クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #142〜アルトゥール・ロジンスキ R.コルサコフ『シェエラザード』より(1940)
7/21の「クレデンザ1926 × 78rpmの邂逅 Vol.21
ストコフスキーとトスカニーニに愛され、オーケストラに恐れられ、憎まれた男 アルトゥール・ロジンスキ」
ではおかけしないロジンスキの十八番、「シェエラザード」を💁♂️
ロシア音楽を得意としたロジンスキが当然のように録音した『シェエラザード』より第1楽章「海とシンドバッドの船」。
この曲の持つ「波」を表現するような大きな音のうねり、高まり、鎮まりを、大袈裟でもなく、かといって物足りないこともなく、オーケストラを巧みにコントロールして描き出すロジンスキのあっぱれなこと!
クリーヴランド管弦楽団はこの後音楽監督に就任するジョージ・セルによって鍛えられ、まるで一つの楽器で奏でられているようだと称えられるオーケストラ・サウンドを獲得した、と言われている。
しかし、その前のロジンスキによる徹底した(時に血の制裁を伴った)オーケストラ・ビルダーとしての仕事が下地にあったからこそのセル時代と言っても決して過言ではない演奏が、この『シェエラザード』でも聴き取ることができる。
クレデンザ1926 × 78rpmの邂逅 Vol.21
ストコフスキーとトスカニーニに愛され、オーケストラに恐れられ、憎まれた男、アルトゥール・ロジンスキ
2024年7月21日 (日) 開場:13:00/開演:14:00(終演予定:16:00 途中休憩あり)
かふぇ あたらくしあ 千代田区神田神保町2-12-4 エスペランサ神田神保町Ⅲ B1F ☎ 03-6268-9187 cafe-ataraxia.com 料金:
チャージ1,000円 + 1ドリンク以上オーダー
主催:かふぇ あたらくしあ
ポーランド出身の指揮者、アルトゥール・ロジンスキ(Artur Rodziński、1892年1月2日 - 1958年11月27日)。 第一次世界大戦後ポーランドでキャリアをスタートし、そこでレオポルド・ストコフスキーに見出され、フィラデルフィア管弦楽団のアシスタントとなる。
それを起点としロジンスキはロサンゼルス・フィルハーモニック、クリーブランド管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団の音楽監督を歴任、またアルトゥーロ・トスカニーニにも気に入られ、NBC交響楽団のトレーナーとしても活躍した。
このようにアメリカにおける華麗なキャリアを誇るロジンスキは 、一方で「ミニ・トスカニーニ」と称されるほど容赦ない厳しいリハーサルをオーケストラ団員に課し、自分の意にそぐわない団員を「血の浄化」とばかりに大リストラ、オーケストラと常に対立する熱血非情な指揮者でもあった。
19世紀以来の演奏伝統と20世紀即物主義、その両方の影響を受けたロジンスキが作り出す音楽は、時に情熱的でロマンティック、また時に鋭くスリリング。
今回は彼が得意としたロシア音楽の大人気曲を、手兵クリーヴランド管弦楽団とニューヨーク・フィルハーモニックを指揮した米コロムビアのオリジナルSPレコードとクレデンザ蓄音機で堪能する。
[演奏盤]
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
ニューヨーク・フィルハーモニック
Columbia Masterworks – MM 558
[録音]1944年12月11日、カーネギー・ホール
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
クリーヴランド管弦楽団
Columbia Masterworks – MM 520
[録音]1942年2月22日、セヴェランス・ホール
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