報連相の量 ~多ければ良いってものではない!~
こんにちは! あたたけ です。
仕事をする上で報連相(報告・連絡・相談)をしっかりするというのは今さらな話ですね。
実際に大事なのは『報連相という行為』よりも『(悪いコトも含め)報連相しやすい文化』なんですけどね。
なので、『報連相を受ける側(≒文化を育む側)』の『傾聴』が大事というのと裏表の関係なんだろうなぁと思います。
最近よく聞く『心理的安全性』も結局のところは同じことなんでしょうね。
そんなこんなで『報連相できる環境』が整ってきたのは良いことなのでしょうが、その弊害なのか『なんでも言えば良い』と考えている人も増えてきたような気がします。
『何が言えるかが知性、何を言わないかが品性』というのはSNSへの向き合い方で聞くことがありますが、同じように『あえて伝えない判断』ができないのか、『大した内容ではないことも全部伝える』という、情報量の問題で疲れることがけっこうありまして。。。。
さらに、『そっちは報告ないんかい!!』とか、伝える内容の判断がビミョーなこともあったりなかったり。。。。
と、エラソーに言いつつ、あたたけが報連相をする側として適切にできているか、迷惑をかけていないのかはわかりませんが。
さて、改めて『(仕事での)報連相で何を意識するのが望ましいか』を考えると、具体的に言葉にするのが難しいものですね。
ただ、『報連相を受ける立場』として考えてみると、報連相の次の段階は『情報を受けて何をするかの判断』というのは理解しておくべきでしょう。
そう考えていくと、『判断のタイミング(今判断すべきか、現時点では保留で良いのか)』を意見として提示できるよう、報連相する側は考えておいた方が良いだろうなぁと思います。
あと、個人の見解・推測は『判断のノイズになりかねない情報』ということも理解しておいた方が良いかなぁと。
『主観と客観は分けろ』って話ですね。
また、時間とともに状況は変わる、情報の質・量は上がるものです。
重篤性・拡大性が低いことであれば、報連相を『保留する』『状況・情報がある程度固まってからにする』のも正しいと思います。
当然、重篤性・拡大性が高いことでも、単に今ある情報をすぐに伝えるだけでなく、(時間が許す限りは)質・量を上げるために積極的な情報収集をするべきでしょう。
まぁ、しれっと『重篤性・拡大性が低いこと』とか書きましたが、この判断が難しいんですけどね。
そもそも情報が少ないと判断できません。
で、追加情報収集をするわけですが、収集方法が『人に聞く』の場合、その人の負担が増えることも理解しておいた方が良いだろうなぁと思います。
『興味だけの情報収集で相手の仕事を増やす』は論外ですからね。
あと、重篤性に関して言えば、自分に関わることって『重篤性は高く見積もりがち』です。特に品管の立場では。
さらに言えば『品管からの情報を重篤性があると受け取られがち』で、相手の負担増になりやすい自覚を持ちたいものです。
結局、この辺りの重篤性・拡大性判断はやっぱり『全体最適』が基本なんだろうなぁと思うんですけどね。
一昔前は『情報を絞ることで相手をコントロールする』『情報を持つことで実権をにぎる』みたいなことも普通にありましたので、情報を出さないことも大きな問題ではありますけどね。
『情報を出しすぎること』が相手(あるいは組織全体)の負担&混乱に繋がることも覚えておきたいものです。
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ではでは。今回はこの辺りで!
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