フリッツ・ライナー/ピッツバーグ交響楽団 ワーグナー『マイスタージンガーたちの入場〜フィナーレ』(1941)
昨日より販売スタートとなった日本コロムビア最高級ポータブル蓄音機MODEL-221デモンストレーションをか兼ねて、ワーグナーの「マイスタージンガー」の動画を作りました。
フリッツ・ライナー/ピッツバーグ交響楽団
「マイスタージンガーたちの入場~フィナーレ」
1941年11月15日 録音
フリッツ・ライナー(Fritz Reiner, 1888年12月19日 - 1963年11月15日)は、ハンガリー出身の指揮者。
1953年、シカゴ交響楽団の音楽監督(最終年度の1962-63年シーズンは音楽顧問)に就任。
死去までの10年間、同楽団の黄金時代を築き、このオーケストラの「中興の祖」と言われている。
即物主義的な切れ味とダイナミクスが特徴的なライナーの作る音楽は、それがどの時代のどんな作品であっても、そして相手がシカゴ交響楽団でなくとも、聴いていてとてもスリリングな気持ちにさせてくれる。
ピッツバーグ交響楽団の音楽監督には1938年に就任し、48年まで務めた。
この間に数多くの録音をコロムビア・マスターワークスに行い、現在でもそれはSP盤やそれを復刻したLPやCDで聴くことができる。
アメリカに進出する前は名門ドレスデン国立歌劇場の指揮者を務めていたこともあり、リヒャルト・シュトラウスとも親交を温め、特にワーグナーとシュトラウスのオペラを得意とした。
またバイロイト音楽祭以外での演奏が禁じられていたワーグナーの『パルジファル』を、初めてバイロイト歌劇場以外で演奏したのもライナーだった。
しかし残念ながらオペラ全曲の録音は『カルメン』以外にはなく、オペラ指揮者としてのライナーの素晴らしさを知りうるレコードは序曲集などしかないのが何とも残念。
今回は1941年に録音された『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の第3幕抜粋(管弦楽版)の2枚組SP盤から第4面に収められた「マイスタージンガーたちの入場~フィナーレ」を。
有名な第一幕前奏曲と同じメロディー(テーマ)を使ってクライマックスに向かうこの音楽を、ライナーはシンプルでありながらも的確にコントロールし盛り上げていく。
ライナーの指揮は極めて簡素で、腕の振り幅が極端に狭かったため「チョッキのビート」(チョッキの幅に収まる動き)と呼ばれていた。
MODEL-221はポータブル型でありながら、これだけの大迫力の音楽を届けてくれる素晴らしい蓄音機です。
特にクラシックのオーケストラものを楽しみたい方に是非にとお薦めします。
価格は45,000円
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