長男が中学校に入学しました~ママ友の「闇」について考える
副業WebライターのOgAzです。少し前、公立中学校の入学準備あれこれについて書いたのですが、あっという間に4月7日に入学式を迎えました。
コロナ対策として、体育館で式に参加するのは新入生と先生たちのみ、保護者は教室で映像を見る形での参加となりました。教室に集められたママたちの一部が「同じクラス!嬉しー!」と盛り上がっている姿を見て、「中学になってもまだコレがあるのか・・・」と思いました。そう、いわゆるママ友付き合いというやつ。
子を持つ親、とりわけ母親に必ずと言っていいほどふりかかるのが「ママ友問題」です。闇ですね。私も赤ちゃん時代から小学校まで、ママ友付き合いの洗礼はしっかり受けてきたクチでして、そのうえで現在の結論は「なるべく関わらない」です。ぶっちゃけ大嫌いなんですよね、あれ。ということを、くしくも入学式で思いついたので、そのことを書いてみたいと思いました。
ママ友は「友達」じゃない
長男を妊娠したとき、区役所が開催する「両親学級」というのに参加しました。そこで「近所に友達を作ろう!」という変なノリで、住所の近い人たちのグループを作らされました。うちのグループは七人。なにこのノリと思っている間に連絡先交換が始まり、全然知らない人たちが突然「ママ友」になりました。
あっという間にグループは盛り上がり(初対面でなぜそんなに盛り上がれるのか)、お菓子教室を開いているママがいるからということで、そのママのおうちでお菓子を作ろう会が開催されることになりました。え。私甘いもの好きじゃないし全然興味ないんだけど。
そんな感じで始まったグループは、二週に一回くらいの頻度で会合(!)があり、「全員の都合がいい日で!」とよくわからないルールのため、欠席するのも難しいのです。直前にいきなり体調悪くなった(ことにした)の以外は全出席しました。つらい。
会合は、長男が生まれてからも頻度を下げて続きました。初めての育児でクタクタなのに、たいして気も許せない「友達」と頻繁に会わなければいけない苦痛ってないです。だんだんストレスが溜まってきて、耐えられなくなりました。それで思ったんですよ。そうか、「ママ友」って、「友」が付くけど全然友達じゃないじゃんと。なんで友達じゃないのに仲良くしなきゃいけないんだ?と。
それで、そのグループとは距離を置くことにしました。ちょうど仕事を始めようかというタイミングだったので角も立たなくて良かったです。グループの中でも2人だけ気を許せそうな人はいて、その人と個別で連絡を取るだけにしたら、気持ちがずいぶんと落ち着きましたね。今でもグループのメンバーとはFacebookでつながっているけど、会うことは全然なくなり、そのくらいで十分だと感じています。
近くで手を振り合う不自然な「仲良し」
赤ちゃんママ友の次は、「幼稚園ママ友」です。赤ちゃんママ友は「育児ストレスを一緒に発散しよう☆」というつながりだったのに対し、幼稚園ママ友は「子どもたち同士が仲良しだから」でつながることが多いのが特徴です。まあそれも結局、別に私の友達じゃないよねという話。
幼稚園ママ友は、とにかく集団で行動したがります。「一緒に〇〇の役員やらない?」「〇〇ってイベント、一緒にいかない?」など逐次お伺いを立てられるのが非常にうっとうしい。自分の予定くらい自分で決めろや!と言いたくなった私は、誰からもお伺いが立たないクラス役員を引き受けることで輪から抜けることに成功しました。なれ合いは嫌い。
そのくせ幼稚園ママ友は本当に陰口が多い。その場にいない人のことを家庭のことから子どものことまであれこれ詮索し、まあそれはそれは好き勝手に言ってくれます。「あんなに仲良さそうに見えたのにそんなこと言っちゃうんだ?」と感じることも多々あり、女って怖いなと心底思いました。たぶん私もたくさん言われていたことでしょう。裏グループLINE作られていたらしいけど、暇な人たちだなと思います。
そして幼稚園ママ文化で一番私の中で疑問だったのは、会うと「あっ!」と近距離にいるのに小さく手を振り合うこと。口で「こんにちわ」で済むんじゃないの。手を振る=仲良しアピールってことなのかなと思いますが、実際あれだけ陰口言い合ってるんだから仲良しって何かねと感じます。
「お茶会」という名の洗礼
幼稚園ママ友を卒業したら、今度は小学校ママ友です。子どもが小学校になると、時間に余裕が出るので働く人が増えます。ママ友づきあいでぎゃーぎゃーもめているのは基本的に時間に余裕がある人なので、そういう意味ではめんどくさいママ友づきあいは格段に減ります。ビバ仕事。
ただし、小学校でもやはり役員決めというのがつきもので、「来年一緒に〇〇やらない?」のお伺いは相変わらずです。いやだからそういうのは自分のタイミングで決めなさいよと思う私は、下の子が入学したタイミングで一人PTA本部役員に立候補しました。パッとやってパッと終わらせたほうがスッキリすると思って。そうやって集まった本部役員メンバーは、今でもとても信頼できる友達です。彼女たちは決して「ママ友」ではありません。
小学校では役員と別にボランティアというものがあります。役員をやりたくない人が実績作りに利用することが多いですが、図書ボランティアというやつが楽しそうだったので、例によって一人で参加しています。友達はいませんが、その場にいる人たちと適当に話をしていればいいので、気が楽です。ただ一点、毎回「これからお茶会とか・・・」とお誘いがあるのが苦痛です。お茶会ってなにさ。興味本位で何回か参加してみましたが、たいして実りあるものでもなかったので参加しなくなりました。
話は戻って長男の入学式でキャーキャー盛り上がっていたママたちも「これからお茶会を・・・」と言っていました。なるほどいくつになってもお茶会は続くのだなと思いました。きっとそのお茶会では、その場にいない誰かのことをあることないこと話して盛り上がるんだろうな。私が参加することはこの先もないでしょう。はっきり言って時間の無駄なんですよ。
まとめ
ママ友づきあいも、こと12年も経験していると見えてくるものがあります。みんながみんな「ママ友」付き合いを望んでやっているわけではないということです。上辺だけの付き合いでもぼっちよりはマシ。子ども関係の情報収集のために仕方なく付き合っている。まあ事情はさまざまです。
私が出した結論は「ボッチ上等!」でした。一人の方が気が楽です。あと、「ママ友つながりでしか情報を得られないわけじゃない」です。ママ友の情報は確かに早いけど、少し待てば公式の情報って大体出てきます。ママ友なんていなくても何も困りません。別に悪いことしてるわけじゃないんだから、胸張っていきましょうよ。そんなことに時間を使うより、日々頑張ってる子どもたちの様子をじっくり見てあげるほうが、ずっとずっと幸せを感じられると思いますよ。
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