者向けのデリヘル嬢をしていた時の仕事とその時の赤裸々な感情が書かれていて,面白くて一気読みしてしましました.
今回はその中の自分が活かせそうだなと思った箇所を備忘録がてら書いていこうと思います.
ビジネスチャンスは転が
【書評】マジ文章書けないんだけど
こんばんは.バナナボーイです.
修士論文や投稿論文を書いていて,なんだかうまくいい文章書きたいと思い,積読していた前田安正さん著「マジ文章書けないんだけど」読んでみました.この本を読んで「いいな」と思ったところを上げていきたいと思います.
1st.STEP 基本の基本!主語と述語について考えるp.30 一つの文には一つの要素
p.41 「は」は係助詞で,多くの事柄から,一つのものを取り出して