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『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を見てきたガチ勢の私が映画の感想を暑苦しく語る#ネタバレあり
こんにちは、水無瀬あずさです。
月初早々、仕事(副業)が忙しいのですよお・・・っ!たぶんピンポイントで今だけなんだけど、忙しくてnoteを書く暇がなくて、今日は一日ウオォォォォnoteオォォォォ!と思いながら過ごしました(真面目に働け)。だって先週映画を見たあの衝撃と衝動は、吐き出さなければ収まらないんだ・・・!
ってな具合で今回も『機動戦士ガンダムSEED』ネタでお送りするオタク回の後編でございます。前回のアニメSEEDあらすじ、思ったより多くの方に反応をいただけまして、さすがは名作だなあなどと感心しておりました。SEEDファンはアツい!
映画を見て私が感じたことなどをネタバレ満載でお送りしますので、これから映画を見るというかたは今すぐバックボタンを。ガチめにネタバレしていますのでご注意ください。映画をすでに見終わった皆さまは、きっとニヤニヤしながら読めることでしょう。個人的には、何かなーって感じの結末でしたが、それも含めて吐き出します!よろしくお付き合いくださいませ。
映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、2024年1月26日から公開されている『ガンダムSEED』シリーズの最新作です。『ガンダムSEED』のあらすじが知りたいという方は、私の前回記事を参照してください。
本作は、『ガンダムSEED』の続編である『ガンダムSEED Destiny』から2年後を描いた作品。いまだナチュラルとコーディネーターの戦争が絶えない世界線で、主人公キラとその恋人ラクスを引き裂く当て馬くんこと新キャラクター・オルフェが登場し、なんやかやキラとラクスがすれ違っている間に、喧嘩したり戦争が始まったり核爆弾が落とされたりしながら物語は進みます。世界のために命を賭して戦う人たちも、いろいろな思いや事情を抱えながら戦地へ向かっているんだよっていう描写なんだとは思うんだけど、核による戦争が導入部分でサラッと流される感じが、なんかなーって思ってしまった。
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出典:『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』本予告|Youtube
今回カギになるのが、Destinyラストで倒されたデュランダル議長によって提唱された闇思想ディスティニープラン。「遺伝子操作によってあらかじめ職業や生き方を定めてしまうことにより、世界から戦争を無くそう」とする新しい社会システムです。職業選択も、人生を選ぶ権利、恋人を選ぶ権利すら奪うトンデモ思想にキラたちは強く反対し、激しい戦闘の末に企みは阻止されました。
しかしこのディスティニープラン、デュランダル議長とともに遺伝子研究をしていたアウラによって、水面下でひっそりと実行に移されていた・・・というのが今回の話。実は当て馬くんをはじめとした新キャラクターたちとラクスは、アコードというコーディネーターの上位種的存在だったのです。何でもアコードは、他人の遺伝子に干渉できるらしい。それ何て超能力?
キラとラクスはお互い仕事が忙しく、なのに争いが一向に無くならない現状に焦っていて、なんだかすれ違い気味。そんな中、当て馬くんとラクスは『遺伝子で結ばれた運命の相手』であることが発覚し、キラ、ピンチ!っていうか当て馬くんの髪の毛のクセが気になりすぎて、セリフがほぼほぼ入ってこないんですがそれは。
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出典:『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』本予告|Youtube
当て馬くんは、運命の相手ラクスを手に入れるべくアウラとともに謀略を始め、国家と人類を巻き込んだむごたらしい戦争が繰り広げられていく・・・という物語でした。まあ最終的にラクスは当て馬くんを壮大に拒絶し、当て馬くんは逆ギレしてフンガー!となってキラに襲いかかります。が、二人の愛の力によって野望ともども粉砕され、ディスティニープランは完全に消滅したのでした。めでたしめでたし・・・って地球もプラントもボロボロなんですが。
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出典:『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』本予告|Youtube
3/1(金)の13:05からの回に行ってきたのですが、パンフレットを買おうと思ったらまさかの完売でした。今までいろいろな映画を見てきたけど、パンフレット完売は初体験です。どゆこと?席は平日なのでガラガラだったというのにね。まあ、あれば買おうかなぐらいの気持ちだったので、まいっか~って感じでした。ちなみにAmazonでは売っていた。転売ヤーどものしわざか・・・
水無瀬的みどころポイント
ということで、水無瀬的見どころポイントなどを書いていきたいと思います。見どころと言うより「気になったところ」のが多かったですが。賛否両論あるとは思いますが、個人の感想としてご覧くださいまし。
ストライクフリーダム、ジャスティス、ディスティニー、デュエル、バスター夢の競演!
今作最大の見どころはどう考えてもこれでしょう。旧式と言われようとも、ストライクフリーダム(キラ)、ジャスティス(アスラン)、デュエル(イザーク)、バスター(ディアッカ)がなにげに夢の競演を果たし、かつそこにシンのディスティニーも加わっているというところ。ファンからすれば「ふぉおおお!」ってなったところではないでしょうか!胸アツじゃー!
ちなみにイザークとディアッカは、前回のあらすじでは割愛しましたがザフトの軍人で、もとアスランと同じチームだった二人です。イザークはツンデレ、ディアッカはチャラい感じ。SEEDではキラと敵対するんですが、それも戦争によって倒された仲間のかたき討ちのためだったりして、本当の悪を前にしたときはキラやアスランと共闘するなど、実は良い奴キャラの二人ですね。好き。SEEDのエンディング後は二人ともプラントでかなり出世しちゃって、Destinyでは後方支援が多くなりました。
今回の映画では、イザークとディアッカの出番が少なかったのが残念でした。キラやアスランと共闘してほしかったのになあ。
キラは相変わらず腑抜けてた。
そもそも主人公キラという人は非常に心優しいという設定で、まあ悪く言えば優柔不断で、基本的に腑抜けています。うじうじと悩み泣き、誰かに殴られたりしてようやくハッと目を覚まして、本腰を入れて戦い始めるのがお決まりパターン。ああそうだった、私、この腑抜けモードのキラ、すげえ嫌いだったわあなどと映画を見ながら思い出しました。
戦争という重いテーマなので、悩んだり落ち込む描写が多いのは仕方ないと思います。それでも他のキャラクターは、前を向こうと空元気を出したり、気分転換しようと頑張っているのに、キラはひたすらに「なんで僕だけ・・・」とかウジウジ悩み、鬱々と落ち込み、めそめそと泣くんです。たぶんもともと根暗なんだろうなあ。
今回も例にもれず、ラクスを当て馬くんに奪われた(物理的に)キラはウジウジ悩み落ち込み、「僕たちはラクスに捨てられたんだッ」とか泣き叫んで、アスランに思いっきりぶん殴られます。いいぞもっとやれ。挙句の果てに「僕が戦うしかないんだ!君たちが弱いから!」みたいな暴言を吐いていてビックリ。わあガチ目にコイツ性格わるいぞってドン引きでした。シンはなんでこんなのに付いていきたいって思ったんだろうか。
激闘中に「愛だ!」とか叫んでた。
当て馬くんがラクスにハートブレイクで怒り爆発してしまい、モビルスーツでキラと対峙するシーン。シリアスなシーンですよ。コーディネーターより上位種アコードである当て馬くん、キラに対して「私より劣ったお前に何が残る!?」みたいな煽り発言をするんですが、それに対してのキラのセリフがなかなか衝撃でした。
「僕にはラクスの愛があるッ!」(キリッ!)
私ここ思わず吹き出してしまったんですが、みんな大丈夫だったんですかね。お前マジか?頭大丈夫か?って心から思ったシーンでした。いやまあね、愛は力をくれるものですがね、そこを否定するつもりはないけどね、ただそれ今言う・・・?
当て馬くんからすればハートブレイク直後に恋敵からこんなこと言われて、フンヌー!!なわけですね。激高します。そりゃそうだ、傷口に塩を塗り込まれたようなものですからね。ただ煽ったの君だけどな。
ってか今、世界や宇宙を守るすっごい重要な戦争中だと思うんですが、君たちいったい何をやっているのかね。
最終戦のご都合主義感がすごい。
前半はキラもシンもアスランもみんな、新キャラクターのアコードたちの攻撃に全然太刀打ちできず、ボコボコにやられ、すべてのモビルスーツも母艦も失うんです。そのくらいアコードが強いってことなんですが。
それが後半になって、それこそ旧式のフリーダムやディスティニーのモビルスーツが登場し、いざ最後の戦い!ってなったら、なんかみんなめっちゃ強いわけです。バトルものの後半にありがち、ご都合主義な「オラなんだか急に力が湧いてきたぞ・・・!」的なブーストがかかって、最後はみんな超強かったのがうーん・・・って感じでした。愛の力のおかげ?
敵からバトル中に「そんな旧式モビルスーツで何ができる!?」みたいな煽りを受けたとき、キラが「モビルスーツの性能だけが強さじゃない!」って返すんですが。とはいえ、やっぱ性能も大事じゃん?とも思うわけです。20年前のパソコンじゃ、どんなハイパーエンジニアだって思い通りに動かすのかなり苦戦するよね?(だってスペックが足らないから!)ってのと同じで。だけど後半ブーストがかかった状態なので、もはやスペックは関係ないって感じでアッサリ撃破していました。まあ主役級が強いのはいいことなんですがね。
ラクスだけなんかエロい。
SEEDシリーズのアニメは、女性キャラクターのお約束的お色気シーンがあちこちにありました。基本的に戦艦やモビルスーツに乗っていて衝撃を受けるシーンがあれば、女性陣はだいたい乳揺れします。あんなに揺れるっていったいどれほどのサイズ・・・?肩こらないの?と、微乳の私は甚だ疑問です。あ、嫉妬じゃないですよ決して。
今作の映画では、そういうのあまりないなあと思いながら見ていたんですが、最後の最後に来ましたね。ラクスの全身タイツ(?)だけが無駄にむっちりとエロいのです。最後、キラの機体に着ける支援ユニットをラクスが届けるというシーンで、ユニットに跨がったラクス、なぜかお尻のほうからのアングルで、むっちりボディが全身くっきり映っていました。そうか今回はここかあ・・・などと思っておりましたら、発進の時には激しい乳揺れ。そしてユニットを接続するとき、同じエロアングルで「ドッキング」というセリフ。もう絶対わざとだよね!?と思いながら、あまりにお約束すぎてニヤニヤしてしまいました。まあ、SEEDはこれがなくっちゃね。
キラのストライクフリーダムとラクスの支援モジュールがドッキングした直後、ラクスがなんかシャララーンってキラキラしながらフリーダム前で翼みたいのを出して浮いているシーンがあって、ここも「なんそれ!!?」と吹き出しちゃったシーンでした。ごめんなんかもう耐えられなかった。
最後はキラとラクスが裸・・・ファッ??
当て馬くんとのバトルを終え、世界は核やらレクイエムによってずったずたな状態だと思うんですが、まあめでたしめでたし。と思っていたら、オーブの離島(?)の海岸が映し出されます。今度はなに?と思って見守っていたら、海岸に佇むフリーダム、と・・・砂浜の上にはキラとラクスの服が脱ぎ捨ててあって・・・ん?服!!?
なんとラストではですね、海岸でまさかの全裸?のキラとラクスが手をつなぎ、口づけを交わすシーンでフィニッシュです。ファッ!!!?ってなりません?ここまであんなにいろいろゴタゴタがあって、最後それなんですかァァ!?その後二人はあれですかね、海岸でそのままセ(自粛)
SEED、SEED Destinyとも、最終回はラストバトルで傷つきながらも恋人と涙を流して抱き合い、仲間のもとへ戻っていく、あるいは仲間が迎えに来るというシーンでした。いいシーンですよ。それがそれが・・・20年の時を経て、最後はそれなのかーッ!?っていうね。愛はすべてを超えるのかもしれないけど、二人の世界にふける前に、ともに戦った仲間たちと無事を喜び合ってほしかった。正直私は納得できない終わり方でしたね。
まあたぶんアレですね、最終戦、コックピットでずっと二人密着していたから、ムラムラしていた愛が溢れちゃっていたんでしょうね。
主題歌がTMRとSee-Sawとか最高
映画のオープニングテーマはTMRこと西川貴教の『FREEDOM』、エンディングがSee-Sawの『去り際のロマンティクス』でした。アニメ初期の主題歌コンビですよ!この組み合わせてきてくれたのが超アツいです。
私、大学時代はTMRのガチファンで、ライブとかめっちゃ行っていた思い出があるので、SEEDアニメの主題歌を歌っていて歓喜したものです。映画の中盤でおなじみの『ミーティア』が流れたときは、ガチめに泣きそうになりました。いい曲なんよ。
そのほか映画の挿入歌には、アニメでエンディングやオープニング曲を歌った中島美嘉さんや玉置成実さんの曲も登場しており(どこで流れたか全然分からなかった)、曲についてもアニメファンには堪らないものになっていました。玉置成実さんのテーマソングも好きだったなー。
結び
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の個人的な感想を書き連ねてみました。はースッキリ。正直私は最後だけ腑に落ちなかったんですが、20年の時を経て劇場でキラたちを見れた感動は忘れられません。ぜひ続編を期待したいところです。イヤまじで。
SEEDのアニメが放送されていたころ、私はまっただなかのコスプレイヤーだったんですが、会場の女性の半分くらいピンク頭のドレスのお嬢さんで溢れていました。だいたい手にハロ持って。そのくらいSEED人気ってすごかったんですよ!なので、ぜひ若い現役のオタクのみなさん、これまでSEEDを見たことがなかった勢の皆さまも、今改めてSEEDの魅力を実感していただきたいところです。
ということで本日はここらへんでお開きです。今日は長男の塾の説明会と次男の学校の個人面談に行って忙しかったあ。これからカレーを作ります。
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