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基礎練習の変拍子で踊れ



水彩画のような雲を追った帰路、夕陽を背負った各駅停車が昔住んでいた町を横切った。


落ちる月、新しくなった駅舎、チカチカ光る看板、商店街の跡地

モノローグの彼方で泳ぐ君に対してではなく、あの町に恋をしていたと今更気付いてしまった。


















驚き戯けて踊れ、例え踊り方が分からなくとも
君が動けばそれは踊り。