「BASEはカプセルなのに、なぜGROWは粉末?」菌を最大限育てる追求とこだわり。aub GROW商品開発の裏側に迫る。
こんにちは。AuB株式会社の安部です。弊社は『すべての人を、ベストコンディションに。』というミッションを掲げ、腸ケアプロダクトを開発・販売している会社です。
「なんでBASEはカプセルなのに、GROWは粉末なんだろう」
皆さんは、そう疑問に感じたことはありませんか?2022年5月にローンチし、菌を「育てる」に特化したaub GROWですが、実は商品開発段階で、さまざまな議論が行われていました。
菌を「育てる」ことに妥協しないための意思決定。菌を育てるにフォーカスしながらも、毎日飲んでも飽きない味にするためにはどうしたらいいのか。今、多くの人に愛用いただいているaub GROWですが、腸活のプロフェッショナル達がたくさんの議論の末たどり着いた努力の結晶なのです。
今回は、研究統括の冨士川に、今まであまり明かされてこなかった、aub GROW商品開発の裏側について話を聞きました。
関わるステークホルダー全員に支えられてできた、aub GROW
-- 今日は少しマニアックな話をしようと思って。aub GROWの製造過程を知りたいです。
冨士川:これを聞いて皆さんが面白いと思ってくださるかどうか不安なのですが…(笑)
-- 面白さではなく「安心」をしてもらいましょう!笑
冨士川:aub GROWの製造工程は大きく4つ分かれています。混合→造粒→充填→包装です。
-- ちょっともういきなり難しくなってきました…
冨士川:ほら(笑)でもせっかくなので続けます。
混合は、配合する原料を秤量した後、機械で混合することを指しています。造粒は水への溶けやすさなどに影響するもので、小さな粉末を熱風で乾燥させつつ霧化した微細な水を吹き付けることで、粉と粉をくっつけてより大きな粒(顆粒)にする工程です。
-- そうやって説明してもらうとイメージ湧きやすいです。
冨士川:まずはこの混合と造粒工程を経て、機械にて粉をスティックフィルムへ充填していきます。
-- ここまでくると、商品の原型が分かりますね!
冨士川:最後の包装では充填されたスティックを化粧箱へ詰めていくのですが、GROWはここの工程が特殊です。
-- ローテーション摂取だからですか?
冨士川:正解です。
aub GROWは1,2,3の3種類をローテーションで飲んでもらうことにこだわっていることから、1箱に3種類が入るアソート仕様になっています。実はこれ、工場泣かせの無理難題なのです。
-- どうしてですか?
冨士川:本来、1箱に1種というのが基本です。1箱1種であれば機械で包装していくことが可能です。しかし、1箱に3種となると機械で対応ができず、包装作業全てが手作業になります。そうなると…
-- 費用や時間が余計にかかる…?
冨士川:その通りです。費用については致し方なく、コストアップを許容せざるを得ませんでした。
時間がかかるというところについては、工場にも無理を言ってなんとか最大限協力いただき、包装工程での人員を、従来の3倍配置いただくことに協力いただきました。
-- そんな経緯があったんですね。改めて、aub GROWは我々だけではなく、ステークホルダー全員に支えられて商品化できたことを実感しました。
冨士川:間違いないです。
ベストコンディションをお届けするためには欠かせない判断だったと思いますし、ご協力いただいたすべての方に感謝ですね。
「aub GROWの存在意義は何か」目的思考を忘れなかった商品設計へのこだわり
-- ところで、GROWはBASEと違ってカプセルではなく、粉末ですよね。これだけ複雑で難しい製造工程になるならば、粉末にしなくてもいいのかな?と思ったのですが…
冨士川:確かに、カプセルには味がないので好き嫌いがない一方、GROWには味があり好き嫌いも出てきますしね。
ただ、GROWの目的は菌を育てること。商品開発のコンセプトは「多様な菌には多様な食物繊維を」なので、その目的を最大限叶えるために、カプセルではなく粉末にする必要がありました。
-- 詳しく知りたいです!
冨士川:端的に言うと、AuBが理想とする「菌が育つ」を叶えるために配合するべき成分量の関係上、カプセルタイプが難しかったんです。
食物繊維はある程度の量が必要なので、カプセルで摂取しようとすると数十粒の摂取が必要となります。そうなると、粉末を水に溶かして飲む方が飲みやすいよねと。
-- 目的ドリブンで考えた結果の意思決定ということですね。
冨士川:はい。やはり皆さんがaub GROWに期待していることは「菌を育てること」だと思います。
確かにカプセルの方が味がなくて味の好き嫌いは出ませんし、水に溶かすといった工程が省けるので手軽だとは思います。
でも、一番期待してもらっていることを叶えなければ、プロダクトを提供している側として価値提供できていないと言うことだと思っているので、妥協できなかったですね。
-- 逆に言えば、そういった妥協は一切しなかった商品ってことですよね。
冨士川:もちろんです。菌を最大限育てるために、菌の良質なエサとなる食物繊維やオリゴ糖を出来るだけたくさん入れることを追求し、海藻や野菜、穀物や酒粕発酵物、果物などを3包に使用することができました。
3つのタイプで50種類以上の原料を使用することは簡単なことではなかったので。
-- 僕自身も「なぜBASEはカプセルなのに、GROWは粉末なの?」とAuBに入社する前からずっと思っていましたが、こう言う過程や想いをきちんと話せば皆さんご理解いただけそうですね。
冨士川:こういった話はあまり世に出ないですからね…。
でも、こうやって話す機会がもらえてよかったですし、今、aub GROWを愛用いただいている方達にはぜひ知っていただきたいと思っています。
菌を育ててコンディションの土台をつくるマルチファイバーミックス aub GROW
今回の記事でご紹介した、菌を育ててコンディションの土台をつくるマルチファイバーミックス「aub GROW」