学校行事-チームリーダー編-
学校行事と言えば、運動会や文化祭、合唱祭などが代表的です。このnoteを読んでくださっている皆さんも、思い出深い行事というものが一つや二つあるのではないでしょうか。
新型コロナウィルスが流行したことをきっかけに、学校行事の見直しが進んでいます。1日通して行なっていた運動会を午前中だけの実施にする、文化祭と合唱祭を合わせて実施する、といったことを行なっている学校は少なくありません。実際に私の勤務していた学校も行事全体が縮小傾向です。(娘の通っている小学校は拡大傾向にありますが・・・) オンラインを活用している学校も増えてきました。遠くに住むおじいちゃんおばあちゃんもお孫さんの活躍が見れるといった点などは大変素晴らしいことだと感じます。
学校行事は子供たちにとって重要なものです。一つの目標に向かってクラス(学年)一丸となることができる可能性があります。時には仲間と意見をぶつけ合うことで、互いが本当の仲間になっていきます。仲間を思いやる心といったものが育ちます。保護者や地域の人が見に来てくださることで、練習への熱の入り方も普段の学習とは一味違うものがあるかもしれません。
教員にとっての学校行事も同様です。チームメンバーが一丸となって、学年の目標を達成するために行事を通して成長していきます。学年団の先生方にはそれぞれ得意な面が必ずあります。運動会であれば、音楽編集、ダンス構成、ライン引き等、普段はあまり活用することがないスキルを遺憾無く発揮できる場であり、互いの良さを再認識できる機会でもあるのです。
一方で、行事に対する取り組みには先生それぞれで温度差がでることもあります。その点をうまく調整していくのがチームリーダーです。上述したようにそれぞれの強みを活かしながら改めて学年としての目標に立ち返り、その先生しかできないことがある、〇〇先生の力が必要だという点を強くアピールして仲間に加わってもらいましょう。そして取り組みの途中の感謝の気持ちを言葉で表現することも忘れないようにしましょう。
節目節目にある学校行事を通して、学年団がどこまで協力できているかをチームリーダーが客観的に評価していくことも重要です。学校行事は教員にとっても大きいものがあります。
今週はオンライン研修や学校訪問を通して、いわゆる「ミドルリーダー」と呼ばれる方々と交流を重ねる機会が多くありました。ミドルリーダーの定義は非常に難しいですが、役割で言えば、意識的に管理職の先生や若手の先生の連結ピンとなることだと捉えています。
ミドルリーダーの先生方が元気な学校は良い学校なのだろうと感じることが多いです。特定のミドルリーダーの先生だけが元気でも困りますが、今回交流させていただいた先生方は、皆さん学校組織の連結ピンとしてご自身の役割をきちんと理解された上でいきいきと働いていました。こういったミドルリーダーが多い学校は学校行事も充実したものになるのだと実感しています。
関東の小学校は9月末〜10月末にかけて運動会が実施されることが多いそうです。大人も子供も充実した運動会になることを祈念いたしております。
今日もご覧いただきありがとうございました。皆さん良い週末をお過ごしください🌸
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