Annaの日記 世界一適当な子育て論⑨
前回、母乳神話について書いたら、その数日後に母乳教の信者に出会った。
明らかに、育児はうまくいっていない感じがし、お母さんはガリガリで夜中も毎時間のように泣くので、ヨナヨナ授乳をしているから寝不足で私より一回り年下なのに老けて見えた。
食事もままならず母乳の為にサプリを飲んでいると言っていた。
人の育児に口出しが出来るほど私はちゃんとしていないし、私の話なんて聞いたら母乳信者はパニックを起こすんじゃないかと思いもう一人のママさんの話をふんふんと聞いているだけにとどめた。
そのアドバイスをしたママさんは4人のお母さんで子育てのプロ。その人の言う事なら説得力もあり、色々話をしていたが、本人は上の空。
聞いてないというか聞かないふりというか、間違いを認めたくないというか、育児書・助産師さんのいう事以外は信用できないという感じだった。
だから今こうなってるんだろ・・・
・・・とつっこみたくなるのをぐっと抑えた。
母乳免疫が一番の愛情であり、自分を犠牲にしてでも赤ちゃんに尽くしそれが母親であり、母性だと。
もう早くうつ病になって病院で診てもらったほうがいいんじゃないかと思うような母親だった。
というか、もうなってるんじゃないかと感じた。
解決の糸口を見つけようとせず、育児書に「〇〇か月になったら落ち着いてきますから」「今だけと思って子供の気持ちに寄り添って」とかその経典(育児書)のいう事を神頼みのように信じて毎日をやり過ごしている。
なぜ赤ちゃんが泣いてしまうか、
なぜそこまで頻繁に授乳が必要なのか・・
「おっぱいは赤ちゃんが欲しがるだけあげましょう」なんて、無責任な事を経典が書くからこんな事態になってるのだ。
SNS嫌いの私が、この文言は好きで妊娠中から記憶していた文言がある
「寝る子が育つ」のではなく、「寝られるから育つ」
似ているようで全然違って、言われていれば当たり前だけど、ずんごくしっくりときた言葉。
寝られるには栄養が必要。乳児だって、幼児だって、低血糖を起こす。
栄養状態が満たされていない赤ちゃんはよく泣く。
少しの音や振動に敏感になりやすい。
熟睡でき名うて細切れに泣く。
私の娘は本当に新生児からよく寝ていた。
長くも寝られる。
それはやはり、お腹が満たされ、栄養が十分にいっていたからだと思う。
ミルクは濃くて栄養満点。哺乳瓶からで
吸い口が緩く飲みやすいので、満足度が高い。
細い体で、慢性的な睡眠不足でストレスマックス。授乳と抱っこで自分のご飯はインスタントラーメン、栄養はサプリで補う。
こんな乳がおいしいわけがない。
子供の腹が満たされる訳ない。
母乳信者に言いたい。
ミルクにヒ素でも入っているとか本気で思っているんですか?
違うなら、なぜミルクがいけないのか冷静にもう一度考えたらいい。
ミルクを飲んで、赤ちゃんが寝てくれて、その間に自分も寝て体力を回復して、最低限自分のご飯くらいは作れるようなリズムをとらないと、離乳食が始まった時にもっと苦労をする。
栄養失調の状態が半年近く続いた子が、いきなり人間のご飯を食べておいしいと感じるわけがない。
食も細いし、まずもって食べる事に対しての楽しみや意欲がない。
その時にはより、母親の乳の質も量も減り余計に対処できなくなってくる。
ご飯を食べてくれないからと、お菓子ばかりをあげて、そういう子は元々の胃袋が小さいから、余計ご飯を食べなくなる。
栄養は偏り、お菓子は虫歯になる。身体的な事だけでなく、知能にも成長の違いが出てくる。
こだわり続けた「免疫」なんて、半年そこそこでなくなるのに、そんな栄養不足な子は体調を崩しやすく、治りも遅い。
食べる事は生きる事。
自己満足で母乳で育てる事に「私、母親してる!」なんて思っているなら、その考えは今すぐすてて、ドラッグストアにいって「はいはい」でも買いなさい。
あ、ワタシ何そんなにこだわってたんだろ
と、目が覚める日が必ずくる。