もつ焼き先生

特別支援学校教員です。学校のチーム力向上や教員のwell-beingについて勉強中。過去にいくつか教育賞をいただきました。支えてくれた皆様に感謝!※noteは個人の見解です。所属組織とは無関係です。※教職大学院在学中

もつ焼き先生

特別支援学校教員です。学校のチーム力向上や教員のwell-beingについて勉強中。過去にいくつか教育賞をいただきました。支えてくれた皆様に感謝!※noteは個人の見解です。所属組織とは無関係です。※教職大学院在学中

マガジン

  • 現職教員の教職大学院での学び

    現職教員が教職大学院で学ぶ方法や一日の流れ、注意点、授業のことなどについて触れています。興味のある方はぜひ!

  • チームづくりと教員の考え方

    自分がチームづくりをする上で大切にしていることや実践していることをまとめました。また教員として楽しく過ごすための考え方等を記載しています。主に学校現場のことを書いています。学年主任や学部主事になった方はぜひご覧ください。民間企業に勤める方にも何か参考になることがあれば幸いです。 これからの時代、教育にも良いチームが求められます。良いチームだからこそ教育効果が上がると信じています。

  • 教員のiPad活用実践

    iPadに詳しくない教員のiPad活用実践をまとめています。何か参考になるものがあれば幸いです。(写真は娘が描いたアップルマークと私)

最近の記事

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このnoteで伝えたいこと-教員としてチームを大切にする-

 この記事を訪れてくださったあなたは学校の先生でしょうか?もしかして飲みにいくために「もつ焼き屋」さんを探していた方でしょうか?兎にも角にも、あなたに会えて嬉しい気持ちでいっぱいです!記事を見ていただき本当にありがとうございます⭐️(先生ではない方もどうか最後までお付き合いください)  私は教師をしています。専門は特別支援教育です。障がいのある子どもが通う学校で働いています。(2024年度3月まで大学院派遣研修中です)子どもに授業をしたり、先生10名程度のチームをまとめたり

    • 三歳児神話なるもの

       最近Yahooの広告やYouTubeのおすすめに乳幼児期の子供の発達相談に関することや保育園の案内がやたらと出てくる。大学院の講義資料をまとめるために一時期集中的に検索した結果を優秀なAIさんが自動でトラッキングしている影響だと思うが、便利な反面少し恐怖を感じる。  乳幼児期の子育てを考える際に、しばしば「三歳児神話」という言葉が聞かれる。このnoteをご覧いただいている方々も一度は耳にしたことがあるのではないだろうか?  最初にAIの話をしたので、チャットGPTに三歳児神

      • 他校種の授業参観・授業研究会に参加する

         昨年の教職大学院の実習は民間企業や各自治体の研修視察を主としていました。学校現場にいてはなかなかできない経験ばかりで学びも多かったのですが、教師としてのフィールドである「学校」、そしてそこで行われる「授業」を自分と切り離すことはなかなか難しいものです。学校や授業といったのものが自分のアイデンティティになっていることを実感します。なので、今年はなるべく授業参観や各校で行われる公開研究会に参加するようにしています。  今週は教職大学院の同期の小学校で行われた授業研究会と旧友が研

        • 教職大学院は専門学校なのか?

           あいにくの雨で始まった三連休。私の通う教職大学院は今日から文化祭です。台風ということもあり、運営の方々は天気予報をみながらヤキモキしていることでしょう。本当にお疲れ様です。  さて、先日X教職大学院の方々と交流を行いました。皆さん熱意あふれる方ばかりで大変大きな刺激を受けました。X教職大学院の概要を聞いていると、自分の通っている教職大学院(所属プログラム)とはかなり異なる教育が行われていることがわかりました。それぞれの教職大学院で特色があることを実感します。他大学の教職大学

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        このnoteで伝えたいこと-教員としてチームを大切にする-

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        • 現職教員の教職大学院での学び
          23本
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        • 教員のiPad活用実践
          3本

        記事

          一流の教師??

          はじめに 昨日、他のプログラムの授業にお邪魔して、中央省庁に勤める方のお話を聞きました。学び手側の視点に立ち、探究をベースとした研修へ転換していくという行政側の意識の変容過程を知れたのが大変興味深かったです。貴重な機会をいただけたことに感謝です。  話が進む中で講師の先生から3つの資料が配られました。そのうちの1つに2ページほど大村はま『新編教えるということ』からの抜粋部分がありました。 「仏様の指」  資料には大村はま先生が先輩の先生から「仏様の指」というお話を聞いて、感

          一流の教師??

          不易は存在しなくなったのか

           今日は自分の専門(?)である聴覚障害教育について書く。聴覚障害教育に関する内容をnoteで書くことはなるべく控えていたのだが、書いておかなければいけないという勝手な使命感にかられている。  10月17日〜18日、久しぶりに聴覚障害教育に関する全国研究会に参加した。内容の濃い2日間を過ごすことができた。2日間かけて公開授業、指定授業、授業研究協議会、記念講演、課題研究協議会が行われた。実行委員会の方々や主幹校の先生方のご尽力もあり熱気のある充実した研究会になったと感じている。

          不易は存在しなくなったのか

          課題研究中間報告会

           私が所属している教職大学院のプログラムでは、年に一度課題研究の中間報告会とフォーラムが行われる。それが今日である。いずれのイベントも、修了生が参加し熱気を帯びたものになる。  課題研究の中間報告会はあくまで課題研究がどこまで進んでいて、今後どのような計画で何をしていくかといったことを報告する場であるが、その準備を進める中でこれまで自分が何を考え、何を行なってきたかを振り返る貴重な時間になると捉えている。言い換えるなら課題研究を通して自分とどのような対話してきたかを振り返るこ

          課題研究中間報告会

          学校行事-チームリーダー編-

           学校行事と言えば、運動会や文化祭、合唱祭などが代表的です。このnoteを読んでくださっている皆さんも、思い出深い行事というものが一つや二つあるのではないでしょうか。  新型コロナウィルスが流行したことをきっかけに、学校行事の見直しが進んでいます。1日通して行なっていた運動会を午前中だけの実施にする、文化祭と合唱祭を合わせて実施する、といったことを行なっている学校は少なくありません。実際に私の勤務していた学校も行事全体が縮小傾向です。(娘の通っている小学校は拡大傾向にあります

          学校行事-チームリーダー編-

          新・現職教員の教職大学院での学び⑤-教職大学院は変化の種がそこら中にある環境-

           まさに秋涼の候です。気がつけば教職大学院生活の4分の3が終了しようとしています。無事修了できるか不安です。仮に修了できなくても教員人生が終了になることはないという開き直りの気持ちも少しだけあります。  約一年半の教職大学院での学びを通して、自身の変化を感じることが増えてきました。特に教員の力量形成やチームづくりに対する考え方の変化は顕著だと捉えています。  現場にいた時は、教員の力量形成であれば、例えば初任の1年間で板書の技法や発問の仕方を身につけて、3年目では・・・とい

          新・現職教員の教職大学院での学び⑤-教職大学院は変化の種がそこら中にある環境-

          働き方改革≠全てを縮小・簡略化すること

           先日、久しぶりに所属校で行われている自主学習会に参加しました。オンラインでの参加でしたが、学校現場で切磋琢磨し合いながら学び合う若手〜中堅の姿を見て自分もエネルギーをもらいました。この日の学習テーマは「授業研究」でした。授業研究は何のために行うのか?といった点を改めて言語化しようという試みだったと捉えています。  話が進む中で「働き方改革の一環として授業研究を縮小させる(正確に言えば「やめる」)という案が出ているが、果たしてそれは良いのだろうか?」といった悩みを出してくれる

          働き方改革≠全てを縮小・簡略化すること

          夏の終わりに少し怖い話

          ※刺激の強い内容が含まれます。お食事中の方、体調の優れない方は読むのをおやめください。   天気予報を見ていると、来週あたりから気温が下がり始めるとのことでした。ようやく夏が終わろうとしています。といってもまだまだ暑いですが。  先日知人から怖い話を聞きました。何を隠そう私は怖い話が大の苦手。「幽霊」や「呪い」という単語を打つだけで何か良くないことが起きるのではないかと考えてしまうタチです。要するにビビりです。  その知人の話をかいつまんで話すと、「夜ドライブをしていたら道路

          夏の終わりに少し怖い話

          しょっぱいもの→甘いもの→しょっぱいもの現象(読書編)

           しょっぱいものを食べたら甘いものを食べたくなり、甘いものを食べたらしょっぱいものを食べたくなる。そんな経験を皆さんされたことがあるでしょう。自分の経験で言えば、マクドナルドのポテトをお腹いっぱい食べた後に、無性にシェイクを欲する瞬間があります。シェイクを半分くらい飲んだ頃にはもう一度ポテトが食べたくなります。不思議なものです。(最近は年齢のせいかシェイクまで辿り着きませんが・・・)  このような現象が読書をしていても起こります。甘い本なんてないだろうと思われるかもしれません

          しょっぱいもの→甘いもの→しょっぱいもの現象(読書編)

          教師の熟練の技 #未来のためにできること

           どの世界にも熟練の技と呼ばれるものがある。職人によって息を吹き込まれたガラスが、丸みを帯びていく様は感動がある。団子屋のマダムが、目にも止まらぬ速さでテカテカのお餅を串に刺していく姿は圧巻だ。まさに熟練の技だろう。  教育に携わる者として、教師の熟練の技とは何だろうかと考える。美しい板書を書きあげることだろうか?細部まで工夫を凝らした教材を作りあげることだろうか?どうもしっくりこない。  どの世界にも熟練の技があると言ったが、教師の場合何が当てはまるのだろう。    自分の

          教師の熟練の技 #未来のためにできること

          若手教員の人材育成を担う新たな職

           中原先生のブログを拝見していた際、WBC日本代表を率いた栗山監督が出演された番組のことが取り上げられていました。  栗山監督といえば今でこそダルビッシュ選手や大谷選手を育てた名監督としてすっかり有名人ですが、過去にはご自身の選手時代の実績の少なさから心無い言葉をかけられたり、「選手に寄り添う」指導法が一部のご意見番に受け入れられなかったりと悔しい思いもされたようです。 (ちなみに選手時代の実績が少ないと書きましたがゴールデングラブ賞を獲得する等、立派な成績を残されています

          若手教員の人材育成を担う新たな職

          新・現職教員の教職大学院での学び④-イライラ・モヤモヤが続く時は・・・

           暑い日が続いているせいか、イライラ?モヤモヤ?することが多くありました。『檸檬』の書き出しのようなといっては大袈裟かもしれませんが、捉えようのないもの?という点は似ているのかもしれません。  多分、「暑いから」というのはイライラの本当の原因ではないように思います。何にイライラするのか、なぜイライラするのかといった点の真因を明らかにするのはなかなか難しいものがあります。  図書館に篭り、自分と向き合う時間をとりました。ひたすらに自分の気持ちや考えていることを書き出します。

          新・現職教員の教職大学院での学び④-イライラ・モヤモヤが続く時は・・・

          マルチタスクが苦手。というよりもデジタルデトックスが必要。

           学校も大学院も一応夏休みです。地震や台風のニュースが忙しないですが、皆さんリフレッシュできているでしょうか?  私はというと、大学院の課題を一通り提出し、研修会なども一旦休みになったので、自分自身を見つめ直す機会を設けています。自分にとって、とても大切な時間です。(論文の締め切りが迫っているのでゆっくりもしていられないのですが。)  今後何をしたいか?成長した点は何か?今の課題は何か?といったことなどを自問自答してみます。全体でみるとぼやぼやしている部分もありますが、今後何

          マルチタスクが苦手。というよりもデジタルデトックスが必要。