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【人生ノート 248ページ】とにかく理想に向かって突進すべきである。できる出来ぬは問題ではない、でかすべく努力することがよいのだ。
できる範囲で玉石混交のメチャクチャな世の中がいやになって、こんなことでは、とても一代や二代の間にはどうにもこうにもおさまりはつきそうにもない。自分ひとり、どれほど気張ってみたところで何になる。いっそのこと、どうなりこうなり自分の身だけが無事に食ってだけゆければそれでよい。まア、生まれ変わるまで待たなくては、とても良い目を見ることもできまい。この世の使命はとにかく、こうやって縮こまって、めぐりの借銭なしをしておればよいのだ。と幾度か思うけれども、また一方、 「いや、そうでない
【人生ノート 230ページ】 自分が近寄っただけ、神さまは近よられるのである。自分の想念から「神」が去っただけは、神さまから遠ざかってゆくのである。
想念につねに神を因果法則は神律である。努力しただけの効果である。自分が会得したよりほかに、糊でひっつけたりメッキしたりは、決して永久的になし得ることではない。 一日神さまは、祈りに応じて、上へ引きあげては下さるけれども、まだそれは真の会得の結果ではなくして、一時、応急手当として救いあげて下さったまでであるから、そこでその人が、神の慈悲に感泣して、 よく堪えしのび、修業をするならば、はじめてそこにおれる正しい資格を与えられるが、もし慢心が出て、自分はもう完全にここにおるだけ