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awano
2016年7月26日 01:51
こんばんは。今日扱うのは森岡貞香『百乳文』です。1991年、砂子屋書房刊行。第六歌集。今回は現代短歌文庫の『森岡貞香歌集』(2016年、砂子屋書房刊行)を読みました。森岡貞香は1916年生まれ。早生まれっぽいので、1915年生まれの加藤克巳とかと同学年のようです。この二人は亡くなったのもそれぞれ2009年、2010年と近いので、同じ時代を生きた歌人、って感じなんですかね。ふたりとも長生きだなあ
2016年7月22日 02:31
こんばんは。今日は古い歌集を扱おうとおもいます。佐藤佐太郎『帰潮』です。「きちょう」と読みます。1952年、第二書房刊行。第5歌集です。今回読むのは文庫版です。こちらは1992年、短歌新聞社刊行です。佐藤佐太郎は1909年生まれ。 斎藤史と同じ年ですね。一つ上(1908年)に窪田章一郎、三つ下(1912年)に宮柊二。四つ下(1913年に高安国世、近藤芳美。ふむふむ。※宮柊二、高安国世、
2016年7月19日 01:40
こんばんは。少し間があいてしまいました。今回扱うのは吉野裕之『砂丘の魚』です。2015年、沖積舎刊行。魚にはうおとルビが振ってあります。あと、吉の字は下が長いほうです。吉野さんは1961年生まれ。大塚寅彦とかも同世代です。1960年生まれに大辻隆弘、1962年に俵万智・穂村弘・荻原裕幸など。同世代にいろんなひとがひしめいていますねえ!おおよそ80年代後半のニューウェーブの時期に出始めたひと
2016年7月12日 01:31
こんばんは。今夜扱うのは我妻俊樹『足の踏み場、象の墓場』。2016年、短歌同人誌『率』10号に誌上歌集として掲載されました。我妻さんは1968年生まれ。この年は千葉聡さん、森井マスミさんなどと同じです。吉川宏志さんも1969年1月生まれだったはずなので同学年ですね。 にせものの貴方が(きれい)ずぶ濡れで足りないねじはバイクから摘む我妻さんの歌は散文化の難しい圧縮や接続がなされててなか
2016年7月10日 01:19
こんばんは。今日取り上げるのは花山周子『屋上の人屋上の鳥』です。2007年、ながらみ書房刊行。花山周子さんは1980年生まれ。石川美南さんや岡野大嗣さんと同じ歳ですね。岡野さんは確か元日の生まれ(私と1日違い!)なので学年は違うと思いますが。よく言われるんですが、この歌集は収録されている歌の数がとても多いです。あとがきによると860首。ちなみに斎藤茂吉の『赤光』の初版は834首収録だそうで
2016年7月6日 00:30
こんばんは。ひきつづき、内山晶太『窓、その他』を読んでいきましょう。明日朝はやいんで軽めにできたらいいな。 にんげんのプーさんとなる日はちかく火の近く手を伸べてぼんやり日はちかく、火の近くで対句しながら切れをつくってゆくスタイルですね。ふしぎ。内山さんの歌では自分も含めた「人間」という存在をちょっと俯瞰する視線が出てきますね。昨日の「人界」の歌もそうだけれど。この歌では、にんげんがく
2016年7月5日 02:07
こんばんは。今日読んだのは内山晶太『窓、その他』です。2012年、六花書林刊行。タイトルは「まど、そのほか」と読みます。ちなみに発行元は「りっかしょりん」。内山さんは1977年生まれ。その1でもちょっと触れましたねー。ちなみに黒瀬珂瀾さんもこの年です。多いなあ。ラッキーセブンなのかな。今日は平日・夏バテ・バイトの後ということであまり読み進められず、次回と2回に分けて読んでいきます。
2016年7月3日 21:12
7月3日。今日は五島諭の『緑の祠』。2013年、書肆侃侃房刊行。五島さんは1981年生まれ……ということは酉年ですね。永井祐さんも1981年生まれ。でも学年は永井さんの方がひとつ上だと聞いたことがあります。(定かではないけど)ちなみに私も1993年生まれで酉年です。同じく酉年の1969年生まれには吉川宏志さんとかがいます。年齢の話はおいといて、歌の話にいきましょう。『緑の祠』については
2016年7月3日 00:43
今日読んだのは、盛田志保子の『木曜日』。2003年、Bookpark刊行。 盛田さんは1977年生まれ。77年といえば染野太朗・内山晶太・田村元などの世代ですね。内山さんと田村さんは早生まれですが。(余談だけれど私はこういう、「誰と誰が同じ年か」みたいなのを調べるのがすごく好き。)さっそく歌を見ていきましょう。以下引用は『木曜日』からです。 誰ひとり年を取らないギャグ漫画夕日に