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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #143〜アルトゥール・ロジンスキ ショスタコーヴィチ『交響曲第5番』より第2楽章 スケルツォ(1942)
Shostakovich: Symphony No. 5 in D minor, Op. 47,
2nd movement Allegretto Scherzo
Arturo Rodzinski/Cleveland Orchestra
Columbia Masterworks – MM 520
Recorded February 22, 1942,
Severance Hall, Cleveland
7/21の蓄音機コンサート。
当日お届けするアルトゥール・ロジンスキのショスタコーヴィチ『交響曲第5番』。第2楽章 スケルツォを出し惜しみせず、全公開😍
ウィンナ・ワルツの原型ともなった「レントラー」に形を借りたショスタコーヴィチの百鬼夜行の音楽世界。
作曲当時、ソビエトで「社会主義リアリズムの高尚な音楽化」と絶賛される一方、アメリカでも絶賛され指揮者、オーケストラが挙って演奏した第5交響曲。
この曲が意味するところは未だもって様々な意見があり、集約できない。
よって演奏スタイルも多種多様。
ロジンスキはアメリカからヨーロッパに帰還した晩年(1954年)、この曲をロイヤル・フィルを指揮しウエストミンスターに録音している。
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それはモノラルLP時代の代表的名盤と知られているが、遡ること12年前、手兵クリーヴランド管弦楽団を指揮してSP録音している。
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後のニューヨーク・フィル時代はオーケストラや運営側と度重なる衝突を起こし、(音楽的成果は別にして)必ずしも幸せな時代ではなかった。
しかし10年という比較的長い時間を共にしたクリーヴランドとの共同作業は、のちの音楽監督、ジョージ・セルの大きな業績として讃えられるこのオーケストラのアンサンブルの完璧性の基礎を作った。
緻密かつ鮮やかなオーケストラ・サウンドは、オーケストラ新興国であるアメリカが、ヨーロッパの古豪オーケストラに対抗するための大きなアドヴァンテージになったはずだ。
是非第2楽章のみではなく、名実ともに20世紀随一の交響曲の名作を是非オリジナルSPレコードとクレデンザ蓄音機で💁♂️
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クレデンザ1926 × 78rpmの邂逅 Vol.21
ストコフスキーとトスカニーニに愛され、オーケストラに恐れられ、憎まれた男、アルトゥール・ロジンスキ
2024年7月21日 (日) 開場:13:00/開演:14:00(終演予定:16:00 途中休憩あり)
かふぇ あたらくしあ 千代田区神田神保町2-12-4 エスペランサ神田神保町Ⅲ B1F ☎ 03-6268-9187 cafe-ataraxia.com 料金:
チャージ1,000円 + 1ドリンク以上オーダー
主催:かふぇ あたらくしあ
ポーランド出身の指揮者、アルトゥール・ロジンスキ(Artur Rodziński、1892年1月2日 - 1958年11月27日)。 第一次世界大戦後ポーランドでキャリアをスタートし、そこでレオポルド・ストコフスキーに見出され、フィラデルフィア管弦楽団のアシスタントとなる。
それを起点としロジンスキはロサンゼルス・フィルハーモニック、クリーブランド管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団の音楽監督を歴任、またアルトゥーロ・トスカニーニにも気に入られ、NBC交響楽団のトレーナーとしても活躍した。
このようにアメリカにおける華麗なキャリアを誇るロジンスキは 、一方で「ミニ・トスカニーニ」と称されるほど容赦ない厳しいリハーサルをオーケストラ団員に課し、自分の意にそぐわない団員を「血の浄化」とばかりに大リストラ、オーケストラと常に対立する熱血非情な指揮者でもあった。
19世紀以来の演奏伝統と20世紀即物主義、その両方の影響を受けたロジンスキが作り出す音楽は、時に情熱的でロマンティック、また時に鋭くスリリング。
今回は彼が得意としたロシア音楽の大人気曲を、手兵クリーヴランド管弦楽団とニューヨーク・フィルハーモニックを指揮した米コロムビアのオリジナルSPレコードとクレデンザ蓄音機で堪能する。
[演奏盤]
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
ニューヨーク・フィルハーモニック
Columbia Masterworks – MM 558
[録音]1944年12月11日、カーネギー・ホール
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
クリーヴランド管弦楽団
Columbia Masterworks – MM 520
[録音]1942年2月22日、セヴェランス・ホール
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