『詩の献血』
君は痛みの鉄塔にのぼり
あえて過去の呪縛霊を呼び起こし
冷たい炎の死骸を抱いて
むせるように呻き続ける
傷だらけの身体を軋ませ
結界の中で砕け散った血が
君の詩(うた)になる
血に飢えた人々のために
君はまた鉄塔に磔になる
滴り、晒された血だけが
生きた詩になる
水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。