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くられwith薬理凶室プレゼンツ「神保町マボロシSchool」で、"知識を積み重ねる"ことの大切さを実感した話~ブックフェスティバルにも行ってきました

こんにちは、水無瀬あずさです。早いもので、10月もあと数日で終わろうとしています。いよいよ年末の足音が聞こえてきて震えますね。確定申告の準備しなくちゃ。

昨日は選挙でした。我が家の長男くん(中3)は朝から模擬試験に出かけましたが、私と夫は次男くん(中1)も連れて投票へ行き、小選挙区制と比例代表制の違いなどについて説明したり、選挙の仕組みについて振り返るなど、貴重な学びの時間もいただきました。選挙に行くことは、義務ではなく権利。先人たちが命を削ってまでもたらしてくれた民主主義の根幹と呼ぶべき権利、一人ひとりが大切に行使したいものですね。

「民主主義しているかい」が最高にダサい

子どもの時に親と一緒に選挙に足を運んだ子どもは、大人になってもちゃんと選挙に行く傾向があるそうですし、お子さんがいらっしゃる方はぜひお子さんも一緒に選挙に足を運ぶことをおすすめします。

さて、去る10/26(土)に、神保町で開催されるイベント「神保町マボロシSchool」①くられ先生の”サバイバル”科学授業に家族で参加してきました。神保町といえば、9月に参加したフリーランス交流会「東京ギョーザ会」で初めて足を運び、古書店の多さに胸をときめかせた場所でもあります。

その神保町でのイベントが開催されるとあって、ウッキウキででかけた私。しかも同日、本好きの本好きによる本好きのためのイベント、神保町ブックフェスティバルまで開催されるなんて聞いてもう。貯金ガッツリ下ろして参戦してきました。非常に充実した一日だったなあ。

ということで今回は、イベントに参加した感想や神保町ブックフェスティバルの様子などを振り返ってみるnoteです。noteには本好きさんが多いので、ぜひお近くの方もそうでない方も、神保町へフラッと足を運び、本との運命の出会いに心躍らせていただきたいなァって思います。よろしくどうぞ!


くられwith薬理凶室と神保町マボロシSchoolとは

私がよく見るYoutubeチャンネル「くられwith薬理凶室」は、「理科をちょっと斜交いの方向からマッドサイエンス上等で学んでみませんか?」というコンセプトで活動しているあくのひみつけっしゃ(?)です。

少し前にnoteで書いた「〇〇の主役は我々だ!」とたまにコラボしていることがあり、私はそのご縁で知りました。「合法昔話」シリーズが好きだったな・・・もう見れないのが悲しいです。マジヤバとのコラボで復活してほしい(無理だろうけど)。

薬理凶室には室長であるくられ先生を筆頭に、化学、薬学、医学、生物学、物理学、工学、法学など幅広いジャンルの専門家が属しており、Youtubeやニコニコの有料チャンネルで濃ゆ~~い話を見たり聞いたりできます(私は無課金ユーザーですが)。私は超が付く文系人間なので科学はからっきしダメなのですが、子どもたちが好きということもあり、「共通の話題になるかもな~」ぐらいのノリで見始めたのがきっかけ。長男くんの夏期講習終わりに、二人で「罰ゲーム汁」というシリーズの動画を見ながらゲラゲラ笑ったのもいい思い出です。

そんな薬理凶室が満を持して神保町と街ごとコラボしたのが、「アリエナイ本の街神保町」。

期間は10/21(月)から12/27(金)までで、さまざまなお店で薬理凶室のコラボメニューやスタンプラリーが開催されます。その一環として開催されるトークショーが、今回ご紹介する「神保町マボロシSchool」なのです!

長男くんが受験生なので、休みの日にフラフラ連れまわすのは基本的にNG。でもくられ先生が見たい・・・話が聞きたい!果たして一人で参加するべき?でも子どもたちも夫(理系)もきっと面白いはず・・・というジレンマから、ダメもとで「一緒に行ってくれない?」と聞いたところ、「別にいいけど」との返事。嬉々として参加に至りました。

昨今、SNSなどを中心に科学的知見を否定する意見が散見されますよね。それはそれで個人の主張として、他人に迷惑をかけなければ全然いいとは思いますが、私は自分の心身を、そして大切な人たちの心身を守るために、科学的知見に基づいた正しい知識の武装が不可欠と強く考えています(反対の意見の方もおられるでしょうが、あくまで私個人の考え方なのでご了承ください)。少なくとも私の家族には、同じような思いを共有してほしいと常々思っていたので、ぜひ一緒にくられ先生のトークショーを聞いて欲しかったのでした。実現して良かったあ。

くられ先生の授業に家族で参加して感じたこと

ということで、「神保町マボロシSchool」くられ先生の”サバイバル”科学授業に家族で参加してきました!30分前くらいから並んで、1列目と2列目のかなりイイ席で聞けましたよ。ラッキー。1時間半のトークショーを聞いて、私が感じたことなどをまとめてみたいと思います。

KANDA SQUAREの案内板

最近はライターのお仕事で技術カンファレンスばっかり聞いているので、こういう緩い感じのトークショーは新鮮でした。気楽に聞けて楽しかった!

YouTubeそのままの人だった

Youtubeチャンネルのくられ先生は、非常に”マッド”。割としょっちゅう頻繁に毒を吐き、過激な過去の経験を話してくれるのが面白かったのですが、果たしてあれはキャラなのではないか?という疑惑が私の中にずっとありました。ビジネス〇〇なんて言葉がありますが、あれは動画用の”キャラ”であって、実はめっちゃ真面目な性格だったりするのでは?と。

で実際にトークショーを見てみての感想。「あ、ホントそのままの人なんや」。びっくりするほどのガチキャラでした。動画ではいつも見ていましたが、トークショーでも結構な熱量の毒を吐いていて、なんというかまあすごかったです(語彙力)。その毒々しさが個人的には大好きなんですが、いつか過激な思想の人に命を狙われやしないかとちょっと心配になりました。狐面を付けているから大丈夫なの、か・・・?

会場前方のスクリーン

帰りの車の中で家族で感想を話していた時に、夫が「ベクトルは違うけど、ママもくられ先生と同類だからね」と言われました。私!あんなに!猛毒は吐いてないもん!!(確かに口は悪いかもしれないけど)

あとくられ先生、自分よりちょっと年上なのかなと勝手に思っていたけど、たぶん意外と同世代なんだなと思いました。

知識の積み重ねることの重要性

トークショーの後半、くられ先生が何度か「知識を積み重ねて出来るのが人間だ」というようなニュアンスのことを言っていました。人よりも多くの専門的な知識を積み重ねてきたのが専門家であって。ちょっとネットで検索して得た程度のにわか知識なんて、専門家を前にすれば無意味なんですよねぇ。

個人的な感覚ですが、コロナ禍を経て、「専門家」という存在がかなり軽んじられるようになったと感じていました。お医者さんとか、製薬会社とか。でもそういう人たちは、人類の進歩や公衆衛生のために多くの知識や経験を積み重ねてきた多くの専門家なわけで、何てありがたい存在なんだろうかと改めて敬意を感じました。

会場販売グッズ

自分は少なからずITを仕事にしている人間なので、それなりに経験を積んだり、本などを通じて勉強を重ねたりしてきたから、専門家とまではいかなくても「普通の人よりはちょっと詳しい人」になれているわけで。それでライターのお仕事ももらえているわけで。大人とか子どもとか関係なく、とにかく知識を積み重ねていくことが、人間にとって大事なんだという気づきになりました。

「科学は人生の解像度を上げる手段である」

最後の質問コーナーで「科学の楽しさを小学生にも分かるように教えてあげてください」と言われたくられ先生。その答えとして出てきたのが「科学は人生の解像度を上げる」というものでした。とてもいい言葉だと思いましたが、たぶん小学生には理解できていなかったと思う・・・。

入場者特典クリアファイル

たとえば入場特典のクリアファイルは「プラスティックで出来ている」という事実は知っていても、じゃあ具体的に何をどうやってこれが出来ているのかを知っている人はあまりいない。どんな物質がどう加工されてクリアファイルの形になっているのか。印刷にはどんな技術が使われているのか。そのためにどんなエネルギーが必要になるのか。そういう一つ一つの疑問を解消していくことが、生きていくうえでの解像度を上げる、ということでした。

私は常々「知識こそ力である」と考えています。知っていることがそれほど多くなくても生きていけるけど、知識があることで人生が豊かになる。豊かに生きていける。人間として生を受けたからには、豊かな人生を歩むべきだ、という考え方です。子どもたちには、豊かな人生を歩んで欲しいと心から願っています。くられ先生の解像度の話も、ほぼ同じようなことを示しているなあと思ったらなんか嬉しかったです。

科学的知見が生活の安全も守る

横浜市青葉区で痛ましい強盗殺人事件が起き、「闇バイト」という言葉が独り歩きしている感じを受ける今日この頃。トークショーでは、この闇バイトの話に関連して、情報を「護る」大切さについてもお話がありました。

「自分の銀行口座を〇万円で売ります!」という驚きの取引が見えないところで当たり前に行なわれているという話を皮切りに、そういうリテラシーの低い人たちをカモにしたビジネスが横行している中で、正しい情報に裏付けられた知識を身に付けることが、自分の生活の安全にも繋がるという内容でした。

書泉グランデにあった狐面

個人情報を入力するときはいったん立ち止まって考える、個人を特定できるようなことはSNSに書かないなど、当たり前といえば当たり前のことが大事だって痛感しました。マンションだからって闇バイトの標的にならないわけじゃない。改めて、個人情報をいかに守るべきかをしっかり考え直す必要があると思いました。

そういえば昔、「家の傘立ての傘の置き方が雑だと空き巣に狙われやすい」という話をきいたことがあります。外(犯罪者)から見てどこかしら雑な家は、闇バイトの標的になりやすいかもしれないと思うと怖くなりました。家の中は外からなるべく見えないようにできるだけ隠す、外から見える部分はしっかり整えるなど、当たり前のことを当たり前にすることが大事ですね。

勉強は自分のために必要

受験生の長男くんの感想が「勉強って自分のために必要なんだなってすごい思った」だったので、それだけで今回参加した意義があったと感じました。学校の勉強も大人になってからの学びも、イヤイヤに強要されるものではないんですよね。自分が生きるために、正しく判断するために、だまされないために、安全に過ごすために必要なんだってことを、くられ先生の授業のおかげで我が子はちゃんと理解できたようです。良かった。

KANDA SQUAREの入り口

子どもの素朴な質問としてあるあるなのが、「勉強ってなんでしなきゃいけないの?」ってやつ。我が子たちは少なくとも今までそういう質問をしてきませんでした。おそらく私も夫も日常的に本を買ったり技術を学んだりしているので、それを見た子どもたちもなんとなく「大人になっても勉強ってし続けないといけないんだな」ってことを肌で感じているのだと思います。そう、勉強って子どもだけがするものじゃないんですよね。むしろ大人こそ勉強が必要で、ひたすら知識をアップデートする弛まぬ努力が必要。

でもって、日々一生懸命いろいろ勉強しても、全然いまだに知識が足りないことしかない。一体どれだけ重ねれば、「もう十分に学んだ」って感じられるんでしょうね。でもまあ、学ぶ楽しさも知っているから、それもまた人生の楽しみであり彩り。毎日知識を積み重ねることで、明日の私は今日の私よりバージョンアップで来ていると信じたいです。

神保町ブックマーケットにも突入!

神保町に行ったのはマボロシSchool参戦のためだったのですが、たまたま神保町ブックフェスティバルが開催されているということで、「ちょっと見に行ってみよう」ということになりました。

神保町についての知識がほぼないもので、「小さな町でちょろっとイベントをやっているだけなんでしょ?」と冷やかしついでに足を運んだのですが。・・・なんか、すごいね?

密集しすぎている神田すずらん通り

密度がすごいし、スーツケース持っている人もいるし、小さなブースに長蛇の行列ができているし、本の配送コーナーもあるし。そしてお店の数が尋常じゃない。全部見ていたらたぶん一日あっという間につぶれてしまうレベルでした。なんというゆめのせかい。

どこを見ても、本と人。

私は次男くんと、夫は長男くんと二手に分かれ、神田すずらん通りのお店を物色しました。人混みがすごくて全部を見れたわけではないのですが、本との出会いって一期一会、ご縁が導くものだと思うので、ふと目に入って気になったものを買おうって気持ちで臨み、まあたくさん購入しました。現金オンリーかと思ったら、クレカ決済、QR決済に対応しているお店もたくさんあってありがたかったです。

おそらくこの二日間は日本中の本好きがこの地に集まるんだろう。何なら遠方からホテルを取って、まる二日間本を買いあさるんだろうな。なんてすばらしい本の街、神保町。私もこれからは折に触れて足を運びたいなあと思いました。食べ物屋さんも多いみたいだし、今度は時間をかけてゆっくり歩いてみたいな。ちなみに今回は時間がなかったので、お昼ご飯は丸亀製麺でした。

山菜おろしうどん!
「うまっ!」と喜んでいる次男くん

結び|本好きは黙って神保町へGO!

神保町で本に埋もれ、トークショーを堪能して充実した一日が過ごせました。神保町、マジ奥が深いです。本が好きな人は、特に目的が無くてもとりあえず行ってみるべき!素晴らしい専門書にたくさん出会えるかもしれませんよ。

最近特に感じるのですが、都内でもまだまだ知らない場所が多いです。まあ横浜もそうなんだけど・・・。コロナ禍があって、街歩きの楽しさを再発見した我が家なので、これからも「まだ行ったことがない場所へ行く」という人生の楽しみをたくさん見つけていきたいです。次はどこに行こうかな。

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