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【くらしの東洋医学 鍼灸で元気に】季節はもう秋!?
千葉市内、千葉駅すぐ、女性と子ども専門鍼灸院『鍼灸 あやかざり』です。いつも【くらしの東洋医学 鍼灸で元気に】の記事をお読みいただき、ありがとうございます。
まだまだ、体温を超えるような猛暑・酷暑の毎日が続いており、秋といわれてもピンとこないですが、先日8月7日(土曜日)は、二十四節気では『立秋』にあたります。
この日が、暦の上では秋の季節のはじまりとなり、『立秋』から『立冬』までの間が、秋の季節となります。そう、確実に季節はすすみ、秋は既に始まっているんです!!
1.二十四節気とは
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二十四節気とは、古くは中国から伝わってきた暦(カレンダー)で、太陽の動きをもとに一年を二十四等分して、それぞれの等文点に季節や気候を表した名称をつけて配置したものです。
現代カレンダーでは、1月1日から一年がはじまりますが、二十四節気では、立春(毎年2月4日頃)が一年のはじまりとなり、六節気ごとに季節がすすみます。
秋は立秋からスタートし、次の6つの節気が含まれます。
<秋>
・立秋(りっしゅう) 秋のはじまり
・処暑(しょしょ) 暑さがやみ、涼しくなりはじめる
・白露(はくろ) 秋らしい気配、草花の上に白い露が目立つ
・秋分(しゅうぶん)昼と夜の長さがほぼ同じ日。秋の彼岸の中日
・霜降(そうこう)朝や夕方の気温が下がり、霜が降り始める
・寒露(かんろ) 晩秋から初冬にかけて、露が冷たく感じられるころ
2.立秋は最も暑い
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秋とはいっても、実際の立秋の頃は、毎年、暑さがピークとなる頃です。
立秋以降の暑さを残暑といいます。これ以降、暑くなったり涼しくなったりを繰り返しながら、気温が徐々に下がり、本格的な秋を迎えていきます。
3.残暑見舞い
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お家に届くお手紙をみてみましょう。手紙文のあいさつで使用する暑中見舞いの言葉は、立秋をさかいにして残暑見舞いにかわります。
4.秋の気配は空から
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ふと空を見上げてみると、そこにも秋の気配が・・・。
立秋をすぎたお盆のあたりから、夏の入道雲や積乱雲とは少し違った雲がみられるようになります。代表的な秋の雲は、うろこ雲・さば雲・いわし雲。空の高さも、夏に比べて少し高く感じられるようになってきます。
5.東洋医学と秋のからだ
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東洋医学では、陰陽という物差しを使い、物事をみていきます。
自然界では、立秋の前である夏至の頃に、天の陽気が最高潮に達します。それ以降は陰気が少しずつ増し、その分陽気が減っていき、次の季節である冬へと向かっていきます。夏は陽の季節、冬は陰の季節、春と秋はそれぞれの移行時期にあたるというわけです。
この、陽から陰へ変化する秋の季節の、体調不良の代表的な症状として、
1)秋バテ(倦怠感、めまい、不眠、集中力の低下、肩こり、頭痛、食欲不振、胸焼け・胃もたれ など)
2)喉の症状(乾燥、咳 など)
3)花粉症(鼻水、目のかゆみ、咳 など)
があります。
一般的にはあまり知られていませんが、実は、これらの体の不調に対しても、鍼灸は効果を発揮し、症状を軽減させることが可能です。
これらの症状のひとつひとつに関して、東洋医学的にどのようなメカニズムで症状がおきるのか、鍼灸では、どんなアプローチができ、症状の改善に導くきことができるのか、次回以降、ご紹介していきたいと思います。
鍼灸 あやかざり
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