マガジンのカバー画像

随筆

59
運営しているクリエイター

#日本

新年

新年

晴れた空。
高く薄い雲。

白く光る太陽と、厚着をした僕。
新しい年。

心は跳ね踊る事なく、去年までの疲れが心に毒杭のように残っていて、それでも新年を迎えて、少しだけ前を向こうという意識だけを少しだけ掘り起こした。

僕の目から見れば、今、経済は悪い方向に進んでいて、労働環境もだんだんと厳しくなっていく流れの中にあるような気がしている。
穏やかさを装った無関心が経済の悪化を放置して、誰も何も変わ

もっとみる
本土決戦と空軍

本土決戦と空軍

日本経済の状況と前の大戦を比較して考える。

日本経済は膨張し、日本企業の多くは海外進出を果たした。
軍事では幻として消えた大東亜共栄圏は日本の強力な経済により、再度出現しつつあった。

中国、韓国、マレーシア、ベトナム、タイ、インド、シンガポール、カンボジアなど、多くの国々に日本企業工場が出来、アメリカやヨーロッパ、ロシアに対しても大規模な輸出行動を成功させていた。

人命を奪う爆弾ではなく、価

もっとみる
苦難

苦難

甘ったれた精神には甘ったれた思考しか宿らない。
時にそれが必要になる事もある。

甘ったれた精神は甘ったれていない精神から拒絶反応を食らう事はあるけど
それは結局余裕が作り出した産物である。
甘ったれていない精神は余裕を作り出し、余裕は甘ったれた精神を作り出す。

余裕は発酵したアルコールのように、人間によって造られ人間をダメにする。

そして沢山の人間がダメになって、それからまだ新しい社会を作る

もっとみる
国防視点でウクライナ情勢を見る

国防視点でウクライナ情勢を見る

どうしても、この話題について書くと、きな臭い匂いが漂ってしまいます。
実際ミサイルが銃弾が飛び交い、戦車が破裂しヘリコプターが空気を切り裂いているのですから、きな臭いのは当然だと言えば当然ですが。

僕が今回、この記事を書こうと考えたのは
自分のスタンスを明らかにしておきたいと願ったからです。

イデオロギー的な視点で西側に偏りがちな情報環境にいる中、自分自身がウクライナ側に肩入れしたモノの見方を

もっとみる
日本の投資家と労働者の皆様へ

日本の投資家と労働者の皆様へ

岸田首相の金融所得増税に関するお話です。
非常に重要な事だと思い、本記事を作成させて頂きます。

私達の社会は資本主義社会です。
資本主義=資本を元に人間の活動を行う社会です。
また別の見方からすれば価値や生産を資本によって管理、運用、共有する社会だと言えます。

冨の流動性は豊かさになります。
逆に言えば、流動しない資本は豊かさを生み出しません。

私達の社会は資本の流動性によって豊かさを享受し

もっとみる
日本経済を思う

日本経済を思う

2020年後半。

久々に総理大臣が入れ替わり、米国の中国の経済戦争とも評される国際対立の中で自らの国際的立ち位置を選択していかなければなりません。

その中で米国での新型コロナウィルスの影響はかなり深刻な状況に陥り、日本でも感染は拡大を続けています。

政治的意思によって、警戒レベルが引き下がったなどという話を耳にしても、僕達の実感は専門家会議が打ち出した結果と言われても到底納得に至っておらず、

もっとみる