美容整形と美意識について考える~本当の美しさってなに?
こんにちは、OgAzです。ここ数日パルデア地方へ冒険に出かけているのですが、変なポケモンを使う学生に遭遇して大騒ぎし、フィールドでなんとか捕まえようと捜索するなどしました。
そして画面に酔い、ベッドに突っ伏すまでが通常運転。もはやツッコむことさえしてくれない夫。クリアできるのはいったいいつになるのでしょうかね私。
プライベートはそんな感じですが、Webライターのお仕事で美容整形クリニックの記事を執筆しました。本来なら私のお仕事ではなかったのですが、お世話になっているクライアント様から「急ぎで対応できませんか?」と言われ、条件も悪くなかったためお請けしたという次第。信頼してもらっている証だよね。
40数年生きてきて一切関わることがなかった美容整形の世界、軽く調べただけでカルチャーショックの連続です。いやあ美容の世界って奥深い。かたや私、昨日イレブンカットで髪を切ってきました。美容整形で数十万を費やす人もいるというのに、私ときたら。「女子力が欠けている」というより、そもそも私の女子力は欠片しか無かったのでしょう。お粗末さまです。
美意識ってどうやったら育つのでしょう。そもそも美意識とは。女子力って生きていくうえで必要なものなのかい!?(声高に)そんなことを考え始めたら、これで一本記事が書けるなあと思いました。今回もよろしくお付き合いください。
めくるめく美容整形の世界
Webライターのお仕事で、美容整形クリニックのウェブサイトに掲載予定の記事というのを執筆しました。今年43歳になりますが、良いのか悪いのか、その手の業界には触れたことすらなくて、知見が全くありません。エステはやったことがあるんですけど。美容整形っていうと、プチ整形や痩身、脱毛なんかもそれに当たるのでしょうか。分からないことだらけで、何が分からないかが分からない状態でスタートしました。
執筆の内容としては顔の部位を手術する施術についての説明文です。それに先んじて「一般的に美容整形クリニックってどんなことやっているの?」というのを調べることにしました。きょうみしんしん。顔に関する整形だけでも、例えばこんなものがあるみたいです。
二重・目元整形
しわ取り
シミ取り
たるみ取り
小顔整形
鼻整形
顔だけでもいろいろやるべきところがあるんだなあ。若い子がやっているイメージの強い「プチ整形」は「整形」と何が違うのかと思って調べてみたところ
ということです。なるほど、メスを使わないから手軽にできるって意味だったのか。無知ですみませんね。顔に傷をつけるのって怖いけど、切らずに簡単にできるなら「やってみたい」って思う人も多いというわけなんですね。
マンガ「整形シンデレラ」の世界
美容整形といえば、Webマンガサービスで立ち読みした「整形シンデレラ」というお話が印象に残っています。
見た目がコンプレックスで性格的にも卑屈になっていた主人公が、整形手術によって美しく生まれ変わり、人生一発逆転を目指す!みたいな話・・・なのかな?無料立ち読みしかしていないから結末は知りませんが。なかなか衝撃的な内容のお話でした。
コンプレックスに引きずられて性格も卑屈になるっていうのは分かるんですが、作中にある「美人は性格もいい」ってのには大変疑問を抱きますけどね、ええ。女子高出身でたくさんの女子を見てきましたが、美人だからって性格悪い奴もいっぱいいるよね。もちろんいい子もいっぱいいるけど!
身近に整形手術をした人がいないのであまりピンとは来ないけれど、このマンガの主人公のように、本人がそれによって自信を持てたり前を向いて進めるようになるなら、それっていいことなんじゃないかと思います。誰にも迷惑はかけていないんだし。芸能人にしても何にしても、こういうのって周りがどうこう言いがちな内容だけど、「別にいいじゃん本人が幸せなら」って思って見ています。
ピアスを開けたら親に怒られた
美容整形ではないけど、大学の時に親に内緒でピアスを開けたらガチギレされたことを思い出します。「親にもらった大事な身体を!」って母に言われてすっごい怒られたんですよね。美容整形をした人も同じようなことがあるのかなとちょっと思いました。
でも私からすると「親から貰ったかもしれないけど、この身体はもう私のものなんだから別にいいじゃん」って思うのですよ。後生大事にしたら何かいいことあんのかと。そしてそれを言い返して泣かれた私。
親子って似たところがあって近しい存在かもしれないけど、それでも他人なのです。私と別の人は、みんな他人。映画になったCLAMPの「HOLIC」の名言にもありましたね。
別に突き放しているわけではなくて、純然たる事実だと思っているのですが、実母には分かってもらえませんでした。だからなのか、母は私の行動をずいぶんと束縛してくる節がありました。親だからって子どもを縛っていい理由なんてないんだ。私もこのことを肝に銘じて、我が子を縛り付けるようなことは決してしないよう心がけています。
かたや私の女子力
話は逸れましたが、執筆のための調査によると、美容整形の費用は数千円のものから数十万円のものまでピンキリです。目の二重術で20万円、切開して30万円、鼻を下げる手術で40万円、アゴ修正で20万円とか。ぐああぁ金銭感覚がバグる!!
かたや昨日のわたくし、髪がびっくりするほどもっさもさだったので前回カットにいったのいつかな?と手帳を調べてみたところ、8/31でした。3か月放置したことになりますね。若い頃は1か月に一回カットに行っていたし、毎回カットだけで6000円くらいする美容室に通っていたというのに、この差は一体。今では予約するのも面倒くさくてイレブンカットで切ってもらうし、イレブンカットで税込み1,672円さえ「高い・・・」と思ってしまう私です。髪を切るお金は出したくないけど、昼ご飯を奮発してフードコートで寿司定食を頼んだのは家族に内緒です。
若い頃はまあ年相応にちやほやされる時期もあったので、それなりに見た目に気を遣っていました。お化粧や基礎化粧品は高いものを買っていたし、服もマルイとかで買ったブランドものばっかり。髪の色も金髪とか赤髪とかコロコロ変わっていました。今考えると無駄遣いしていたなと思わないこともありませんが、まあそこが私の女子力の頂点だったようで。
今みたいになったのは、きっとおそらく絶対子どもが生まれたからですね。どんなにお化粧して着飾っても、オシャレをして颯爽と歩いても、子どもは言うことを聞かないし勝手にどこかへ行く。それでも長男が生まれたばかりの頃はまだ頑張っていた気がしますが、次男が生まれたころには完全に諦めていました。ピンヒールの靴しか持っていなかったのが、いつの間にかスニーカーばかりになり、ミニスカートばかりをはいていたのがジーンズになり。お化粧も最低限、髪はとりあえず後ろに束ねて動きやすく。子どもの動きに合わせてカスタマイズしたら、自分のことは最低限でいいと思うようになりました。ママ友でキレイに着飾っている人がたまにいたけど、心からすごいなと感心したものです。
でもね。ああ女子力無くなったなと切ない気持ちになる反面、若い頃のように他人の目がそれほど気にならなくなって幸せだなあと思うことも多々あります。知らない人がどう思ってくれていいやと開き直れば、気もラクチン。まあババアになったと言われればそれまでなんですが、わずらわしさから解放されるってこういうことなのかとも思います。
考えてみれば、仕事柄爪を伸ばすのが嫌いで、昔から深爪ギリギリまで切っていました。マニキュアとか付け爪は若いころもほとんどしなかったし、アクセサリー類にも本当に興味がなかったことを考えると、そもそも私って女子力無かったんだなと最近は思います。ネックレスや指輪も嫌いだし、辛うじていつも付けているピアスは穴が塞がらないためにしぶしぶやっているだけです。ちなみに私は結婚指輪もつけていません(夫も)。婚約指輪も「要らない、付けないし」と言って断りました。子どもたちの幼稚園時代に結婚指輪をしていないことに驚かれたことがありますが、指輪をしなければ証明されない絆なんて捨ててしまえと思いますよねえ。
「若い」「きれい」どっちが嬉しい?
先日、いつも楽しい記事を執筆されている「ぱんだごろごろ」様の記事で、興味深いものを読みました。
「若い」「キレイ」言われて嬉しいのはどちらか。難しい問題です。若い頃は、友達にも彼氏にも道行く知らない人にも、世の中すべての人に「キレイ」と言われたいがためにお化粧やオシャレを頑張っていた気がします。でもその手のことに全然頑張らなくなり、リモートワークで完全に生活も枯れている今、どちらも言われることはなくなりました。そりゃそうだ。ということで、どっちを言われてもとてもとても嬉しい。誰か褒めて。
ということで、今の私を褒めてくれるのなんて家族くらいなので、息子たちに聞いてみました。思春期の男子に私は一体何を聞いているのか。
質問:「ママって若いと思う?」
次男「ぼくは若いと思うよ。30代くらい」
長男「まあ年の割には若いんじゃない?格別ってわけじゃないけど」
30代は無理がある!でも次男ありがとう!
質問:「ママってきれいだと思う?」
次男「それはむずかしい」
長男「うーん、まあ。それなり」
難しいって何だよ、「それなり」ってもっと何だよ!!!
何だか複雑な気持ちになりました。まあ面白かったから良しとする。ちなみに私が言われて一番嬉しい褒め言葉は「人生楽しそう」です。
結び
美意識の話を書こうと思ったけど、そもそも美意識がなかったのであまり関係ない話題になってしまいました。まあこんなこともある。美容整形のお仕事はこれからもちょくちょく来るらしいので、また知見を広げて今後に生かしていく所存です。
頑張って生きていれば、その頑張りや努力は顔に現れるものだと思っています。43年経った今の私の顔は、若くも美しくもないかもしれないけど、43年間で経験したさまざまなものを吸収した、実に味のある顔になっているはず。そう信じて、これからも生きていきたいと思います。