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君と奈良(きみとなら)も京都も

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note写仏部の人々はなぜか奈良が気になる。君となら、奈良に行きたい。奈良には一体何があるのでしょうか?奈良についての記事を集めます( ´艸`)集めには行かない( ´艸`)自然に…
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2024年7月の記事一覧

京都で会いましょう~前編~

 昨夜、実写の『BLACK JACK』を観て、慌てて本棚から『BLACK JACK 1』を出して来て読んだところ、恐ろしいことに漫画のブラック・ジャックが高橋一生にみえてしまって、そんばかな!露伴先生以外にブラック・ジャックにも見えるだなどと、あってはならない高橋一生、と愕然とし懊悩している吉穂です。  私のブラック・ジャックの脳内再生はずっと大塚明夫さん(声だけ)だったのに……なんということ。アッチョンブリケ!! 京都の話です。  6月某日、「京都サミット」が開催されま

奈良公園周辺✿依水園と小池と寧楽園と吉城園

奈良公園西側 「依水園」「寧楽美術館」 奈良市内の人からも存在を忘れられがちな場所です。 江戸時代にできた「前庭」 明治時代にできた「後庭」 の二つの庭からなる回遊式庭園です。 まずは前庭。 後庭のほうが広いです。 7月の蓮の池といえばこれ! 南宋の楊万里「小池」 「泉眼無聲惜細流,  樹陰照水愛晴柔。  小荷才露尖尖角,  早有蜻蜓立上頭。」 泉は声なく細流を惜しむかのよう 晴れた日の水に映る木陰が柔らかくて好き 蓮は尖り その上には早くもとんぼ 「小荷才露尖

【京都旅3日目①】あんこ奥嵯峨へ行く〜愛宕念仏寺

つづきです 3日目も①②③の予定で書きます ※タイトル画は京都観光NAVIより拝借 ▽前回はこちら 京都旅2日目は伏見稲荷から宇治平等院まで 早朝より詰め込みすぎの旅程で足がガクガク 京都3日目の予定は鞍馬山からの帰りに一乗寺界隈を また山なんですね 山を歩くんです 行ったことないから、どの程度の山なのか? 朝になっても全然足が回復していないので自信ないです。 ということで あっさり予定変更! 気兼ねなく気楽でいいっすね んっと、じゃあどこに? そうねぇ、行きた

唐招提寺と安と蓮

唐招提寺の最寄りの駅は奈良市近鉄西ノ京駅。 京都から見て西ではありません。平城京宮を真ん中に考えて西ってことです。京終(きょうばて)も、平城京からみてのはなし。奈良市民でもまさかの誤解をされている人が少なからずいるのですが・・・ 駅から唐招提寺へ、道なりにいくと素敵なレトロ看板があります。 初夏は唐招提寺を含め、西ノ京~西大寺の西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺がちからをあわせてロータスロードという企画をしているらしいです。共通パスとか記念品とかがあるらしいです。でもわたし

暑いので、洛北の苔庭で涼んできました。

オススメの社寺⑩   蓮華寺と圓光寺 蓮華寺 山号 帰命山 宗派 天台宗 本尊 釈迦如来 京都市左京区上高野八幡町1 関西ではCM流れないから知らなかったけど、「そうだ京都、行こう。」キャンペーンCMの舞台になっているようです。    圓光寺 山号 瑞巌山 宗派 臨済宗南禅寺派 本尊 千手観音 開基    徳川家康 京都市左京区一乗寺小谷町13

【京都旅2日目④】あんこ平等院へ行く

▽①②③はこちら たまたま寄った中書島を後に 宇治駅ホーム 電車を降りた途端に美少女たちがお出迎え 本日3ヶ所目の目的地到着 十円硬貨に刻まれた鳳凰堂や一万円札(旧札?)に描かれる鳳凰でおなじみの世界遺産平等院へ初来訪 修学旅

ぶらり京都【後編】

インバウンドで賑わう京都も、有名観光地から外れると、途端に人影が薄くなる。 国立博物館で「雪舟展」を観たあと(雪舟のみならず、江戸時代までのあらゆる著名絵師作品のオンパレードだった。よくぞこれほど集めたもの!)、高校の修学旅行以来となる三十三間堂にお参りし、養源院、法住寺の前を通って、新熊野神社へ足を伸ばした。 新熊野神社は、熊野詣を厚く信仰した(というより、偏執的に参詣を繰り返した)後白河上皇が、熊野は遠すぎるというきわめてわがままな理由で、ついに都に勧請してしまったお

あをによし 【吉野の夏は、あをとかえる】奈良あるき 前編

珍しく休みの土曜日の昨日。 ひーさんと作業を予定していたが、彼女に急用ができたと前日に連絡が入り フリーになった。 さてどうしよう・・・ そうそう吉野へ夏の間に訪れたいと思っていた ということで、この日に決定! 本当は本日七月七日、金峯山寺での『蓮華会』『蛙飛び行事』があり、 一度観てみたいと思っているが、仕事で無理なので今年も残念ながらパス。 今回も長い記事(大量の写真)になります。 近鉄吉野線で終点吉野まで。 土曜にしてはだいぶ空いてた車内。 そして終点吉野

丁稚奉公と梯子🪜

さて奈良を愛するミルコが 観光案内にトライしたいと思います💁‍♀️ 環濠集落「今井町」♡ 堺の豪商達からみてもかなりの重要スポットですよ♪。 いつの時代だったかよく覚えてませんけど、とっても重要です。 勝手に調べてください。 環濠集落というのは 水路でぐるりと取り囲んである 集落です。 敵が攻め入ってきても 大丈夫なように  水路作ったんですよねー❣️ 当然大事なものがあるというわけです。 それがなにかは知りません。 探ってください。ご自身で。 ミルコは今日も不親切

【京都旅2日目①】あんこ、お山する

さて、京都旅2日目 初日が長すぎたのでので①〜③に分けます。 ▽1日目はコチラ さんちゃん紹介のいつきさんの賑やかし帯を使用させてもらっちゃいます。 (あまりに可愛いので前回1日目のもあとで編集しよ) 先ずは、伏見稲荷大社へ 過去に何度も訪れた京都の町だけど、伏見稲荷大社だけは連れていってもらえなかった。 お稲荷さんは狐だからって。 狐だから? 狐は人を化かすからダメなんだって。 ふぅ~ん。こりゃ絶対行けないな。 そう思って諦めていた。 もう反対する人はいなく

ぶらり京都【前編】

5月の下旬、思い立って京都に行ってきた。 国立博物館「雪舟展」と、国立近代美術館「富岡鉄斎展」を、どうしても観たかったのだ。 雪舟も、鉄斎も、これまでほとんど実物に接したことがない。 観ないまま死にたくはない。 小林秀雄の新潮文庫「モオツァルト・無常という事」は、もう何度読み返したかわからないけれど、その中に「鉄斎」「雪舟」の小文が含まれていて、ずっと想像の世界で二人の絵を鑑賞し続けてきた。 画集やネットで写しに触れることはできるが、それよりも小林の文章の方が余程、真に迫っ

【京都旅1日目】あんこ、いよいよ旅に出る

いつか京都に行こうよ。 案内するよ。 そう言われて毎年決まって訪れることになった町。 すっかり気に入って、退職したら1年間だけ移住して、この町の四季を感じたいと思っていた。 そう考えていた。 その後には… 人生なんて計画通りにはいかないもんだ。 あっさりと覆された。 思い出がありすぎて、もう西へは、特に京都には1人で行くのは辛いな そう思っていた。 でも、いつかはまた行きたい町。 約束したのに、まだ行けていないところがあったし。 やっぱり、この町が好きだから。